中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

成功と失敗の分かれ道の不思議

2014年09月15日 05時05分37秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)320ページ「第3-4-26図 直接投資の時期別の、黒字化している企業の割合と投資資金が回収されている企業の割合」をみましたが、今日は321ページ「第3-4-27図 直接投資を成功させるために最も重要な(成功と失敗の分かれ道となる)取組」をみます。

生産機能の直接投資を実施した企業の直接投資を成功させるために最も重要な(成功と失敗の分かれ道となる)取組を見ると、「販売先の確保」、「現地人材の確保・育成・管理」、「海外展開を主導する人材の確保・育成」が、うまくいっている企業、うまくいっていない企業共に回答する割合が高いことが分かります。

白書は、成功要因として「販売先の確保」の重要性を取り上げていますが、私が、この図で注目したのは、うまくいっていない企業、資金繰りが悪化した企業は「現地人材の確保・育成・管理」と「採算性の維持・管理」が高いことです。

本来、この2点に取り組むことが成功の要因であり、資金繰りも安定するはずなのですが、そうなっていません。

これはなぜなのでしょうか?人材と資金繰りに注力するということは、そもそもの資金力が乏しく、攻めより守りの姿勢を強くしてしまうために、失敗してしまうのでしょうか?

白書に答えはないので、課題として頭の片隅に入れておきます!

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