おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の418ページ「コラム 2-6-2 ①図 中小企業の生存率」をみましたが、今日は420ページ「コラム 2-6-2 ③図 廃業率(全体)と長寿企業減少率の比較」をみます。
下図から長寿企業の減少率と全体の廃業率を比較すると、長寿企業の減少率の方がおよそ2%低く推移していることが分かります。
これについて白書は、長寿企業は非長寿企業と比べて事業環境の変化に強く、持続的に事業を行う力があると考えられる。
他方で、売上高を比較すると、長寿企業の売上高は創設 100 年以内の企業と比べて低く推移している。
2000 年の水準を100とすると、非長寿企業では 2014 年の売上高水準は 118となっており、2 割弱伸びている。
しかしながら、長寿企業においては、2 割強低下しており、両社の間には約 4 割の開きがある、とあります。
以上を踏まえ白書は、長寿企業の特徴として、売上高の伸びは非長寿企業と比べ小さい一方で、長期間にわたり安定的に経営を行っている傾向が見られる。
売上高をほどほどの水準で維持しながら、長期的に事業を行っているといえる。
本節においては、企業の成長に向けた投資や、「稼ぐ力」の向上に焦点を当てて論じてきた。
しかし、事業環境が変化する中で、家業を後世につなぎ、未来に残していくことが、売上拡大や成長よりも重視される場合もある。
長期安定的な経営の持続もまた、重要な視点である、とあります。
納得ですね!!
昨日は中小企業白書(2016年版)の418ページ「コラム 2-6-2 ①図 中小企業の生存率」をみましたが、今日は420ページ「コラム 2-6-2 ③図 廃業率(全体)と長寿企業減少率の比較」をみます。
下図から長寿企業の減少率と全体の廃業率を比較すると、長寿企業の減少率の方がおよそ2%低く推移していることが分かります。
これについて白書は、長寿企業は非長寿企業と比べて事業環境の変化に強く、持続的に事業を行う力があると考えられる。
他方で、売上高を比較すると、長寿企業の売上高は創設 100 年以内の企業と比べて低く推移している。
2000 年の水準を100とすると、非長寿企業では 2014 年の売上高水準は 118となっており、2 割弱伸びている。
しかしながら、長寿企業においては、2 割強低下しており、両社の間には約 4 割の開きがある、とあります。
以上を踏まえ白書は、長寿企業の特徴として、売上高の伸びは非長寿企業と比べ小さい一方で、長期間にわたり安定的に経営を行っている傾向が見られる。
売上高をほどほどの水準で維持しながら、長期的に事業を行っているといえる。
本節においては、企業の成長に向けた投資や、「稼ぐ力」の向上に焦点を当てて論じてきた。
しかし、事業環境が変化する中で、家業を後世につなぎ、未来に残していくことが、売上拡大や成長よりも重視される場合もある。
長期安定的な経営の持続もまた、重要な視点である、とあります。
納得ですね!!