こういう弱い存在の物を凶器を持って襲うという心理。
この自殺した岩﨑隆一という犯人。
こういう事件があると、子供を守るにはどうしたらいいかと保護政策に行きがちだが、
そもそもこういう人間が育成されてしまう背景を考えないとダメだと思う。
障害者施設の人々を襲ったネオナチ思想の犯人。
小学校に入り込んで凶行に及んだ宅間。
神戸の連続児童殺傷事件の犯人。
おそらく、犯人が抱えている恨み、憎しみ、怒りを弱者に向けるというのは、彼らの中に闇があるのだろう。
健全な精神状態ではない。
つまり、精神障害、精神疾患があるとしか思えない。
しかし、そこで、責任能力がないかというと、それは、違う。
なぜなら、計画的に凶器を準備して、行動をしているからだ。
決して、突発的な行動ではない。
世の中の歪の中で、生活者として、きちんと働き、真面目に生きるということができてない子供大人なのだろう。
世間には、いい年をして高齢の親に扶養してもらっているのだろう。
社会的に自立しそこねた存在。
人生につまづいた存在。
だからといって、無差別殺人、通り魔殺人をしていいわけない。
江戸時代だったら、こんな極悪人は、一族皆殺しの刑だろう。
亡くなった遺族からしたら、不条理に憤りの行き場がないだろう。
悲しみのどん底だ。