極東戦線異状アリ

気の向くままに書いています。

『QED 百人一首の呪』 高田崇史

2007年06月12日 21時10分56秒 | 
友人に薦められて読んでみました。
百人一首の事を分かっていて読めばもっと楽しめたのではないかと思いました。
もう少しちゃんと勉強しておけばよかったなぁ。
百人一首が曼荼羅になるという発想が面白いなと思いました。
オカルトちっくなのですが呪術が強く信じられていた時代ならばあってもおかしくないかなと。
それと、里子さんの設定には驚きです。そんなんアリかと。

試しにシリーズの一作目を読んでみましたが面白かったので次の作品も読んでみよっと。

『月は幽咽のデバイス』 森博嗣

2007年06月11日 21時18分08秒 | 
初っ端からネタバレしちゃうと「これ何て○ーンテッド○ンション?」という感じでしょうか。
某鼠王国のお化け屋敷で、どんどん肖像画が骸骨になっていく部屋に通されますよね。
その次の部屋では絵が伸びていきますよね。この部屋で起こる現象が本を読んでいて思い出されたのですがどうでしょうか。
違っていたら恥ずかしいのですが、あの部屋は天井が伸びるように見えますが実際は自分たちが下がっていますよね。
この仕掛けを屋敷に造ってしまったという設定に仰天しました。

今回、最高に笑った場面は事件が起きた後、練無と紫子が喋りまくるところです。
実生活ではあり得ない事なのですが想像したらおかしくて、おかしくて。