まるしん米屋のときどき日記プラス山歩き記

品川区の米屋お米の話。のんきな地元の話題。最近は主に趣味の野草撮影山歩き話。

白鳥さんからの手紙 四月

2024年04月06日 | 米屋だからお米の話・お店の話

温暖化の中で二月三月も不安定な季節でした。暖冬年やエルニーニョ現象年は冷夏になりやすいと

長く考えられてきましたが、当然ながら猛暑やコメ豊作になった年もあり、過去のことわざになっています。

地球温暖化で大気温度のベースが高くなり、冷夏自体がほとんど影をひそめています。

このごろの米の品種改良は平成二十年ころまでは、冷害に強い品種ということで進められてきましたが、

現在では、高温障害の出にくい品種ということで進んでおります。

昨年の夏の日本は確かに厳しい猛暑で「地球沸騰化」とも言われましたが、猛暑でも今年はせめて収量、品質を

そこそこ見込める「ほど良い猛暑の夏」期待しています。

昭和の農作業を劇的に変えた農業機械は、その後も進化し続け昨今はICTやAE等の技術を組み合わせたスマート化が

進んでおり、令和の農業はさらに省力化し豊かになっていくでしょう。

人口不足もそれ以上に、現場では深刻な問題です。苗作りで、第一回目の捲種を昨年より七日ほど早く始めました。

作付面積も増えましたので、いろいろ考慮し田植えも早める予定にしています。

水田の多様な作付け作業を進めながら、これから一か月間苗箱作業を進めてまいります。

米作りの中で言われることわざに「苗半作」というように、苗作りは、それだけ重要なので、失敗のないように気をひきしめていきたい

と思います。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。