極東戦線異状アリ

気の向くままに書いています。

四~五月読了

2008年08月25日 21時00分07秒 | 
アップした順番が前後していますが四~五月にかけて読んだ本。

●『陽暉楼』 宮尾登美子
悲しいお話でした。報われないぜと思いました。映画版があるらしいので観てみたいです。


●『きのね上・下』 宮尾登美子
主人公が心底惚れた弱味なのだろうけど、こんな旦那絶対嫌だ!と思いました。
心を入れ換えてくれたとしても過去の酷い仕打ちを思うと許せないです。


●『月光ゲーム Yの悲劇’88』 有栖川有栖
シリーズが多く出ているので最初といえる作品を読んでみました。
うーん、次の作品は読まないかも。というか読み始めても追い付けないと思う。


●『寄席囃子』 正岡容
時代を理解していないからか正直、よく分からなかったです。作者は色々と逸話のある人だったみたいだけど、文章の節々に優しさが出ている人だと思いました。
んー、優しいというか孤独だから人一倍そういう事(男女間)に敏感な人なのかもしれないですね。


●『ナイン・ストーリーズ』 J.D.サリンジャー
「笑い男」という短編が気になって読みました。アニメ『攻殻機動隊』に笑い男というのが出てくるのですが、何か関連があるのかな?と思って読んでみました。読んでみたけど関係あるんだか無いんだか分かりませんでした。短編の中に『バナナフィッシュにうってつけの日』というのがあるのだけど漫画の『バナナフィッシュ』も何か関係あるのかな。
えと、一番好きだなと思った話は『エズミに捧ぐ』です。淋しいけどグっときます。


●『ハリー・ポッターと謎のプリンス上巻』 J.K.ローリング
発売日に買った筈なのにもぅ最終巻が出ちゃったですよ。ちょこちょこ読んでいたため、やっと読み終わった。下巻の方もちょこちょこ読んでいる最中です。飽きちゃうと違う本を読み始める癖があります。で、数カ月、数年後に放置してた本を読み終えたりします。なので、下巻も読んでいますが並行して違う本も読んでいます。現在、外出のお供がメイン本で家で読むのが下巻という感じです。

七月読了

2008年08月23日 22時24分36秒 | 
七月中に読んだ本の感想です。(感想になっていませんが)

●『その人、独身?』 酒井順子
●『29歳と30歳のあいだには』 酒井順子
●『容姿の時代』 酒井順子
『負け犬の遠吠え』を読んで以来、サカジュン作品を立て続けに読みました。
正直、最近の作品の方が面白いと思いました。『その人、独身?』は負け犬~の続編みたいな
感じです。考え方が本当に面白いと思います。読まないとこの文章の面白さは分からないです。
『負け犬の遠吠え』と『その人、独身?』は超おススメです!


●『空の中』 有川浩
SF作品のようで実は人間ドラマな内容だと思いました。
じぃちゃんマニアとしては宮じいの後日談は読みたくなかった。
本編のみで終了していれば自分の中では生きていたのに、死を書かれてしまっては…
あ、批判ではなくてただ単に老人の死という内容に弱いだけです。だから『西の魔女が死んだ』も
だいぶ前に買ったのに怖くて読めないのよ。外で読めない(泣くと思う)から家で読もうと思っています。はーそれにしても戦闘機乗りと技術者さんコンビはツボだったぜ~ぐっふっふ。

六月読了

2008年08月22日 23時30分24秒 | 
気が付いたらまたこんなに日が空いてしまいました。
そろそろ五輪も終わりですね。開催中に大きな事があったら面白いと思いましたが(揉み消しているんだか)特になく。我が国の首相も開会式に出席するなら靖国神社に行けやと思いました。

えと、六月中に読んだ本の感想です。

●『思考の整理学』 外山滋比古
この本は全く以って恋愛ハウツー本(ハウツーってオマエ)ではありませんが、恋に悩んでいる人に応用できる内容が書いてありました。42、43頁を何度読み返したことでしょう。
「ひとつだけでは、多すぎる」名言だよ。
何か色々と悩んでいる時にこの本と出会ったのです。読むべき時に読んだという感じです。
本との出会いってこういう事があるから面白いです。


●『クライマーズ・ハイ』 横山秀夫
「もしも、高村薫が新聞社を舞台に小説を書いたなら~」という感じです。
(高村さんは警察小説を書かなくなってしまったので、組織を舞台にした小説で高村さんぽいのを
見付けると非常にトキメキます)とても良い作品でした。映画の方も観たい。


●『ああ正負の法則』 美輪明宏
貰ったので読みました。


●『好き好き大好き超愛してる。』 舞城王太郎
だいたい文庫化されている作品は読んでいます。
舞城作品て突飛な設定が多いのですがジーンときてしまうものが多いと思います。
何となく落語っぽいかな。舞城さんが書いた落語を聴いてみたいかも。


●『負け犬の遠吠え』 酒井順子
この本が流行した当時、私はジェンダー系のT嶋(古いか?)臭プンプンのイヤーンな感じの内容
なのだと思っていたのでした。んが、中身は全く違っておりました。
頑張って何とか結婚しなきゃならねぇと強く思いましたよ。
この本の特徴は独身女が読んだら爆笑すると思うけど、既婚女が読んでも面白くないだろうなという所。極端な事を言うと今はこの本の内容を理解できるけど、結婚後に読み返したら理解不能かもという事です。もっと言うと中二病(思春期?)の時に太宰を読むと傾倒しちゃうけど、大人になってから読むと何だかなぁ…という感じと似ているかもです。