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みどりの一期一会

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【緊急】福島原発で「炉心溶融」の可能性濃厚で事態深刻/核分裂生成物のセシウムを検出

2011-03-12 14:57:03 | 地震・原発・災害
福島第1原発1号機の周辺で、放射性物質のセシウムが検出されたとの発表がありました。
核分裂生成物のセシウムは、通常の原発では検出されることはなく、
原子炉内で炉心溶融(メルトダウン)がはじまっていることがあきらかになりました。

原子炉内の温度は1200度くらい、燃料棒は170センチくらい露出、
と、現在報道されています。
(15:15現時点で2700~2800度に上がったのこと。
これは燃料棒の鞘(金属)が溶ける温度です)


報道によると今回のケースは、アメリカのスリーマイル島の原発事故と同様レベル、
つまり、「スリーマイル島以上、チェルノブイリ以下」の規模の事故とのこと。
テレビにでてる解説者(専門家)は、「まだ安全、大丈夫」と繰り返しているけれど、
爆発が起きないと、だれが保証できるのだろう。
深刻な放射能汚染が現実のものとなったら、誰が責任を取るのか。

事態は非常に深刻です。

とりあえず現在の報道されている状況をお知らせします。

福島原発1号機で炉心溶融 放射性物質漏れ、事態深刻
'11/3/12 中国新聞

 経済産業省原子力安全・保安院は12日、東日本大震災の影響で自動停止した福島第1原発1号機の周辺で、放射性物質のセシウムが検出されたと発表した。保安院幹部は「炉心の燃料が溶け出しているとみてよい」と、炉心溶融が起きたことを明らかにした。原子炉の冷却が十分できなかったのが原因で、原発の安全にとって極めて深刻な事態。外部への放射性物質漏えい確認は初。
 また正門近くの放射線量の数値が通常の70倍以上、1号機の中央制御室で通常の約千倍に上昇した。
 原子炉格納容器内の気圧が高まり、容器が耐えられずに破損するのを防ぐため、保安院は第1原発の1、2号機について、格納容器内の蒸気を外部に放出するよう東電に命令した。原子力災害対策特別措置法に基づく措置命令。
 同日朝、住民避難の範囲は第1原発の半径3キロから同10キロに拡大され、第2原発でも半径3キロ以内に避難、3~10キロの範囲に屋内退避の指示が出された。
 東電は1号機での放出作業を始めたが、作業は難航。午前11時20分には水位が低下して燃料が最大約90センチ、水面上に露出し、燃料の一部が過熱によって破損した可能性があるという。
 一方、菅直人首相は同日午前7時45分、冷却機能を喪失した福島第2原発を法に基づき、緊急事態宣言に追加した。東電は、第2原発の4基すべてで蒸気を外部に放出することを決め、1、2号機で作業を進めた。
 弁を開けて蒸気を放出すると、放射性物質が環境に漏れる恐れがあるが、大きな破損によって閉じ込め機能を失うことを防ぐ緊急避難的な措置。
 同日未明に記者会見した海江田万里経産相は、放射性物質の放出について「事前の評価では(放出されても)微量とみられる」と強調。保安院は、避難地域の拡大や海に向かって吹いている風向きなどから、住民の安全は保たれるとしている。
 東電によると、第1原発1号機の格納容器の蒸気は、水を張った大きなプールを通して放出するため、放射性物質はある程度低減する見込みだという。排気筒の出口では常時、放射性物質の量を測定し、環境への影響を見極められるとしている。
  


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 福島第一原発1号機、燃料の溶融が進んでいる可能性 
2011年3月12日14時22分 朝日新聞 

 経済産業省の原子力安全・保安院は12日午後2時すぎに記者会見を開き、東京電力福島第一原子力発電所の1号機(福島県大熊町)で、原子炉内の燃料の溶融が進んでいる可能性が高い、と発表した。
 放射線医学総合研究所が原子炉敷地内で、燃料中に含まれる核分裂生成物であるセシウムを確認した。
 1号機の燃料Aの水位は、マイナス90センチがマイナス170センチまで下がり、燃料が水面から露出しているとみられる。燃料Bの水位についても、80センチから145センチまで下がっていることが確認されたという。格納容器内の圧力は750キロパスカルが754キロパスカルで、圧力は比較的安定している。
 炉心溶融は、想定されている原発事故の中で最悪の事態だ。これが進むと、爆発的な反応を引き起こして広く外部に放射能をまき散らす恐れもある。


地震:福島原発「炉心溶融」の可能性も セシウムを検出 

 経済産業省原子力安全・保安院は12日、東京電力福島第1原子力発電所1号機で、燃料棒が損傷する「炉心溶融」が起こった可能性が高いことを明らかにした。同発電所の周辺監視区域の放射性物質の測定で、燃料に含まれるセシウムが検出された。同原発1号機では、圧力容器の中で冷却水の水位が下がり、燃料棒が冷却水から露出する状態になっていた。
 福島第1原発は東京電力初の原発として計画され、1号機が1971年3月、営業運転を始めた。福島県大熊町と双葉町にまたがる約350万平方メートルの敷地に、現在6基の原子炉が稼働する。燃料の核分裂反応によって生じた熱で水を沸騰させ、そこから生じた高温の蒸気でタービンを回して発電する「沸騰水型原子炉」で、総発電量は約470万キロワット。1号機は今年、営業運転開始からちょうど40年を迎える「高経年化原発」だ。
毎日新聞 2011年3月12日 14時20分(最終更新 3月12日 14時56分) 


地震:福島原発で発生か 「炉心溶融」「セシウム137」とは 

◇炉心溶融
 原子炉の温度が上がりすぎ、燃料棒が溶けて破損する事故。冷却水が失われて炉心の水位が下がり、燃料棒が水面上に露出した場合、燃料棒中の放射性物質の崩壊熱が除去できず、温度上昇が続くために起きる。想定されている事故の中でも最悪の事態。1979年の米国のスリーマイルアイランド原発事故で起きた。

 ◇セシウム137
 原子力発電の燃料として使われるウランが核分裂した際に生じる放射性物質。人体に取り込まれやすく、体内では消化器や筋肉に影響を与えてがんなどの原因となる。半減期は30年と長く、土壌粒子と結合しやすいため、農作物を通して体内被ばくの原因ともなる。核実験などの結果生じる「死の灰」の一つ。1979年の米スリーマイル島原発事故や、89年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故後も大気中から検出された。

 ◇福島第1原発
 東京電力初の原発として計画され、1号機が1971年3月、営業運転を始めた。福島県大熊町と双葉町にまたがる約350万平方メートルの敷地に、現在6基の原子炉が稼働する。燃料の核分裂反応によって生じた熱で水を沸騰させ、そこから生じた高温の蒸気でタービンを回して発電する「沸騰水型原子炉」で、総発電量は約470万キロワット。1号機は今年、営業運転開始からちょうど40年を迎える「高経年化原発」だ。
2011年3月12日 毎日新聞


地震 : 福島第一原発1号炉でシビアアクシデント(苛酷事故)か/原子炉格納容器が最高圧で破壊する恐れ(2011-03-12 07:20:22)

【緊急】福島第一原発 緊急事態宣言/冷却水が減り燃料棒が露出すると最悪メルトダウンの危険!(2011-03-11 21:16:14)


2011.3.13 追加
福島第一3号機建屋も爆発の恐れ…枝野長官/原発がどんなものか知ってほしい(全)平井憲夫(2011-03-13 16:14:00 )

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