おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の429ページ「第 2-6-20 図 企業分類別に見た過去 3 年間の投資の取組状況」をみましたが、今日は430ページ「第 2-6-21 図 最も成功した投資と最も失敗した投資」をみます。
下図から投資行動の中で、最も成功した投資と最も失敗した投資について見ると、最も成功した投資は「設備投資」が突出して高いことが見て取れますが、他方で、「人材投資」は失敗した割合の方が高いことが分かります。
この結果について白書は、第 2-6-20図で見たとおり、企業の投資行動において、「人材投資」への取組状況は高い割合であった。
この結果を踏まえて考察すると、企業は「人材投資」への意識が高いものの、成功するには他の投資よりも課題があることが示唆される。
例えば、中小企業白書(2015年版)では、中核人材の育成における課題として、人材育成を行う人材の不足という、人材不足のジレンマが生じていることを述べており、人材投資を行う上では、社内の人材配置や外部機関の活用が一つの解決策になることが考えられる、とあります。
人材投資に即効薬はないことは周知の事実として、問題は成功する確率をいかにして上げられるかです。これを明日、見ていきます!
昨日は中小企業白書(2016年版)の429ページ「第 2-6-20 図 企業分類別に見た過去 3 年間の投資の取組状況」をみましたが、今日は430ページ「第 2-6-21 図 最も成功した投資と最も失敗した投資」をみます。
下図から投資行動の中で、最も成功した投資と最も失敗した投資について見ると、最も成功した投資は「設備投資」が突出して高いことが見て取れますが、他方で、「人材投資」は失敗した割合の方が高いことが分かります。
この結果について白書は、第 2-6-20図で見たとおり、企業の投資行動において、「人材投資」への取組状況は高い割合であった。
この結果を踏まえて考察すると、企業は「人材投資」への意識が高いものの、成功するには他の投資よりも課題があることが示唆される。
例えば、中小企業白書(2015年版)では、中核人材の育成における課題として、人材育成を行う人材の不足という、人材不足のジレンマが生じていることを述べており、人材投資を行う上では、社内の人材配置や外部機関の活用が一つの解決策になることが考えられる、とあります。
人材投資に即効薬はないことは周知の事実として、問題は成功する確率をいかにして上げられるかです。これを明日、見ていきます!