おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「要介護度別認定者数の推移」をみましたが、今日は「介護・看護を理由に離職・転職した人の年齢」をみます。
家族の介護や看護を理由とした離職・転職者数は平成18(2006)年10月から19(2007)年9月の1年間で144,800人であり、前年から40,500人増加しており、とりわけ、女性の離職・転職数は119,200人で、全体の82.3%も占めています。
これを男女・年齢別にみると、下図のとおり、男性は50代及び60代、女性は40代及び50代の離職・転職がそれぞれ約6割を占めています。
この理由について、同居している主な介護者が1日のうち介護に要している時間をみると、「必要な時に手をかす程度」が40.2%と最も多い一方で、「ほとんど終日」も22.8%となっており、要介護度別にみると、要支援1から要介護2までは「必要な時に手をかす程度」が最も多くなっているが、要介護3以上では「ほとんど終日」が最も多くなっており、要介護4以上では約半数がほとんど終日介護しているためです。
40代、50代という働き盛りが家族の介護や看護のために離職や転職するということが本人、家族、社会にとって良いことなのか、ここにより多様な第三者を受け入れる余地がないのか、より検討しなければならない高齢者先進国の課題のように感じます。
昨日は「要介護度別認定者数の推移」をみましたが、今日は「介護・看護を理由に離職・転職した人の年齢」をみます。
家族の介護や看護を理由とした離職・転職者数は平成18(2006)年10月から19(2007)年9月の1年間で144,800人であり、前年から40,500人増加しており、とりわけ、女性の離職・転職数は119,200人で、全体の82.3%も占めています。
これを男女・年齢別にみると、下図のとおり、男性は50代及び60代、女性は40代及び50代の離職・転職がそれぞれ約6割を占めています。
この理由について、同居している主な介護者が1日のうち介護に要している時間をみると、「必要な時に手をかす程度」が40.2%と最も多い一方で、「ほとんど終日」も22.8%となっており、要介護度別にみると、要支援1から要介護2までは「必要な時に手をかす程度」が最も多くなっているが、要介護3以上では「ほとんど終日」が最も多くなっており、要介護4以上では約半数がほとんど終日介護しているためです。
40代、50代という働き盛りが家族の介護や看護のために離職や転職するということが本人、家族、社会にとって良いことなのか、ここにより多様な第三者を受け入れる余地がないのか、より検討しなければならない高齢者先進国の課題のように感じます。