極東戦線異状アリ

気の向くままに書いています。

DVD 『ダ・ヴィンチ・コード』

2006年11月05日 21時01分29秒 | 映画
大した感想ではないですが、ネタバレ含みますので知りたくない方は読まない方がいいかと
思われます。


主演:トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、イアン・マッケラン、ジャン・レノ


原作の方も読んでみたいなと思ったくらい面白かったです。
そういう解釈もあるのだと思ったのは魔女狩りが何故、行われたかという事。
妙に説得力があるなと思いました。
やはり、御家(おいえ)が繋がっていくって大切な事なのだと思った。
ソフィーが何者かが分かる時に日本の皇室が頭をよぎりましたね。
日本国の皇室は驚異だと思いましたもの。最早、奇跡だよ。世界遺産だよ。
今年は皇紀二六六六年だっけか?西暦よりも続いているこの生きた歴史をたかだか数年の議論や
産む、産まない自由で片付けて断絶していいのかと思いました。
少数の有識者や個人がどうこうしてよい問題じゃないと思う。
日本人の精神の根底が崩壊するよ。テロ行為に匹敵するぜ。
きっと、日本人よりも外国人の方が皇室の凄さを理解していると思う。


それと最後の晩餐の絵の解釈。カップ(杯)は女性器を意味すると。
で、この絵のこの部分がソレを表しているという。
時代は最後の晩餐が描かれたよりも後だけど、浮世絵にも女が足を開いて寝ているように
見えるといわれている絵がありますよね。


絵の美しさとか技術とかはよく分からないけども、背景に何が隠されているのか見ていくと
面白いかもしれないと思った。
絵に対してそういう見方があるというか、学問があるとはこの映画を観るまで知りませんでした。


最後に。
主人公みたく暗号の解読癖が付いていると世の中、生きにくいのではないかと思った。



※最後の晩餐が出てくると、どーも太宰治の『駆込み訴へ』を思い出してしまいます。
あの作品は太宰が口で言ったのを奥さんが文字に起こしたそうで。
話の文章が頭の中で出来上がっていたというのが凄いと思いました。やっぱ天才だと。
ラスト、主人公?が名乗るまでの畳み掛けるような文章リズムが絶品です。

『花嫁はギャングスター』1と2

2005年09月23日 07時22分31秒 | 映画
主演:知らん。

韓国の映画です。
正直に言っちゃうと昔の香港映画を観ているようでした。
ごった煮みたいな内容といいましょうかね。

1の方が面白かった。 内容は、やくざの女組長ウンジンが生き別れの姉と再会して、
姉が結婚式が見たいと言ったから堅気の男性と結婚する話です。
そして、結婚後に敵対する組織と抗争になって-と、いう感じでしょうか。

この映画、勿体ない。
色々な要素を入れ過ぎちゃってぐちゃぐちゃなんだわ。
各キャラを活かしきれて無いというか中途半端というか、ウンジンが強いんだか弱いんだか分からないし、シリアスなのかコメディーなのか、アクションなのかラブコメなのか、訳分からんのよ。
というか、全部入れちゃいました感があるんだわ。


2は1を全く無視した展開です。
抗争で記憶を無くしたウンジンは中華料理屋のおっさんに拾われて、
そこで住み込みで働くようになるんだけど、やはり1の時と同じ敵対する組織と戦う事になって-
という感じです。

主人公の女の子はかっこ良いし可愛いよ。
あのアクションを自力でやったのは凄いと思う。
とにかく、勿体ない感が残る映画でした。

『ローレライ』

2005年09月23日 05時09分46秒 | 映画
主演:役所広司、柳葉敏郎、妻夫木聡、香椎由宇。

福井晴敏氏原作の映画です。
本を読んでない人には分かりずらい展開だったのでは?と思った。
映画の内容としては第三の核を広島、長崎に続き東京に落とそうとしている米国軍を止めようと
頑張る話。原作とは少し違う感じを受けましたがどうなのかな。

パウラ、可愛かったよ。衣装がオタクの心をワシ掴みにするね。某イベントにいそうだよ。
役所さんは本当にかっこえぇね。


第三の核は本当に存在したらしいです。
『ローレライ』を祖父と観ていて言っていたのだけど、米軍が東京に落とすための第三の核を
船でグアムに運んでいた「らしく」日本軍がその船を沈めたと終戦後の新聞に小さく載っていた
そうです。
「らしく」としたのは当時、米軍に占領されていたからそのような表現になったのではないかと。
なので、この映画は全てがフィクションではないかもと祖父は言っていました。よく出来た映画だと。

本当に怖い。ウラン、プルトニウムを落として三つめは何の弾を落とそうとしていたのかな。


※ラッキー○トライクというタバコありますよね。
あの名称は原爆をうまく落とせた事から付いたと聞いたのだけど、ホントかいな。
正露丸はロシアを倒すために付いた名称だからあり得なくもないか。

サブ監督の作品

2005年09月02日 22時12分50秒 | 映画
・『弾丸ランナー』
感想:ひたすら走って走ってアドレナリン。

・『ポストマン・ブルース』
感想:弾丸ランナー自転車バージョン?一応、ハッピーエンド。

・『アンラッキー・モンキー』
感想:DRIVEゾンビバージョン?

・『MONDAY』
感想:『フォーリング・ダウン』日本版?&ファットボーイスリムの曲のクリストファー・ウォーケンの
ダンスPVのような堤さんが最高でした。

を観ました。
主演の役者さんは全作品ほとんど同じです。
ネタバレしてしまうと、全作品の根底にある筋が同じだと思いました。
不条理、シュール、人と人は繋がっている、因果応報、誤解が誤解を呼ぶ、真実とは(事件が起こるわけ。戦争もそう)意外とこんなくだらない理由だ、警察もやくざも同じようなもの(何故そう思ったかというと、作品によって同じ役者がやくざと刑事を交互に演じていたから。実際も似たようなものだと思うので)そして、皆殺しエンディングです。
だけど、不快ではありません。

一応、サブ監督の映画を一通り観てDRIVEだけは今までの作品と違う印象を受けたのですが、
監督の心に何か変化があったのかな?と思いました。

サブ監督作品こそまさにヤマなし、オチなし、意味なし、作品だと思いました。
(やおいだけどあっちのやおいとは違います)だけど面白いのです。
タランティーノ作品が好きな人は好きだと思います。オススめ。

『アップルシード』

2005年09月01日 01時09分37秒 | 映画
士郎正宗原作のアニメ(CGか)映画です。
好きな声優、小杉十郎太さんが出ていてモ…ぐふっ!
ひとみが可愛かったです。

アップルシードは原作を読んだ事がないので分からないのだけど、主人公と恋人(?)の関係は
攻殻の素子とバトーの関係と同じなのかしら?
原作の素子とバトーの関係は恋愛が絡んでないと思ってはいるのだけども。

映画の感想ですが嫌いな人は嫌いだろうし、好きな人は好きだろうとしか言いようがないです。
私は生身の主人公と機械の恋人のカップルにモ…ぐえっ!

ブログ内容と文章がオタク臭くてすみません。

『39-刑法第三十九条-』

2005年08月29日 15時13分55秒 | 映画
主演:鈴木京香、堤真一。

サイコ野郎が起こす奇妙な事件モノかと思って観ていたら違いました。
奇をてらっている、なんちゃって映画と思いましたがちゃんとした映画(失礼だな)でした。
考えさせられる内容でした。
自分がもし堤さん演ずる殺人犯の立場だったとしたら、どういう行動をとるかと思いました。
言葉が悪いけども精神鑑定にも流行りのスタイルがあるという事なんでしょう。
よく学界とかでも流行りの学問があるというから。
そして、犯人よりも周りにいる人間(刑事や鑑定人)の方が病んでいるという皮肉かなと
思いました。

私の周りの人がたまたまそうなだけかもしれませんが、かえってお医者さんの身内の人の方が
チョット…という人が多い気がします。
治す立場の人間の身内の方が治ってないというか病んでいるというか。

弁護士さんから聞いた事がある話なのですが、性犯罪と盗難系の罪は絶対にまたやるって
言ってました。
そして、これは知人からの又聞きなのですが西の方で起こった某有名事件、この犯人と同じ場所に入っていた人がいて、誰も何も聞いていないのに「あの事件は俺がやったんだよ。○○○○は俺なんだ」と自慢げに言っていたそうです。
その時にコイツは絶対にまた事件を起こすなと直感的に感じたそうです。本当に恐ろしい事です。
まさにこの映画の通りの事が現実にあるのだと思いました。

国がマトモに裁いてくれないのだから仇討ち制度を復活させるしかないと思います。
とどのつまり、死刑宣告したくないから犯人を生かしてしまうのでしょう。
確かに、オランダで安楽死は合法だけどもそれを決行する医者は精神的にかなり参るそうです。
きっと裁判官も同じ思いなのでしょう。
しかし、その仕事をしなければ誰が代わりにするのでしょうか?
その仕事ができないのであれば仇討ちを復活させるべきだと思います。

死刑はいけないという人がいますが、危ない人を世の中にほおっておく方がもっといけない事だと思います。
死刑を反対する人が死刑囚を引き取って一生、面倒を診てあげたらいい。
そしてPL法も弁護士に使えるようにしたらいい。再犯した犯人がいるたびに何かペナルティーは
必要だと思う。国もそう。危ない人を野放しにして国民を危険な目に遭わせているのだから。
そういう責任がないから弁護士も国も無責任なのだと思う。

もぅ日本の法律が現状に追い付いていないんだよ。憲法も然り。

『DRIVE』

2005年08月27日 11時27分22秒 | 映画
主演:堤真一、大杉漣、寺島進、安藤政信、柴咲コウ。

SABU監督の作品を初めて観ました。
この作品は『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を思い出させるなと思いました。展開が。
『フロム~』は好きな映画です。

この映画は、会話が楽しいと思いました。
堤さん演ずる真面目男が逆切れして大杉さんを怒鳴る場面や、女優の名前は忘れましたが堤さんのおば役の人が「サイコパス」についてしゃべくりまくる場面は爆笑しました。

最終的にこの映画のテーマは人との縁についてなのかと思いました。
物事は偶然ではなくて必然だと。
生きている上で説明のつかない事は神様とか超自然現象とかそういう物のせいにしといた方が
楽だよな。


あぁ連続でビデオを観過ぎた。暫く借りていなかったのだけど、見始めると止まらなくなるのです。
やはり、ネットをやるようになってからビデオを観なくなり、ゲームもあまりやらなくなりましたね。

『卒業』

2005年08月26日 13時40分49秒 | 映画
ダスティン・ホフマン主演の方じゃなくて邦画です。
主演:内山理名、堤真一。

内容は19年間会っていない父親(娘がいると知らない)に素性を隠して会いに来る娘の話です。
観たけどちゃんと分かっていないです。分かってないというか、母はどうしたのか?父と母はなんで別れたのか?と。それは、自分で考えろって事なのかな。

映画の雰囲気が『ココニイルコト』に似ているなと思ったら、最後のクレジットで同じ監督という事が分かりました。
妙にほうけた顔をして空を見上げる場面(ココニイルコトにもその場面が多かった)が多いと思っていたらそうでした。この監督の出す雰囲気は嫌いじゃないです。
『ココニ~』の真中瞳は綺麗に撮られていたのに、どうして『卒業』の内山理名はブ…に撮られているのだろうかと思いました。
むしろ、内山理名の可愛さよりも堤真一の母性本能をくすぐる可愛さの方が際立っていたかと思います。はい、妄想です。

『死に花』

2005年08月25日 23時13分24秒 | 映画
今日は『死に花』を観ました。
主演:山崎努、青島幸男、宇津井健、谷啓、松原智恵子、長門勇、星野真理。

内容は、老人ホームに入居している仲良しのお年寄りグループが穴を掘って現金を盗む話です。

山崎努さんが老けていてびっくりした。急に老けましたな。
『マルサの女』の時の役のイメージが未だに強烈なんだよな。
山崎さんと松原智恵子さんのベッドシーンがありましたが、松原さんは色気がありましたぜ。
松原さんは七之助さんが女形になったときにソックリだなと思った。

青島さんを見ていたら無性に『意地悪ばぁさん』を観たくなった。
当時、ばぁさんの役をやっていた青島さんを女性だと思っていたんだな。

星野さんは優等生というイメージが強いからハスッパな役をやるとびっくりしてしまう。
だけど、そのギャップが良い。何か隠れた色気があるね。


老人映画というと『ラブリーオールドメン』がとても面白い。
大好きだったジャック・レモンとウォルター・マッソーのコンビが二度と見られないのが悲しい。
ビリー・ワイルダー監督が亡くなったら二人とも後を追うようにパタパタ逝ってしまわれた。
(亡くなられた順は違うけど三人とも連鎖するように逝ってしまった)

老人話のついでに、CBSドキュメントのアンディー・ルーニー氏が好きなんだけど
結構お歳に見えるから心配。

『秘密』

2005年08月25日 07時04分32秒 | 映画
レンタルで観ました。広末涼子、小林薫:主演の映画です。五年も前の映画なのね。

結局、最後は中身が妻だったというオチなのかな?ちょいと分かりずらかった。
て、単に私に理解力がないだけだと思うけど。

この時の広末さんは輝いていたね。とても可愛い。滝川クリステルに似ていると思った。
前から、滝川クリステルが誰かに似ていると思っていたのだけど広末さんだったのだわ。

印象に残ったシーン。(エロに突入しそうな場面も名場面なんだけど)小林薫演ずるへいちゃんが
寿司屋でボーッとしていて、店員に「何か握りましょうか?」と聞かれ「じゃあ、何か」と答える場面。