極東戦線異状アリ

気の向くままに書いています。

九月読了

2010年11月06日 20時13分04秒 | 
●『阪急電車』 有川浩
それぞれの登場人物が上手い具合に関わって繋がっていくのが面白いなと思いました。


●『暖簾』 山崎豊子
良いお話でした。ジーンとしながら読みました。老舗に行くと創業何年とありますが、現在でも続いている店はやはり凄いんだなと思いました。商売をやっている人間は読んだほうがいいと思います。気持ちが引き締まると思います。
時代が違うから同じ目線で見てはいけないのかもしれないけれど、現代の商売って次の代に繋いでいこうとする感じが伝わってこないですよね。商売の根底みたいなものが欠けているというか何というか。株屋の会社みたく(IT企業っていうの?)コロコロ変わっていくというか。暖簾があるか、ないかの違いというのがそういう事なのかもしれませんね。または、暖簾がないからコロコロしてしまうのかもしれないね。信用はカネで買えないとよくいいますよね。失うのは簡単ですし。あ、でも、逆に金があれば社会的信用のある会社を乗っ取って暖簾はそのままに中の人が変わるという方法が取れるか。てことは信用はカネで買えるということか?いやな世の中ですわなぁ。


●『わたしはコンシェルジュ』 阿部佳
こういう職業があるとは知りませんでした。もし、ホテルに行くような事があったらコンシェルジュがいるのか確認してみたくなりました。
仕事でお客さんのチケットの手配をするのは大変だと思います。意外と他人のチケットを買うのって気を使いますよね。