中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

どのような専門知識を持つ相談相手になるのか?

2014年07月16日 04時12分20秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)168ページ「第3-1-27 図 類型ごとの小規模事業者の経営課題」をみましたが、今日は172ページ「第3-1-28 図 小規模事業者が相談者に期待する能力・素養」をみます。

下図により、小規模事業者が経営相談を行うに当たって、相談者に期待する能力・素養を見ると、小規模事業者は、「事業分野における専門的な知識・ノウハウ」、「財務・会計の知識」、「具体的な提案能力」などの専門的な知識や「幅広い人脈やネットワーク」、「人間としての信頼感・秘密保持」などの人間としての能力を求めていることが分かります。

続いて、下図により、小規模事業者の経営課題ごとの相談相手を見ると、小規模事業者の最大の経営課題である「営業・販路開拓」については、「取引先」、「同業種の経営者」、「異業種の経営者」、「知人」に相談している企業が多く、また、公的な支援機関や専門家の中では、「メインバンク」や「商工会・商工会議所」に相談する小規模事業者が多いことが分かります。

これについて白書は、今回のアンケートのサンプルが、三大都市圏に対象が偏っている中で、「商工会・商工会議所」への相談が多いことは、地域における中核的な支援機関(「かかりつけ医」)として、一定の評価ができる、としています。

その一方、白書は触れていませんが、残念ながら、中小企業診断士は相談相手としては存在感が低いことが分かります。

”餅は餅屋に聞け”の言葉通り、中小企業診断士として、どのような専門知識を持つ相談相手になるのか、ここを考えさせられるテーマですね。

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