極東戦線異状アリ

気の向くままに書いています。

十一月読了

2010年12月18日 23時45分11秒 | 
●『孤独のチカラ』 齋藤孝
齋藤氏のような屈託のなさそうな人が(今でも青年のように爽やかだし)暗黒の年月があったとは驚きです。自分も暗黒年月があるので、あれはあれで良かったんだと思えたらいいなと思いました。つか、未だ真っ暗森な感じかも。


●『ばかもの』 絲山秋子
最初が性交場面だったからこういう場面が物語上、度々入るならゲンナリだぜと思いながら読み進めましたが、良いお話でした。途中でやめられなくて一気読みしました。
運命の相手というか、魂レベルの伴侶というか、本当に縁がある人(互いの人生で必要な人)とは、遠回りしても再会するのかなと思いました。


●『有頂天家族』 森見登美彦
弁天というと『うる星やつら』の弁天を思い出します。
いやぁ毛玉たちのカワユイこと。もふもふしてやりたい。

十月読了

2010年12月18日 20時51分21秒 | 
●『羊をめぐる冒険(下)』 村上春樹
正直、よく分からなかったけれど読後にジワーッとくる何かがある作品ですね。鼠の想いが余韻に残る感じ。切ないね。読み違いだったら恥ずかしいんだけど鼠って主人公の事が好きなんだと思う。
分からない人は分からない表現をしちゃうと鼠→主人公(×まではいかないけど一方通行でもないみたいな。主人公は鼠を受け入れる準備はできてそう)って感じなのかな。なに気に萌えるな。


●『死亡フラグが立ちました!』 七尾与史
面白かったです。「フラグが立つ」って一般でも使う言葉だと思っていたのですが、どうやら違うらしいですね。(別にエロゲ愛好者ではない。が、fateはやった事がある。ま、fateがエロゲかどうかは分からんが。ストーリーがよいからさ)先輩の本宮さんの見栄がかっこよくないところがかえってよかったかなと。イケメンだったら先輩×主人公萌へぇ~!だったのだが、そうはならなかったからな。腐女子に付け込まれない為の予防策なのか?と勝手に想像してみました。これ映像化したら面白いんじゃないかと思う。