mimi-fuku通信

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カラヤンの芸術(オペラの世界:3回シリーズ) ~NHKハイビジョン。

2008-09-02 21:28:00 | オペラ・バレエ・舞台

 NHKハイビジョン/ウイークエンド・シアター
 
「カラヤン芸術:オペラの世界/放送リスト」
 ~ 2008年9月6日、13日、20日 ~
  

 日本では、カラヤンと言えば<オーケストラの指揮者>として著名ですが、
 ヨーロッパでは、<オペラ界の帝王>としてウィーン、ベルリン、ミラノの、
 3大歌劇場を席巻し1967年にはザルツブルクでの復活音楽祭でも尽力し、
 そのカラヤンが振る音楽祭は世界で最もチケットが入手しにくい、
 音楽祭の公演としても有名でした。

 今回放送される演目は、
 「カルメン」が、ウィーン・フィルハーモニー、
 「道化師」と「カヴァレリア・ルスティカーナ」が、ミラノ・スカラ座、
 「ラインの黄金」が、ベルリン・フィル、
 と同時期(約40年前)の世界最高のオペラの真髄を知る機会と考えます。
 ぜひ、ご覧ください。


 
<第一回>

 
歌劇「カルメン」   ( ビゼー ) 
 
9月6日(土) 22時34分30秒 ~ 翌01時21分00秒
  [ 2時間46分30秒 ]

  カルメン  : グレース・バンブリー 
  ドン・ホセ  : ジョン・ヴィッカーズ 
  エスカミーリョ  : フスティーノ・ディアス 
  ミカエラ  : ミレルラ・フレーニ  ほ か 

  合 唱  : ウィーン国立歌劇場合唱団 
  管弦楽  : ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
  指 揮  : ヘルベルト・フォン・カラヤン

 1966,67年の「ザルツブルク音楽祭での上演予定の舞台を映像化した作品で、
 演出もカラヤン自身が行っています。
 この映像は、
 カラヤン自身が劇中に登場することでも知られており(第一幕の終わり、
 大きな帽子をかぶった男)興味のある方は見つけてください。
 
  [ 制作: 1967年, UNITEL ]

  
  <第ニ回>

  歌劇「道化師」   ( レオンカヴァルロ )
  2008年9月13日午後10時~

  カニオ  : ジョン・ヴィッカーズ 
  ネッダ  : ライナ・カバイヴァンスカ 
  トニオ  : ピーター・グロッソップ 
  ペッペ  : セルジョ・ロレンツィ 
  シルヴィオ  : ロランド・パネライ  ほ か 

  合 唱  : ミラノ・スカラ座合唱団 
  管弦楽  : ミラノ・スカラ座管弦楽団 
  指 揮  : ヘルベルト・フォン・カラヤン 
  演 出  : ポール・ハーガー 
  映 像  : ヘルベルト・フォン・カラヤン 

 1968年にミラノ・スカラ座で制作された映像作品。
 この作品にも、
 カラヤンが登場(第2幕の劇中劇を見る観衆の最前列の赤いマフラーをした男)
 しますので興味のある人はお探しください。

  [ 制作: 1968年5-6月(ミラノ), UNITEL ]


  歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」   ( マスカーニ ) 
  2008年9月13日:上記に続いて放送。

  サントゥッツァ  : フィオレンツァ・コッソット 
  トゥリッドゥ  : ジャンフランコ・チェッケーレ 
  ルチア  : アンナ・ディ・スタジオ 
  アルフィオ  : ジャン・ジャコモ・グェルフィ 
  ローラ  : アドリアーナ・マルティーノ  ほ か 

  合 唱  : ミラノ・スカラ座合唱団 
  管弦楽  : ミラノ・スカラ座管弦楽団 
  指 揮  : ヘルベルト・フォン・カラヤン 
  演 出  : ジョルジオ・ストレーレル 
  監 督  : オーケ・ファルク 

 1970年のミラノスカラ座での映像で劇中にシチリア島の映像も使用。

  [ 制作: 1968年5-6月(ミラノ), UNITEL ]


  <第三回>

  楽劇「ラインの黄金」 ( ワーグナー )  
  
~ 舞台祝祭劇「ニーベルングの指環」・前夜祭 ~
  2008年9月20日(土)午後10時~

  ウォータン  : トマス・ステュアート 
  アルベリヒ  : ゾルタン・ケレメン 
  ローゲ  : ペーター・シュライアー 
  ミーメ  : ゲルハルト・シュトルツェ 
  フリッカ  : ブリギッテ・ファスベンダー 
  フライア  : ジャニーヌ・アルトマイア  ほ か 

  管弦楽  : ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
  指 揮  : ヘルベルト・フォン・カラヤン 
  演  出  : ヘルベルト・フォン・カラヤン 

 1973年の音声に78年:ミュンヘンのスタジオで撮られた映像を合成。
 また演技には別の役者を起用し映像に特殊効果も使用されており、
 異色の制作過程をとった作品。

 [ 1978年 (映像収録) / ザルツブルク・イースター音楽祭 (1973年録音) ]
  - 制作:UNITEL -
 ~以上、資料「カラヤンの全軌跡を追う」音楽之友社。


 <番組内容:NHKホーム・ページより転載。>

 1908年4月。
 オーストリア・ザルツブルクに生まれたヘルベルト・フォンカラヤンの 、
 生誕100周年を記念してカラヤンの遺した演奏を新たにハイビジョン化して紹介。
 カラヤンはその演奏の多くを35ミリフィルムに記録した。
 今回初めて遺されたフィルムのいくつかをハイビジョン化。
 フィルムが本来持っていた生々しい演奏の実像を、
 ハイビジョンで余すところなく伝える。


 *各オペラの放送日に下記交響曲が放送されますので併せてお楽しみください。
 下記番組は、2008年4月5日にNHK-hiで放送された、
 生誕100周年記念番組「まるごとカラヤン」第2部から、
 『カラヤンとシンフォニー』の再放送になります。

 <第一週>

 交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱つき」   ( ベートーベン ) 
 2008年9月7日(日) 01時23分30秒 ~ 02時29分30秒 [1時間06分00秒]

 ソプラノ  : グンドゥラ・ヤノヴィツ 
 メゾ・ソプラノ  : クリスタ・ルートヴィヒ 
 テノール  : ジェス・トマス 
 バリトン  : ワルター・ベリー 
 合 唱  : ベルリン国立歌劇場合唱団 
 管弦楽  : ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
 指 揮  : ヘルベルト・フォン・カラヤン 

 [ 収録: 1968年, ベルリン・フィルハーモニーホール ]

  - 制作:UNITEL -

 <第ニ週>

 交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」  ( チャイコフスキー )
 
2008年9月13日(土)深夜

 管弦楽  : ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
 指 揮  : ヘルベルト・フォン・カラヤン 

 [ 収録: 1973年, ベルリン・フィルハーモニーホール ]

  - 制作:UNITEL -

 <第三週>

 交響曲 第1番 ハ短調 作品68   ( ブラームス )
 
2008年9月20日(土)深夜

 管弦楽  : ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
 指 揮  : ヘルベルト・フォン・カラヤン 

 [ 収録: 1973年, ベルリン・フィルハーモニーホール ]

  - 制作:UNITEL -


 <4月に放送された「カラヤンの芸術」の曲目リスト。>
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/2918d90767504a4151915bba6d612e04

 <まるごとカラヤン:4月5日放送の曲目リスト>
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/b18e9316c7406b09006bff7a899181d7

  <NHK-BS2『カラヤンの芸術』2009年8月:4週連続放送>
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/5c332b65058f74025d5d5358c8054db8
 

 <カラヤンの生涯・年表>

 ヘルベルト・フォン・カラヤン
 (Herbert von Karajan 1908~89

 

1908年:4月5日(日)曜日の夜、ザルツブルクで、医師(著名な喉の専門家)
     エルンスト・フォン・カラヤンの
次男として生まれる。
     子供の頃からピアノを弾きこなし、10歳の頃には人前で演奏会を開く。
     生地のモーツァルテウム音楽院に学び、パウムガルトナーの勧めで、
     ウィーンの音楽アカデミーに進み、指揮をヴンデラーに師事。

1929年:1月23日。モーツァルテウム管弦楽団で指揮者デビュー。
     R・シュトラウス作曲 「ドンファン」
     モーツァルト作曲 「ピアノ協奏曲第23番」
     チャイコフスキー作曲「交響曲第5番}

1934年:アーヘン市立歌劇場で音楽監督に就任した。

1933年:ザルツブルク音楽祭に参加。

1937年:ウィーン国立歌劇場でデビュー。
     ~ワーグナー作曲「トリスタンとイゾルデ」

1938年:ベルリン国立歌劇場及び、ベルリン・フィルにてデビュー。

1939年:ベルリン国立歌劇場、同国立管弦楽団の指揮者の地位を得る。

 ~第二次世界大戦を境に一時活動を禁止される。~

1948年:ミラノ・スカラ座のドイツ・オペラの音楽監督に就任。
     ウィーン交響楽団の首席指揮者の地位を得る。

1949年:ウィーン楽友協会の音楽監督に就任。
 
~このころイギリスの音楽レーベルであるEMIの専属オーケストラであった、
   フィルハーモニア管弦楽団との録音を盛んに行い情熱的な演奏を披露した。

1955年:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の終身指揮者、
     芸術総監督の地位に就任。~栄光の日々が始まる。

1967年:ザルツブルク復活祭音楽祭を創設。さらに芸術総監督に就任。
     ~ワーグナー「ワルキューレ」でのオープニング。

1968年:カラヤン指揮者コンクールを創設

1982年:自身の映像制作会社テレモンディアルをモンテカルロに設立。

1989年:健康上の理由でベルリン・フィルの芸術監督と終身指揮者を辞任した。
     :7月16日1時30分、自宅において永眠。


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