共同通信杯（Ｇ３）はアリゼオ !?

昨年の共同通信杯は、直線鋭い伸びを見せたブレイクランアウトが優勝しました。
ブレイクランアウトのその後の活躍は少し物足りない面もありますが、共同通信杯自体は、過去優勝馬にジャングルポケットやアドマイヤムーンといった大物も名を連ねている注目のレースです。

そして、今年の共同通信杯は、デビューから２０００ｍ戦を連勝したアリゼオと４戦２勝２着２回のハンソデバンドの対決ムードになっています。どちらの馬も戦ってきた相手は軽く無いですし、すでにオープン特別も勝っていますから、重賞を勝っても不思議は無い実力馬だと思います。

特にアリゼオは、前走ホープフルステークスでは、レース途中から掛かり気味に先行してしまう厳しい展開にもかかわらず、直線ではミカエルビスティー以下を完封する高いパフォーマンスを見せてくれました。
その時のレース内容から距離短縮は明らかにプラスでしょうし、潜在的には、３歳牡馬一線級の争いに割って入るだけの能力を秘めている気がします。

アリゼオ自身、まだまだ荒削りなところがあるタイプですが、関東の刺客としてクラシック戦線を賑わすためにも、“無敗の重賞馬”という勲章を手に入れて欲しいと思います。