まるしん米屋のときどき日記プラス山歩き記

品川区の米屋お米の話。のんきな地元の話題。最近は主に趣味の野草撮影山歩き話。

新規卸からの営業

2006年11月29日 | 米屋だからお米の話・お店の話

世間はいざなぎ景気以来の景気が良いといいますが、
全く実感ありません。むしろ、景気悪いのは、と思うくらいです。
個人商店は、ますます廃業が目立ちますし、
ちょっとした商店街も個人商店より同じ顔したチェーン店ばかり
増えていっています。

今日、新規のお客様配達のさい、たしか近所に米屋があったのだが、
と思い行ってみると、いつの間にか米屋は空き地になっていました。
こんなことが、最近多いです。

米の卸も小売り店と同様に淘汰されていっています。
地元の組合系の卸も来年で解散。
それをねらってか、千葉県の新規卸の営業マンが当店にきました。

当店で持てあましていたお米券を精算してくれるということで
つい、お米を仕入れ・注文しました。
これから先、当店にとっても良い仕入れ先になればいいのですが。

ときどきにならないように。

2006年11月27日 | ぐわんばれ!

このときどき日記も本当に、ときどきになりつつあります。
マイ・ミキシーは、全く手が付けられず。たぶん、今年は無理かも。

せめて、自分自身をみつめるためにも、このブログだけは
頑張って更新しましょう。

一日、なんかひとつ、感じたことを文章にしよう。
長々書くのではなく、読み手側がなるべく三分以内に読めるように
シンプルに。

筑波山

2006年11月26日 | 趣味の山登り・山野草・野鳥撮影・カメラの話

一月最低でも1回は山登りしようと思っています。
老いは足から来ると言いますし
何時の日か、絶対に会いたいシレシコスミレの夢のためにも。

所属しているハイキンググループの例会山行に参加。
気のおけない仲間とのハイキングは楽しいです。
いつもの、ちまなこになって花探す山私の山登りも楽しいですが。
撮影が目的でないぶん、余裕な心持ちで歩けました。

コースはつつじが丘から女峰山・男体山・神社
ロープウェーイもケーブルカーも使わず歩きました。
雨にもあいながら、のんびりと。
紅葉は残念ながら終わりに近く、今ひとつでした。

映画も来年は夫婦かお得・・・・

2006年11月23日 | 読書・映画のこと

祭日。午前中業務用と通販の仕事こなし。
祭日の日は家庭用販売は開店休業気味なので
休みにして、妻とひさしぶりのデート?
銀座へ行き、妻のリクエストの映画「椿山課長の七日間」
を見に行きました。

小説・原作より、映画の方が面白かったです。
普通は逆なんだけれど。

映画・来年になると私は夫婦で二千円という割引で
見ることが出来ます。
うれしいんだが、いや、歳取りたくないなあ~
の気持の方が大きいです。

写真はYhooの映画紹介のページより

時の流れは非常

2006年11月22日 | 時事

昨日のテレビニュースにいたたまれない話が出ました。
北海道の古くからの町の写真館が一家心中したのです。
原因の一因として、売り上げの大幅な減少もあったそうです。

写真の世界が、まさかここ3~5年でフィルムからデジタルへ
変わるなんて、その変わりの早さは信じられないくらいです。
今や、撮影した写真はカメラ屋さんに持って行くのでなく
自分で印刷してしまう時代になってしまいました。
10年前は、こんなふうになるなんて、想像できたでしょうか。

私のようなフィルム派は、もはり少数というより
マニアの世界になりつつあります。

あの老舗のフィルムメーカーがフィルム業界から撤退。
なんと、あのライカも、新機種ライカ8はデジタルカメラです。
携帯電話がカメラの主流になりつつあります。

町から写真屋さん。カメラ屋さんが米屋よりも早くなくなりつつあります。

時の流れは残酷です。非常です。時流に乗り遅れるなというのは簡単ですが。

父親たちの星条旗

2006年11月19日 | 読書・映画のこと

雨の日曜日、有楽町にて映画「父親たちの星条旗」を見ました。
私は、戦争映画は、あまり好きではなかったのですが。
米国・日本からの二つの視点における二部構成というのに興味持ったからです。

映画館は、満員でした。また年配の方も多くいました。
もちろん、若い人も。となりに一人で見に来ていた
きれいな女性が座ったので、ちょっとゴキゲン。

映画は、思っていたとおり、重い内容の映画でした。
戦場における残酷シーンもありました。
しかし、今までの米国映画ような、正義感ふるわし相手を倒す、
というような娯楽的要素は全くなく、
むしろ、米国の本当の姿をさらけだした映画でした。

とくに、英雄に祭り上げられた男の苦しみと葛藤。
生きている間は、真実はなにひとつ語ることはなかった
主人公のシーンに。

私において大先輩の人は、戦争当時
ニューギニァの戦場に。史実では、そこは、
まさに生き地獄の戦場。弾に当たって死ぬより、餓死や病死が多い地獄の戦場。
大先輩は、「そのことを語りたくはないが、僕は愛国心という言葉には、
今でも抵抗がある。」と静かに語ってくれたことを思い出しました。

二部作目の「硫黄島からの手紙」も見に行きます。
アメリカ人監督から見た「日本の気持ち・硫黄島」というテーマーに
興味ありますから。

写真はYHooの映画よりダウンロード

エタノール

2006年11月18日 | 米屋だからお米の話・お店の話

昨年から今年にかけて、上白の価格が上がっています。
業務用に30kg取り扱っていますが
ほとんどここ二十年価格の大きな変化なかったのですが、
この一年に約千円近く値あがりました。30kgで。

原因は、輸出国が砂糖の生産より
エタノールの生産の拡大。
原油の上昇により、ますますエタノールの世界的需要が増えている
そうです。

朝日新聞の記事によると、国内でも
将来に向けて、エタメール生産に。
それも、原料に米を使用するとか。

もちろん、今すぐというには、問題が山積みですが、
エタノール使用の乗用車の開発とか、
コストの問題とか。

でも、一部には実験的に、質より量取れるインデヵ米栽培による
エタメール用の米作りがやっているとか。

もし、これから先、エネルギー問題の一環として
米によるエタノールに政府が力を入れたとすると、
当然、米の品質より量という、戦後直後の米作りに戻り、
休耕田も、どんどん米を作りし、減反と言う言葉死語になり、

一部は、主食用にも回り、ますます米の価格は下がったりして。
米屋は、もはや営業することも、困難になり。(今もなりつつ。)

一方、生産者は、国家のエネルギーをまかなう
花形産業になったりして。

米の話題・ふたつ

2006年11月12日 | 米屋だからお米の話・お店の話

木枯らし一号の今日でした。
ますます、ときどき日記になってしまいました。
さて、今月になってお米の話題二つ

先月、なぜかわかりませんが魚沼コシの価格が急に高くなりました。
いづれは、おちつくとは思いますが。
その魚沼を含む新潟こし、来年から生産調整するそうです。
つまり、コシヒカリは価値を高めるために一定の量しか作らず
残りを、他の品種に切り替えさせられるとか。
はたして、うまく調整できるのでしょうか。
一円でも高く販売したい生産者が、コシヒカ以外の米に
一部とはいえ、切り替えられるのかな~。

もうひとつの話題は、石油の代替えとして植物から作る
エタノール。
米のわらからも作れるそうで、
エタノール用の米・つまり味より量のお米が
これから、作られていくかも。

まだまだ課題はありますが、米でエネルギーとなりますと
減反の必要なくなりますね。

FA

2006年11月10日 | ぐわんばれ!ベイスターズ

プロ野球。今日から、今年最後のイベント
「アジアシリーズ」が始まります。ぜひ日ハムに優勝してもらいたいです。
なかでも、小笠原選手は、今年、世界一、日本一そして
アジア一の栄誉を取って欲しいものです。

小笠原選手はFA宣言しました。
できれば、日本ハムに残っていって欲しいです。
少なくても、巨人にだけは、
過去、三顧の礼で迎えられた、落合・清原・江藤の例を
ペタジニーやローズの他のチームの四番打者の例を
どうも、その顛末を思うと、つらいところあります。

北のサムライ、小笠原選手。
北海道の暖かい声援に応える意味でも
ぜひ、残って欲しいものです。

エル・ドラド

2006年11月08日 | 読書・映画のこと

服部真澄著「エル・ドラド」新潮社文庫を読みました。
遺伝子組み換え作物をメインにしたサスペンスで、面白かったです。

遺伝子組み換えということは、従来の品種改良・遺伝子操作とは
全く別物。

例えば、野菜の遺伝子に人間の遺伝子を組み込むことである。
つまり、全く新しい生物を作り出すことです。

小説では、アグリビジネスの世界的大手が遺伝子組み換え作物の開発に
乗り出す。
病気にも、雑草にも強い穀物・作物を作り、生産者に売る。
生産者は、指定された肥料・農薬を作り、指定されたところに卸す。
しかも、遺伝子組み換え作物は不になるように組み替えられてあり
生産者は、種から肥料・農薬・さらに流通まで、アグリビジネス社に
支配されてしまう。

遺伝子組み換えにより、新たなる害虫を作りだし、生物兵器になりえるし、
その虫を使って、遺伝子組み換え作物にアレルギー起こす国に
ばらまき、その国の穀物を全滅させてから、虫に強い遺伝子組み換え作物を
売り込む。

お勧めの一冊です。