夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ゲッタウェイ スーパースネーク』

2014年09月26日 | 映画(か行)
『ゲッタウェイ スーパースネーク』(原題:Getaway)
監督:コートニー・ソロモン
出演:イーサン・ホーク,セレーナ・ゴメス,ジョン・ヴォイト,
   レベッカ・バディグ,ブルース・ペイン他

いったい何回目か、ダンナの「今年最後の出張」(笑)。
と言っても去年までのような2週間以上の出張ではなく、
週明けに出発して週末には帰国という短期出張。
ちょこちょこ用事をこなしながら毎日1本以上は映画を観ることに。

秋分の日、午前中は予定あり、そのまま車で大阪市内へ。
気になる映画は数本あるものの、どれも決定打に欠ける。
紙に書き出した鑑賞候補は梅田でなら3本、なんばでなら2本。
作品自体が決め手に欠けるなら、鑑賞にかかる金額で決めようと思ったら、
映画鑑賞料金と駐車場料金との総額はどちらも同じ。
悩みに悩んで、同額ならば3本観られる梅田にしようとスカイビルへ。

ところが、このごろ観光地化しているスカイビル、どこのコインパーキングも満車。
これで踏ん切りがつき、そのままスカイビルを素通りしてなんばまで。
日本橋駅付近のタイムズに駐車してTOHOシネマズなんば別館へ向かいました。

余談ですが、TOHOシネマズなんば別館近くのローソンは、
店員さんがほぼ100%、中国人ですね。
100%じゃないかもしれないけど、私が寄ったときは100%。
長蛇の列を達者な日本語でさっさか捌く礼儀正しい店員さんたちにいつも感謝。

このところのミュージカルばやりには驚きますが、今年はなんだか車関係の映画も多い。
そんな映画には出そうにもないイーサン・ホークに興味が湧き。
イーサン・ホークがシェルビー・マスタングGT500に乗ってひたすら走ります。

ブルガリアの首都ソフィア。
クリスマス、元プロレーサーのブレントが帰宅すると、
部屋は派手に荒らされ、妻のリアンの姿がない。
そこへかかってきた電話を取ると、聞き覚えのない男の声。
「妻を返してほしければ、言うとおりにしろ」と。

謎の男の指示により、ブレントはとある駐車場へ。
駐められていたシェルビー・マスタングGT500スーパースネークを盗む。
男が寄越す分単位の課題をクリアできなければ、妻は殺されてしまう。
交通ルールを無視、建造物を破壊、人々がなごむ公園の中まで突っ切らされ、
警察に追われながら、ただただ妻の無事を祈って車を走らせる。

男からの次の指示を待って停車中、銃を持った少女がブレントの前に現れる。
ただの物盗りだと思ったら、彼女は車の所有者らしく、車を返せと怒っている。
人質として彼女を一緒に車に乗せろとの指示を受け、
ブレントはさらに車を走らせるのだが……。

どうなんですか、これ。
ま、迫力もスピード感も(ゲロ酔いしそうになった箇所も)ありますけれど、
車に興味がなければ、「ふ~ん」でおしまいなのでは。
盛り上げておいて、オチはそれかよ。ひょっとして続編でも狙っています?
巻き込まれ型でひたすら犯人の指示どおりに車を走らされる作品では、
私は今は亡きポール・ウォーカー主演の『逃走車』(2013)のほうが好きでした。

少女役のセレーナ・ゴメスはディズニー・チャンネル出の売れっ子女優兼歌手とのこと。
『モンスター・ホテル』(2012)のヒロインの声が印象に残っています。
イーサン・ホークはこんなアクションも意外に似合っていましたが、
悪徳警官にならざるを得なかった『クロッシング』(2009)のほうがハマっているし、
私はやっぱり『ガタカ』(1997)の彼が好き。

これは劇場で観るべき作品でしょ。
というのか、劇場でなければ観なくていいと言うべきか!?

エンドロールに出てくる名前が“v”と“va”で終わる人だらけでワロた。

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