懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,293 京都府旧美山町の民家

2016年06月07日 | 日本茅葺紀行
美山町の東の端に佐々里峠がある。これを越えれば京都市の広河原
さらに進めば久多や花背に行ける。
茅葺ロードと呼ぶべき地域である。
三十年も前はどんなにすばらしかったのであろうか。

京都市と言っても街からだとかなり時間がかかる。一時間半は掛るだろうか。
山道、峠道、鞍馬への道も険しいがそれから花背峠を越えてひたすら山道を走る。
私も茅葺を探しにこの山道を何度も走った。

ガソリンと時間を使い山道を走り回った情熱はなんだったのだろうか
次来たら茅葺民家が消えるのではないかという脅迫観念だろうか
茅葺民家を沢山撮ったからと褒められるわけでもない。
何歳になっても何かに情熱を持って燃えていたいのであろう。
佐々里峠にあった茅葺民家、峠のふもとの民宿に泊まり久多に向かった。

ここ10年以上民宿なとに泊まれなくなった。
地元の話が聞けなくなり詰まらない旅行になっている。
この民宿には鹿の角を沢山飾ってあった。毎年生え代わるのを拾って帰る。鹿は毎日川辺に降りて水を飲むそうだが雪の多い時に川に落ちて這い上がれなくて命を落とすのがいるそうだ。
川辺で拾う鹿の角は溺死低体温だそうだ。



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