おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「G7と新興国における各所得層の世帯数の推移」をみましたが、今日は「日本と中国における各所得層の世帯数の推移」をみます。
この図を見ると、日本の2010年の世帯数は5100万世帯(正確には5195万)のうち4000万世帯が所得35,000ドル以上であることが分かります。
他方、中国は1990年から年々所得が拡大していますが、2010年においても35,000ドル未満の低所得者層と中間層で成り立っていることが分かります。
このグラフから気になるのは、2020年においても中国の35,000ドル以上の富裕層がそれほど拡大していないことです。
急拡大している中国社会において労働者が稼げる所得には「ガラスの天井」があり、富裕層と低所得者層の差が今後ますます拡大するということなのでしょうか。
数値が1に近いほど所得分配に不平等あるというジニ係数をみると、中国は0.3から0.4になっており、特に地方と都市部の格差が拡大しているとあります。
つまり我々は中国を大きなマーケットとして一括りで捉えがちですが、所得層をはじめ市場を細分化しなければ攻略できないということを学びますね。
昨日は「G7と新興国における各所得層の世帯数の推移」をみましたが、今日は「日本と中国における各所得層の世帯数の推移」をみます。
この図を見ると、日本の2010年の世帯数は5100万世帯(正確には5195万)のうち4000万世帯が所得35,000ドル以上であることが分かります。
他方、中国は1990年から年々所得が拡大していますが、2010年においても35,000ドル未満の低所得者層と中間層で成り立っていることが分かります。
このグラフから気になるのは、2020年においても中国の35,000ドル以上の富裕層がそれほど拡大していないことです。
急拡大している中国社会において労働者が稼げる所得には「ガラスの天井」があり、富裕層と低所得者層の差が今後ますます拡大するということなのでしょうか。
数値が1に近いほど所得分配に不平等あるというジニ係数をみると、中国は0.3から0.4になっており、特に地方と都市部の格差が拡大しているとあります。
つまり我々は中国を大きなマーケットとして一括りで捉えがちですが、所得層をはじめ市場を細分化しなければ攻略できないということを学びますね。