福田の雑記帖

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ネコ談義2017(5) ロボット掃除機導入(2) ロータリーエンジンのローターと同じ形状

2017年05月05日 02時46分49秒 | コラム、エッセイ
 ネコも7匹もいるとネコ室、居間ともにかなり汚れる。掃除するのは結構大変である。
 ロボット掃除機の機能に半信半疑であったが、ネコ抜け毛が負担になって4月にパナソニックの「ルーロ」という製品にした。「ルーロ」という名前を久々に見て懐かしかった。

 使い始めてまだひと月であるが購入して良かったと思っている。
 弱点と思われるのはダストボックスが小さく、ときに掃除途中でも「お腹がいっぱい」と警告を発することである。これは、我が家が特にネコ毛が多い為だと考えられる。ネコ毛がない書斎などでは2-3度やってもまだ余裕がある。

 検討した他の製品は全部円形であった。部屋の隅々まで綺麗にするには円形は不都合だとわかるが、なぜか円形以外の形の製品はない。このパナソニックの製品のみがおむすび型である。さらに二つの角に刷毛がついているから本体よりもコーナーに深く手が伸び、ゴミを掻き出す。極めて合理的な形だと思う。

 このパナソニックロボット掃除機に採用されている三角形は、F・ルーロが考察した、物理的にバランスのとれた形状である。ルーローの三角形はどの方向にも幅が一定なので、正方形の中でどれかの頂点を内接しながら回転する。この特長を発展させたのがマツダが数多くの困難を克服して実用化に成功したロータリーエンジンで、レシプロエンジンのピストンに相当するローターはルーローの三角形の形状である。

 

 今回ロボット掃除機を購入したのであるが、私はこの外見を見て一発で気に入った。機能もよし、これが選択のポイントであった。

 私はかつて、マツダが開発した技術と熱意に惚れてマツダルーチェロータリーセダンに乗っていた。エンジン自体は燃費が悪く改良の余地があるとは思っていたが、エンジンレスポンスは電気モーターのごとくにスムーズ、静か、乗り心地もソフトで気に入っていた。改良が間に合わずに燃費競争に敗れ、2012年にRX-8に搭載されたのを最後に生産終了。マツダにおけるロータリーエンジンの歴史が、一旦途切れている。マツダは研究を止めたのではない。まだ夢は続いている。

 私はロータリーエンジン車に乗っていた時代、興味があって内燃機関について詳しく勉強したことがあり、ロータリーエンジンに魅せられていた。
 それがパナソニックのロボット掃除機としてまた身近になったのがとても嬉しい。
コメント
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