銅版画制作の日々

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イングロリアス・バスタ―ズ☆★2009

2009-11-21 | 映画:シネコン

 INGLOURIOUS BASTERDS

フリ―パスポートでの鑑賞第二弾はブラビ&タランティ―ノがタッグを組んだこの作品「イングロリアス・バスターズ」です。今回は初日に観て参りました!


タランティ―ノワールドは今回も素晴らしい仕上がりです。期待を裏切ることなく、独特な世界観を見せてくれました。その作品のモチーフは何とNatisu戦争。但し歴史上の戦争についてではありません。あくまでも歴史に忠実ではなく、タランティ―ノ流のブラックファンタジーという感じでしょうか。

キャストもバラエティーです。ハリウッド映画のスター、ブラッド・ピット。あの「ナショナル・トレジャー」のダイアン・クルーガ―、ドイツ映画界の若手俳優として注目のダニエル・ブリュールや他にもドイツ映画界で活躍の有名なスターが登場。世界中から集められた実力派キャストが本作を盛り上げています。

その中でもひときわインパクトのあるのがこの方。


ハンス・ランダ親衛隊大佐役のクリストフ・ヴァルツ

オーストリア出身。俳優として30年近いキャリアがあり、フランス語、英語にも長けている方です。本作でもその実力を活かしていました。ブラビより凄いかも?
礼儀は良いが冷酷なYUDAYAハンターという癖のある役がピタリとハマっていた。本作でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞。

 アルド・レイン中尉役にはブラッド・ピット
タイトルにもなっているイングロリアス・バスターズは名誉なき野郎どもという意味。そのバスターズ(連合軍の極秘部隊)のリーダー。
彼の声とセリフまわしも独特でした。これは強烈なテネシー訛りだとか。

 ドイツ人REZISUTANNSU、ブリジット役には
ダイアン・クルーガー  ダイアンはこの役をどうしてもやりたかったそうです。

脚本を読んで、“これは私のために書かれたようなキャラクター”と感じたから。そう思うことはめったにないの!過去には「戦場のアリア」のときの一度しかないわ。他の女優を選んではいけない。私にはこの役に大きなものを与えられる、その準備が出来ていると強く思ったそうだ。
そして本作に出たい一番の理由→nati映画には興味はない。おとぎ話で楽しいから出たいと思った。


ショシャナ・ドレフュス役にはメラニー・ロラン
まるでこの役は私自身の物語ともいえる。実はHOROKOSUTOの影響を受けているそうです。25人の女優の中からオーディションで選ばれたとの事。


オマー・ウルマー役オマー・ドゥーム(左)
そして向かって右はドニー・ドノウィッツ役のイーライ・ロス
イーライ・ロスはお馴染み「ホステル」シリーズの監督です。映画にも出るんですね。

 フレデリック親衛隊一等兵役にはダニエル・ブリュール

何処かで観たことあるなあと思ったら、「サルバドールの朝」のサルバドール役の彼でした。


ヘルストロム少佐にはアウグスト・ディール
「ヒトラーの贋札」で唯一生き残ったユダヤ人印刷工アドルフ・ブルガーを演じた俳優さん。



ヨーゼフ・ゲッベルス役にはわが教え子、ヒトラーでも同じ役を演じた、
シルヴェスター・グロート


バスターズのメンバーヒューゴ・スティーグリッツにはティル・シュヴァイガー


 さて簡単にSTORYを・・・・。

 1944年、natisu占領下のフランス。かつて、“YUDAYA・ハンター”の異名をとる冷血な男ハンス・ランダ大佐によって家族を皆殺しにされた少女ショシャナは、ただ一人逃げ延び、現在はパリで映画館主に身をやつしながら復讐の機会を窺っていた。同じ頃、アルド・レイン中尉率いるユダヤ系アメリカ人を中心とした連合軍の極秘部隊“イングロリアス・バスターズ(名誉なき野郎ども)”がnatisuを次々とGYAKUSATU、そのZANNGYAKUな手口でドイツ軍を震え上がらせていた。そんな中、ショシャナの映画館でナチスのプロパガンダ映画「国民の誇り」のプレミア上映が決まり、ヒトラーはじめナチス高官が一同に集結することに。この千載一遇のチャンスを逃すまいと、ショシャナ、バスターズそれぞれが行動を開始するが…。

 
※物語は5つに分けられて進んでいきます。

第1章 その昔・・・Natiの占領下のフランスで

フランスの田舎町のナンシ―でYUDAYAZIN家族を匿う一家の主を追い込むハンス・ランダ大佐。YUDAYAZIN一家をSATUGAIするのだが、一人の娘に逃げられる事に。

第2章 名誉なき野郎ども

 
アドルフ・ヒトラーを悩ませるのは“イングロリアス・バスタ―ズ”という極秘部隊の存在。アルド・レイン中尉率いるこの部隊はフランスに潜入してNATIを殺し、ATAMAの皮をHAIDEまわる。特にYUDAYAのKUMAたちは凄いのである。

第3章 パリにおけるドイツの宵


映画館主ミミューはドイツ軍の若き兵士に言い寄られて困惑。実はミミュ―は3年前にランダ大佐に家族を殺されたショシャナ。若き兵士フレデリックは戦争の英雄。その武勇伝をミミューの映画館で上映することを依頼。大物がこの映画館に集う事に。彼女は決心!劇場とも燃やそうと・・・・。

第4章 映画館作戦

ミミューの映画館で、「国家の誇り」がプレミア上映がされる事を知ったイギリス軍はNATISUとともに映画館爆発の極秘作戦を企てる。作戦にはイングロリアス・バスタ―ズも動員。ヒコック中尉は現地に近いナダィーヌ村でアルド中尉と合流。英国のNIZYUUSUPAIであるドイツ人人気女優ブリジットに居酒屋で接触。ところが予想も出来ない事が起こる。

第5章 ジャイアント・フェイスの逆襲


いよいよ「国家の誇り」のプレミア上映の夜がやって来た。続々とNATISUの高官たちが映画館にやってくる。ブリジットを連れだって潜入したアルド中尉の姿も。

 
ブリッジットはランダ大佐の手にかかり・・・・・。

警備主任となったランダ大佐はブリジットの裏切りを疑い、目を光らせている。一方ショシャナは映写技師のマルセルに最後の仕事を頼み、自ら復讐心を胸に秘めて、この夜の映写係りを務める。さまざまな思惑が交錯しながら運命のプレミアが幕を開けた・・・・。

「パルプ・フィクション」「キル・ビル」のクエンティン・タランティーノ監督が復讐劇をテーマに描く痛快アクション・エンタテインメント大作。第二次大戦下のフランスを舞台に、ナチスに家族を殺されたYUDAYA人女性と、情け容赦ないNATI狩りで恐れられるYUDAYA系アメリカ人部隊“バスターズ”が繰り広げる壮絶かつ壮大な復讐の行方を、タランティーノならではの映画愛あふれる演出でスリリングに綴る。


イ―ライ・ロス、ダイアン・クル―ガ―

 


クエンティン・タランティーノ監督

メディア 映画
上映時間 152分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 2009/11/20
ジャンル アクション/戦争
映倫 R15+

 悪名こそ、彼らの名誉(グロリアス)。

オフィシャル・サイト
http://www.inglouriousbasterds-movie.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://i-basterds.com/

 

 

 

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11 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは♪ (yukarin)
2009-11-22 16:54:13
クリストフ・ヴァルツさん、クセのある役がハマってて良かったですねぇ。
ある意味主役のようでした。

ダニエル・ブリュール、どこかで見覚えが~と思いつつ思い出せなかったんですが、サルバドール役の人でしたかースッキリ。
返信する
こんばんは。 (オリーブリー)
2009-11-23 23:36:07
こんばんは。
コメント、弾かれちゃいました(汗)
もう一度…(笑)

ダニエル・ブリュール、私も何処かで観たことあるなあと、帰りの車でも悶々として、信号待ちで突然「サルバドールの朝」だ!!と思い出しました。

「ラヴェンダーの咲く庭で」や「ボーン」もチラッと出てたし、「ベルリン、僕らの革命」とか戦争やナチなど社会派な作品が多いですよね。
結構観てたのに、忘れて失礼(笑)

この映画、凄く面白かったです!!
ランダ大佐、最高です(笑)
返信する
いつもTBコメありがとです★ (mig)
2009-11-24 10:38:34
こんにちは★
mezzotintさんは書かれたコメントのお返事されない主義なんですね?

3回目初日に観ちゃいました
毎回キャラがうまくて楽しいです、
今回はランダ大佐がかなりいいけど
ブラピの後半の偽イタリア人には笑っちゃいました あの顔!
返信する
yukarinさんへ・・・。 (mezzotint)
2009-11-24 12:05:41
いつもTBありがとうございます!
ダニエル・ブリュールですが、
結構色々な作品に出演しているようですね。
今回はヨーロッパで活躍している
俳優さんがたくさん出ていましたね。
返信する
オリ―ブリーさん♪ (mezzotint)
2009-11-24 12:10:44
ダニエル・ブリュールはスペイン語に
英語が堪能なので、幅広い活躍なのでしょうね。ランダ大佐のクリストフ・ヴァルツは
本当に凄い方でした(笑)
返信する
migさんへ♪ (mezzotint)
2009-11-24 12:14:22
コメントありがとうございます。
どうも自身のブログでのコメントを
入れるのが慣れてなくて・・・・。
大変失礼いたしました!
3回目とは凄いです(驚き)
私も2回目、挑戦したいと思います。
これからも宜しくお願いします。
返信する
いつもながら (sakurai)
2009-11-28 17:57:07
丁寧なレビューですね。
写真の並びが素敵です。

うまい脚本でしたね。
おもしろい!!というのをあまり全面に押し出さなかった方が、こっちの気合いも違ってくるのになあ、と思いました。
ゲッペルスとかの役の人って、決まり役みたいになってるみたいですね。
返信する
sakuraiさまへ・・・。 (mezzotint)
2009-11-29 22:28:49
今晩は☆彡
後ほど、sakuraiさんのところへお邪魔
致します!この作品、大好きです♪
自然と力も入り、レビューも丁寧に
なってしまいましたわ~~!
返信する
軽い感じが好感 (メビウス)
2009-12-10 23:44:36
mezzotintさんこんばんわ♪こちらにもTB有難うございました♪

戦争映画って歴史的事実や実在の人物を題材にした作品が結構多いので、やっぱり作風もどことなく重厚というかデリケートな感じになっちゃう部分がある気がするんですよねぇ。でもタランティーノの本作は名前だけ借りてるみたいな軽い感じの戦争映画に見えましたし、その内容もナチスへの復讐モノだから、どことなくキルビル風にも見えちゃいましたねw

個人的には4章が大好きで、和やかなムードから一転して激しい銃撃戦の地獄絵図状態に変わる流れが良かったですね~♪
返信する
斬新なので (de-nory)
2009-12-23 12:30:59
mezzotintさん、こんにちは。
すっかりご無沙汰で。なんだか忙しくなってしまってなかなかお邪魔できずにいました。
その間に、たくさん観られてますね。

TB・コメントしたい記事がたくさんあるのですが、まずは!

タランティーノ監督作品は斬新なので結構好きなんです。
ランダ大佐を軸にいい展開の物語。
さすがの一言。
だけど、この作品もそうですが、好みが別れますよね。多分。
返信する

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