この指は貴方に呪文をかけるかも・・・・・。
パンフレットのこの写真に何か惹かれ、購入・・・・。
人には親切にしましょう取り返しのつかない大事件になるかもです
フリ―パスポート鑑賞第4弾は「スペル」です。スペル(SPELL)とは呪文、呪縛にかけられている状態のことをいいます。
物語は1969年、カリフォルニア州パサデナから幕が開きます。霊能者ショーン・サン・ディナの元へ必死の形相で息子を抱えた夫婦が駆けつける。息子はジプシーから首飾りを盗み、呪いをかけられたのだ。サン・ディナは悪霊を追い払おうと全力を傾けるが、力及ばず、少年は地獄へと呑みこまれていった。
そして物語は現代へと・・・・・。
ほんの小さな不親切が、逆恨みとなり言い渡されたのは「呪文」でした。まさかこんなことになるとは夢にも思わなかったでしょう。
銀行の融資係、クリスティン・ブラウン(アリソン・ローマン)は野心家。恋人の心理学部教授のクレイ(ジャスティン・ロング)の相手としてふさわしい地位を得るために、次長に昇進することが目的だった。
そんな彼女には強力なライバルがいた。抜け目のないスチュである。何とか彼に打ち勝ってその座に上がろうとするには、“厳しい判断”が出来ると支店長のジャックス(デヴィッド・ペイマー)にアピールする必要があった。
そこへやって来たのはガーナッシュ(ローナ・レイヴァー)と名乗るジプシー風の老婆。彼女は不動産ローンの延長を求めてやってきた。これで3度目となる延長申請を出世がちらつくクリスティンは、老婆の哀願を無視してきっぱりはねつけた。
入歯をガタガタさせ。デスクのキャンディをちょろまかす何か薄気味悪いガーナッシュ。
無視した途端態度を豹変クリスティンに飛びかかる。警備員に取り押さえられて、銀行を追い出される老婆。
これで次長への階段を一段上がったはずだったクリスティン・・・・。
ところがその夜遅く、残業を終えて駐車場に向かったクリスティンをあの老婆が待ち伏せしていた!
老婆は彼女に襲いかかる。死にものぐるいで応戦するクリスティンのコートから、ボタンを一つ引きちぎった。「ラミア」。老婆は何か呼び掛けると、クリスティンにボタンを返す。「次はお前が私に請いに来るんだ」 不気味な言葉を残して老婆は去った。
この老婆のおぞましいこと。豹変する前から何やら怪しげな風貌なので、ただならぬオーラが全体からムンムンと放っているところはキモいです。不親切な対応から、地獄に落とされるというこの発想はなかなか思いもつかないですよね。
老婆との応戦で車は壊れ・・・・。恋人クレイがやって来ます。どうも老婆の言葉に引っかかるクリスティンは、クレイの反対を押し切って偶然目に入った霊視の看板に引かれ見てもらう事にした。霊視者のラム・ジャス(ディリープ・ラオ)は彼女の中にただならぬものを見たらしく、恐怖に駆られて2人を追い出す。
ラムの見たものは恐るべき悪霊だった・・・・。クリスティンには悪夢とも幻覚ともつかぬ恐怖が、次々と襲いかかる。これは老婆の呪いなのか?
翌朝になっても呪いは収まる気配はない。出勤したクリスティンを再び襲う恐怖の事態。鼻血がドバッ~!という事態になったり・・・・。あぁ~~大変(汗)
クリスティンは早退すると、許しを請うべく老婆の家へ・・・・。ところがそこで見たものは、もはや帰らぬ人となった老婆の葬儀。呆然とするクリスティンに「黙って報いを受けるのね」と老婆の孫娘の冷たい言葉。
もうラムに頼るしかない。訪ねて来たクリスティンに恐るべき呪いの実態を告げる。呪いの元はラミアという悪霊、3日間被害者を悩ませたあげく、最後は呪物の持ち主の魂を奪いに来るという・・・・。
ラムはラミアに供物として動物の命を捧げることで、なだめることが出来るかもしれないと助言。その言葉にすがるようにクリスティンは愛猫に手をかけてしまう。
その夜はクレイの両親との会食、失態は許されない。しかしそんなクリスティンの努力も無駄だった。食事中、またも呪いが彼女を襲う。最悪な夜になってしまう・・・・。
供物では効果がないくらい強力な悪霊だと知ったラムは、一人の霊能者の力を借りるしかなかった。その人は、ショーン・サン・ディナ。かって少年をラミアに奪われたあの女性だった。
何とそのショーンの力を借りるのに10000ドルが必要!必死に工面したが・・・・。
彼女の事を心配した恋人クレイが肩代わりしてくれる。
ついにサン・ディナの屋敷で呪いを解く儀式が始まった。だが、ラミアは予想を遥かに超えて凶悪だった。儀式場は修羅場と化してしまう。サン・ディナは全力でラミアを追い払うが、そのまま息絶えてしまった。
ショーン・サン・デナ(アドリアナ・バラーザ)
もはや望み潰えてしまったのか。絶望に駆られるクリスティンにラムは最後の手段を教えた。呪物を誰かに譲れば、呪いはそちらに行く。だが、それは呪いを他人に振り返ることでしかない。
クリスティンは迷った。卑怯なライバル、スチュにするか。時間はどんどん過ぎて行く。ついにクリスティンは最も譲るにふさわしい相手を見つけた。呪いをかけた張本人、あの老婆だ!
深夜の墓場、豪雨の中、クリスティンは墓を掘り返す。
老婆の遺体に呪物を返した!
朝、クリスティンは晴れやかな顔でクレイとの待ち合わせ場所に向かっていた。支店長からは、スチュの裏切りが明るみとなり、彼女の昇進が決まったと連絡。
忌まわしい思い出がまつわるコートを捨て、新しいコートでクレイとの旅行に出かけるクリスティン。そんな彼女に驚くべきものを手渡すクレイ・・・・!
何となく嫌な予感はしていたけれど・・・・。やっぱりこうなるんだと。
皆さん予想は着きますよね。
チープな映像なので、斬新さはありませんが・・・。その辺はライミ監督の狙いなのかなあと思います。何よりもこの物語の発想はなかなか面白いです。人間の邪心が思わぬ方向へ陥る。怖いですね。日頃の行いに気をつけて行きたいものです。
サム・ライミ監督
スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督が久々に手掛けた痛快エンタテインメント・ホラー。ローン返済に苦しむ老婆に心ならずも無慈悲な対応をしたばかりに100倍返しの怨みを買ってしまったヒロインが、恐るべき呪いの餌食となりこの世の地獄を味わわされるハメになる戦慄の3日間を、ユーモアをにじませたB級テイスト溢れる円熟の恐怖演出で描き出す。「ビッグ・フィッシュ」「秘密のかけら」のアリソン・ローマンが問答無用の災厄に次々と見舞われるヒロインを体当たりで熱演。また、TV畑のベテラン女優ローナ・レイヴァーが不気味な老婆を怪演し話題騒然に。
何故?どうしたら? 解けなければ、死。
メディア | 映画 |
上映時間 | 99分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ギャガ) |
初公開年月 | 2009/11/06 |
ジャンル | ホラー |
映倫 | G |
コメTBありがとです~
おお、老婆の手から!ですね
これは個人的には多くの人に観て欲しい映画です
万人ウケはしませんけど(笑)
アリソン・ローマンがあか抜けないヒロインでハマってました。
意外と強くてたくましいとことかも良かったし
ジャスティンロングがまた良かったナ★
実は二回も観ちゃいました
TB&コメントありがとうございました!
そうですね。どうも好き嫌いが分かれる
作品みたいですね。私は結構好きですが(笑)
おぉ~2回も鑑賞!凄いなあ~~。
タラちゃんの作品は3回でしたよね?
ジャスティン・ロングがまた優しい良い人
なんだよね♪
アリソン・ローマン!!ヨーやるわ、と感心しながら見てました。
こういうのは、昔は怖くて怖くて、見れなかったんですが、とんと怖くなかったのは、年取ったせい?
ドキっとはしたのですが、妙に安心感を抱きながら見てました。
これってどうなんだろう。