おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2012年度中小企業白書 87ページの「再起業の際の取組」をみましたが、今日は92ページの「新事業展開を実施した企業」をみます。
2000年と2010年で新事業展開実施事業所数の割合を比較すると、従業員規模が小さな事業所ほど新事業展開を実施する事業所の割合は低くなっており、中小事業所では大事業所の半分以下の割合となっており、他方、中小事業所や小規模事業所では新事業展開を実施した事業所の過半が事業転換につながっていることが分かります。
続いて、新事業展開を実施した企業と実施・検討したことがない企業の業績見通しをみると、売上見通し、利益見通し共に「増加傾向」の割合が最も高いのが事業転換した企業、次いで多角化した企業であり、新事業展開を実施・検討したことがない企業の割合を上回っており、雇用についても同様の傾向が表れていることが分かります。
新事業展開とは「既存事業とは異なる事業分野・業種へ進出を図ること」であり、アンケート結果をみても取り組む企業は少ないことから、難易度が高く、実現できるイメージが遠のきます。
しかし、このままではいけないという危機感と現状打破の姿勢による行動の結果が新事業展開ですので、経営者にとっては新事業展開は日常的な慣習行動であるともいえます。
昨日は2012年度中小企業白書 87ページの「再起業の際の取組」をみましたが、今日は92ページの「新事業展開を実施した企業」をみます。
2000年と2010年で新事業展開実施事業所数の割合を比較すると、従業員規模が小さな事業所ほど新事業展開を実施する事業所の割合は低くなっており、中小事業所では大事業所の半分以下の割合となっており、他方、中小事業所や小規模事業所では新事業展開を実施した事業所の過半が事業転換につながっていることが分かります。
続いて、新事業展開を実施した企業と実施・検討したことがない企業の業績見通しをみると、売上見通し、利益見通し共に「増加傾向」の割合が最も高いのが事業転換した企業、次いで多角化した企業であり、新事業展開を実施・検討したことがない企業の割合を上回っており、雇用についても同様の傾向が表れていることが分かります。
新事業展開とは「既存事業とは異なる事業分野・業種へ進出を図ること」であり、アンケート結果をみても取り組む企業は少ないことから、難易度が高く、実現できるイメージが遠のきます。
しかし、このままではいけないという危機感と現状打破の姿勢による行動の結果が新事業展開ですので、経営者にとっては新事業展開は日常的な慣習行動であるともいえます。