中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

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低収益の小規模企業が格差の原因である?!

2015年05月18日 05時00分51秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)56ページ「企業規模別に見た企業の交易条件」をみましたが、今日は59ページ「同一企業規模間における売上高経常利益率の比較」をみていきます。

下図から、同一企業規模内で売上高経常利益率が上位25%の企業と下位25%の企業の売上高経常利益率の平均を比較すると、どの規模で見ても全産業でその差が拡大傾向にあることが分かります。

続けて、白書は、低収益企業における大企業と中規模企業・小規模企業を比べると、大企業が底堅く推移しているのに対して中規模企業・小規模企業は悪化しており、特に小規模企業で大きく悪化している。

これに対して、高収益企業においては、大企業、中規模企業・小規模企業ともに同様に高水準で推移しており、全体の平均値で見た際に観察される大企業と中規模企業・小規模企業の売上高経常利益率の差の拡大は、低収益の中規模企業・小規模企業の収益悪化によって生じている面もあるものと考えられる。

業種別に見ても、全産業と同様の傾向が確認されるが、製造業における高収益企業を見ると、小規模企業の売上高経常利益率が2000年代後半以降、大企業の利益率を上回っている点が特徴的である、としています。

要するに、売上高経常利益率にみられる大企業と中小企業の格差は、下位25%の小規模企業の売上高経常利益率が原因であるということのようです。

これは予想通りですが、高収益企業と低収益企業には経営にどのような差があるのでしょうか。明日、みていきます!

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