昨日は3時間。
今日も2時間ほど雪かきのための、
スコップ(鉄・アルミ・プラスチック)を持った。
・プラスチックのスコップは表面の雪を処理。
・アルミのスコップは地肌を出す時に使用。
・鉄のスコップは自動車に常備。
その他に、
スノッパやスノーダンプ(通称:ママさんダンプ)などの名称の除雪道具。
特徴としてはプラ製のスコップは軽くて多量の雪をかけるが軟弱。
アルミも同様に軽いのが特徴で硬くしまった雪などに便利。
鉄のスコップは氷状の雪を削る時の使用目的が多く、
特に、
雪にタイヤをとられて立ち往生した自動車の救出には必需品。
山道を走る時(スキー場に行く時など)は、
先端の尖った三角スコップがお薦め。
スノーダンプとスノッパは形状の違いかな?
大量の雪を移動する時や大きな側溝等の雪捨て場のある場合に便利なグッズ。
それと大きな屋根の“屋根下ろし”をする時には欠かせない必需品でもある。
他にビニール製のトタン板は大きな屋根の中間に固定して、
トタンの上に雪をスコップで投げやると屋根下に向かって一直線。
山間部ではそんな知恵もある。
屋根下ろしの危険は屋根からの転落。
特に屋根下にある、
ブロックやコンクリートの塀垣等に人体が落下すると危険。
大雪時に大雪の上に落下する場合は大事にはならないが、
道路の除雪作業が済んだあとの屋根下ろしは、
スポンジがない分危険性(衝撃)が増す。
最大の注意点は梯子の固定。
屋根の軒(のき)部分に近づかない事。
できる限り複数で屋根に登ること。
さらに、
屋根の下が道路の場合は通行者に気を配るために、
道路に1人“番人”をつけて屋根下の雪の片付けと、
通行者の有無を指示してもらう事。
石川県では屋根瓦の3枚目に雪止めのある瓦を使用。
“雪止め瓦”は大量の雪がずり落ちないための工夫で、
屋根瓦が移動しないための工夫であると同時に、
下を通行する人達が雪の下敷きになる事を防ぐため。
さらに、
湿度の多い雪がズリ落ちて軒を巻いてしまうと、
雪の重みで軒が折れる事を防止する工夫でもある。
瓦2枚分の雪は温度が上昇すると落下。
通行人が雪の下敷きになることはないが、
頭の上に落下するとかなりの衝撃。
と同時にフードがない防寒着では、
首から背中に大量の雪が入り、
とんでもない事に!
~冷たいだけです(笑)。
屋根雪の落下を一度でも経験すると、
“雪道は道路の真ん中を歩きましょう”
を身に付ける。
~それはそれで危険ですが。
『屋根雪下ろしの注意点』
をおさらいすると
・地域(町内会など)の情報を必ず確認。
・昇降の際に必ず梯子(ハシゴ)を固定。
・できる限り複数の人間で行う。
・道路に面した屋根下には必ず監視員をつける。
・落ちたら危険な場所(路面からの凹凸)を屋根に登る前に確認。
・温度が上昇すると雪が滑り落ちる危険が増すので注意が必要。
・高い屋根では屋根の頂点から左右に分かれ腰紐で2人を結ぶ。
・できるだけ屋根の縁(軒)に近づかすに軒周辺から順番に下ろす。
・屋根から滑り落ちないために雪を20センチくらい残し地肌(瓦)を出さない。
・下りる時まで梯子周辺の雪は除去しない。
~他に思いついた事があれば後日追加します。
雪国の石川県でも、
平成に入って平野部では雪下ろしの機会が減少。
若い方で初めての屋根雪下ろしは経験者に確認。
慎重の上に慎重を重ねてください。
私は手伝いを含め(学生時代から)、
過去に10回以上は屋根雪下ろしを経験。
が、
それは昭和61年までのお話。
平成に入り本当に雪の量は少なくなったと感じます。
それは嬉しい事か心配事か?
…。
答えとして多くの北陸人にはありがたいこと。
久しぶりのドカ雪は、
色々な過去を思い出させてくれます。