我が家には10歳の黒猫ユウー、新顔の1歳のシャム系?雑種プチがいるが、この4月、プチの母親、俗称「小さいかた」、が腹をデカくしてまた庭先に現れた。「なんで孕んで戻ってくるのよ・・・」。身重では気の毒と外で餌を与えた。野良だから私どもに責任はないが、こんなことならやはり前回避妊しておくべきだった。
娘猫 プチ(左)と小さい方(右)
>GWが終わらんとしているある早朝、5匹の子ネコが植え込みの周りを走り回っていた。我が家の周囲には天敵も、人敵もいる。石が飛んでくることもあるので母ネコと子ネコを我が家の風徐室で世話することとした。さいわい子ネコたちはトイレを上手に使う。
5匹の子ネコたちは母親のおっぱいを吸っては一日中風徐室を走り回っている。それらの、表情、じゃれ合いを見ていると時間を忘れる。夜中に急に静かになることもあるが、そんな時はどうしているか気か気でない。懐中電灯を照らして何度も見る。全員揃ってネコ団子で就寝している。それを見てホッとする。こんな毎日である。
いくら何でも8匹は飼えない。今は引き取り手を探すために子ネコを手なづけている。最近やっと触れるようにまでなってきた。
子ネコたちもネコフードも食べるようになり、授乳が一段落段したと判断し、今週22日、母ネコ「小さいかた」の不妊手術を行った。何と驚いたことに、また妊娠していた!!! いつの間に・・・。しかも胎児は9匹もいた。「小さいかた」は四六時中5匹の子供にまとわりつかれてはストレスだろうと考えて短時間外に出して息抜きさせていたが、その間に子作りをしたらしい。呆れた。
全身麻酔、気管挿管下での手術であったが、夕方私が迎えに行った時にはもう元気になっていた。術後、まだ丸一日しか経っていないがもう子ネコたちと何事もなかったように暮らしている。
ところで、私は5匹に授乳している「小さいかた」には乳汁分位を促すプロラクチンをいうホルモンが豊かに出ているはずで、このホルモンには、排卵を抑制する働きがあるから、授乳中はそう焦って避妊手術を受ける必要がないと思い、家人にもそう説明していた。 しかし、私のこの知識は人間のものであってネコに関しては通用しないことがわかった。子ネコは一月も経つと離乳ができる状態になることから、出産後早いケースでは1ケ月以内に発情期が来ることもあるらしい。
「小さいかた」は初回が3匹、今回5匹、胎児が9匹であった。一度の出産では、1~9匹程度で、通常は3~5匹とされている。9匹は稀な方であるが、1度に18匹生んだ記録もあるという。いいタイミングであった。
次は、今回生まれた子ネコの避妊手術である。今度こそそう焦ることはないだろう。
女性の獣医師は、「3ヵ月過ぎたら子ネコ達のワクチンにいらしてください」、と言っていた。
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