友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

歴史の転換点にいる

2024年05月02日 17時55分05秒 | Weblog

 アメリカの大学で、反戦デモが拡がっている。大学構内の建物を占拠し、バリケードを構築したりしている。学長の要請で警察隊が突入し、学生の逮捕・排除が始まると、学生たちはいっそう反発し、過激化していった。

 それにしても、アメリカの大学は緑に包まれている。緑の芝生にたくさんのテントが張られ、まるでピクニックのような抗議運動である。「警察に逮捕されたり、大学側に抑圧されたりしている学生を見て、自分たちも声をあげないといけない」と、参加する学生は言う。

 イスラエルのガザ攻撃に反対する運動もあれば、紛争それ自体に反対する運動もあり、反ユダヤ主義と親パレスチナと立場の違いもある。セクトの対立も激化していて、互いに相手を罵り、暴力で叩き潰そうとしている。

 日本の1970年代の学生運動を見ているようだ。戦争反対を唱え、暴力を否定するのに、なぜ、意見が違う相手には暴力を振るうのだろう。アメリカ政府がイスラエルやウクライナに、軍事支援を続けているから紛争が長引いているのに。

 まず学生たちは、アメリカ政府に軍事支援を中止せよと要求にすべきだろう。学生たちの抗議運動が一般市民に支持され、大統領選挙にまで運動の影響が広がるなら、学生たちの運動はまさしく政治運動に成長していくはずだ。

 自由の国、アメリカの学生は今、歴史の転換点に立っている。アメリカの大学で始まった反戦運動が、ヨーロッパやアジアや日本へと、拡がることは必至のように見える。そうならなければ、人間の歩みはあまりにも遅い気がする。

 明日からは4連休、毎日が休みの私には、テレビに映されるゴールデンウィークの様子がなぜか羨ましい。そう言えば若い頃は、家族揃ってあちらこちらへと出かけていた。今では「家に居るのが一番いい」のだから、情けない。


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