真冬の街から心を込めて

2018-01-05 21:28:55 | Weblog

不完全な僕達は


その致命的な不完全さ故に


「どう足掻いても不完全」という一種の完全性を手に入れた


ご推察の通りそれは自家撞着で


だけど哀しいかな真実で


僕等はいつだってそんな風に


怒涛の河を流れ下る枯葉みたいに


活性火山から噴き出す灼熱のマグマみたいに


引力のような


重力のような


宿命的な何かのチカラに引かれて


ここ何年も何年も


生き延びてきた




でも「完全」と言うのなら


宇宙そのものは 初めっから完全で



その隙間には


カミソリ一枚入るほどの幅もない



言ってみれば僕等は宇宙の塵芥(チリアクタ)で



そうするとつまりは「完全の一部」であって



着実に機能しようがしまいが



そんなに大差ないことばかりなのであった




それにしても


ああ私は


もしくは私の魂は


あとどれくらい眠れば目を覚ますことが出来るのか




それ以前に



果たして此処は夢の中なのかそれとも



厳しく つらい 現実なのか



私には到底 見分けがつかないのであって



それはそれで




私の罪ではないと思う



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・多分。











以上、



真冬の街から心をこめて


一字一句に筆圧さえ託して


仮想現実的な電脳空間に伝書鳩を放つがごとく



言葉達を


アップするものである。







あなかしこ






コメント
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