おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2012年度中小企業白書 108ページの「資金の調達方法として今後活用したいもの」をみましたが、今日は108ページの「下請比率別の新事業展開に際して直面した課題」をみます。
新事業展開に際して直面した課題として、新事業展開の際の課題を製造業に限定して下請比率別に見ると、下請比率が高い企業の方が「販売先の開拓・確保が困難」と回答する割合が高くなっており、親事業者との取引に依存している企業にとっては、新たに販路を確保することの難しさが表れているものといえます。
さらに、下請比率が高い企業ほど新事業展開を実施した際に何らかの課題を抱える傾向にあることも分かります。
下請の定義を下請中小企業振興法にみると、自己より大きい法人や個人から委託を受けて、製造、修理、情報成果物の作成、役務の提供を行う中小企業のことをいいます。
この下請のメリットとして「仕事量が安定している」、「独自の営業活動が不要」、「広告宣伝等の販売活動に経営資源を注力しなくてもよい」がありますが、グローバル化の進展や不況の長期化により下請分業構造が大きく変化しており、これまで不要であった新たな販路開拓が下請中小企業にも求められるようになってきているというのがこのアンケートの背景です。
よって、今回のアンケートはある日突然の逆境を”好機”とするために前もって準備しておくべき課題と考えなくてはなりませんね。
昨日は2012年度中小企業白書 108ページの「資金の調達方法として今後活用したいもの」をみましたが、今日は108ページの「下請比率別の新事業展開に際して直面した課題」をみます。
新事業展開に際して直面した課題として、新事業展開の際の課題を製造業に限定して下請比率別に見ると、下請比率が高い企業の方が「販売先の開拓・確保が困難」と回答する割合が高くなっており、親事業者との取引に依存している企業にとっては、新たに販路を確保することの難しさが表れているものといえます。
さらに、下請比率が高い企業ほど新事業展開を実施した際に何らかの課題を抱える傾向にあることも分かります。
下請の定義を下請中小企業振興法にみると、自己より大きい法人や個人から委託を受けて、製造、修理、情報成果物の作成、役務の提供を行う中小企業のことをいいます。
この下請のメリットとして「仕事量が安定している」、「独自の営業活動が不要」、「広告宣伝等の販売活動に経営資源を注力しなくてもよい」がありますが、グローバル化の進展や不況の長期化により下請分業構造が大きく変化しており、これまで不要であった新たな販路開拓が下請中小企業にも求められるようになってきているというのがこのアンケートの背景です。
よって、今回のアンケートはある日突然の逆境を”好機”とするために前もって準備しておくべき課題と考えなくてはなりませんね。