リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

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警察署と消防署に話を聞きに行って来ました。そしてまたも野底岳で遭難事故!

2021年08月26日 | 石垣島の問題

石垣島での遭難事故に関し、ここで書くのも既に数回目となるが、今回私は先日の野底岳(マーペ)の死亡事故(事件)の件で、八重山警察署と石垣市消防本部に発見時の様子と、その後の調査結果について聞きに行って来た。なお質問内容は共に同じである。主たる質問は、

◎新聞には携帯電話が車の中に置かれたままなど、観光で訪れた方としては不審な点が幾つかあったが、その後遭難死亡事故なのか自殺なのかなど、新たな事実は分かったか?また新聞発表はあるのか?

◎新聞だと亡くなられた方が発見された場所は崖の下だと書いてあったが、詳しくどのへんなのか?登山道のどのあたりで迷ったと考えられるか?

◎もし救助訓練などしているのであれば、我々にも参加させて貰えるか?

 

◉返答
登山道から離れた場所で発見されたので遭難事故なのかなどは分からない。頂上の岩場の登山道とは反対側の崖下で発見されたが、岩に痕跡があるわけでもなく詳細は分からない。分からないのでもう新聞発表はない。現在、山の訓練を受けた署員がいるので、その署員を中心に救助訓練をしているが、今はコロナなので訓練するのは難しい。

などが共通する主な返答であった。
他にも色々お話を伺ったので幾つか書いておく。

SNSの軽率な投稿などに非常に困っている。
野底岳に関しては伊原間出張所が迷いそうな場所にロープを張り、少しは分かりやすくした。
石垣市各課と警察、消防など関係機関と会議をしたさいに、石垣市に注意喚起の看板やネットで呼びかけをして欲しいと意見したが、課によって考え方がマチマチで難しいとの事だった。

警察署、消防署からは、
今後事故が起きたさいや、山の案内などお願いしても良いか?山の装備、どのような物が必要か教えて欲しい、など頼まれたりした。

◉私からの提案と希望としては、
私達が山に登る計画があった時には、両方に声をかける提案をした。
私達山の仲間だけでなく、猟友会も山に詳しいので声を掛けておくと提案した。

現状、訓練は難しいが山の訓練を受けた署員の方が転勤移動してしまう前に講習を開いて頂けないかお願いして見たいと思う。
石垣市の猟友会と仲の良い市議会議員がいるので今回の話をし、市議会で取り上げて貰ったり、訓練や捜索に協力して貰えるように提案した。

そしてこれをご覧になった皆さんにはしつこいようだが、SNS等の安易な情報は鵜呑みにせず、キチンとした情報を所得し自分のスキルも考慮の上、石垣島の自然を楽しんで貰いたい。とにかく石垣島(沖縄県)の山は内地のように整備されている訳ではなく、所要時間数十分の行程であっても迷ってしまうのが現実である。私たちが整備してもほんの数か月でジャングルに戻ってしまい、何度も行っている我々でさえ久しぶりに行く山では迷い、怖い思いをするのだ。

★こんな事を書いている間にまたも野底岳で観光客の親子が遭難し救助要請。警察と消防が捜索にあたり、当日の内に無事発見し救助に至る。という事故がおきた。本当に困った物だ。しかも沖縄県も今は緊急事態宣言中で、県知事も「コロナが落ち着いたら来て下さい」と言っている。コロナ人口比率一位、何と二位の東京都の6~7倍の比率である。その沖縄県の中でも石垣島のコロナ人口比率は数倍多い!

★最後に、八重山警察署、石垣市消防本部、ともに非常に丁寧な対応を取って頂き心から感謝申し上げます。今後とも共に宜しくお願い致します。

★山が続いたので、そのうちシュノーケルやカヌーでの話を書きたいと思います。

#リフトアップ石垣島エコツアー #野底岳(マーペ) #救助訓練

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久しぶりに水中写真

2021年08月25日 | 海が好き!

以前使っていたフィルムカメラ用の水中ハウジング(数十万円)が「もったない」ので、デジカメが使えるように今年の冬頃だったかに改造(前にも書いたかな?)しました。それから随分経ってしまいましたが、ようやくお重い腰を上げました(笑)。久しぶりなもんだから物凄く下手で、その癖難しい強マクロのセッティングで組んでしまい、さらにシュノーケルでの撮影なのに面倒臭がって近場の波のある所(観音崎北側)に行ってしまい、全く満足の出来る画像が撮れませんでした。

その画像だけだと余りに下手クソ過ぎて、せっかく見に来てくれた方に申し訳ないので、過去の載せた少しはマシな水中画像も載せておきます。

イソギンポの仲間だと思います。皮弁(頭飾り)が目立たないから、フタイロカエルウオかな?でも頭もツートンだな。

メアジかボラの群れかな?キレイですね。とにかく2点とも15年くらい前に撮影した物なので、さだかではありません。

そして今回撮影したのがコレ↓

ハネウミヒドラ(ハネウミヒドラ科)でしょうか?こう見えて「ヒドロ虫」と言うクラゲの仲間で、植物ではなく動物です。先の泡が付いているように見える所を「ヒドロ花」と言い、小さいクラゲの様なのが付いています。そこから触手を出しプランクトンを食べます。時期が来ると本当に小さいクラゲの形で分離し泳いで離れて行きます。キレイだと思って触るとクラゲと同じようにピリピリするので素手では触らない方が良いですよ。

透明度が低く、ストロボの角度も良くなく、ハウジングのレンズの泡を取り忘れたのが逆に面白い画になりました。これからまた少しづつデータを取って、まともの画像が撮れるように精進します。

#リフトアップ石垣島エコツアー #ウミヒドラ #ヒドロ虫

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キバウミニナ、まだまだ産卵中!

2021年08月22日 | 生き物

7月くらいからキバウミニナ(キバウミニナ科、絶滅危惧種)の産卵が始まっています。見た目、決して良い物ではありませんが、観察するには面白い対象です。

産卵直後は薄いコーヒーのような半透明をしている事が多いんですが、これはもう泥の色ですね。いる所には無数にいるんですが、一応絶滅危惧種です。新生代に存在したビカリアと殆ど姿を変える事無く、現代に存在します。なんとビカリアもちゃんと、キバウミニナ科です。

コロナが流行る前に帰省した時、上野の国立科学博物館で見た時の記事をリンクしておきます。
1500万年前、日本列島が出来始めた頃。 - リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

過去の調査では11月でも産卵してるのが観察されているので、見てみたい方はまだまだ大丈夫だと思います。ただしマングローブの植物や生物に迷惑をかけないように行って下さいね。あと奥深くマングローブ林に入ると、出て来れなくなる事もあるので気を付けて下さい。

#リフトアップ石垣島エコツアー #マングローブ

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今回は転がし(田車)

2021年08月18日 | 何でも

一週間ほどして行ったら田植後しなってた苗も根付いたのか皆「ピンッ」と元気に伸びていました。水も全面張れて良い感じです。そして今回の作業は「転がし(田車)」です。

今回は手作りじゃなくて既製品だったんですが、昔は木で作っていたそうです。何をするかと言うと除草兼代掻きと言った感じでしょうか。

画像はひっくり返した状態ですが、この歯車見たいので泥を引っ掻き回し雑草も取ってくれて、ヘドロ状になっている泥を攪拌する事によって硫化水素も抜け、嫌気性になった状態から好気性に変り、水も泥も酸素が増え栄養も水に溶けだし、翌日には見違えるように苗が青々とするそうです。オイラはこの作業後まだ見に行ってないんですが、今度見る時が楽しみです。

この転がしは一回だけでなく、何度がやります。

この日の若葉さんは直ぐ横の川に繋がれていました。川の上流側(画面左)を見ると分かると思いますが、本来この川は山から直ぐの水でキレイなんですが、若葉さん達水牛にとってはあまり好みではないらしく、ご覧のように自分の角で壁面の土をドンドン削り落とし、ドロドロにしようとしている所です。

いつも繋がれている場所は田植えをしている一段上の休耕田なんですが、そこをやはり角で掘り起こし、飲み水用に入れてあげた容器をワザとヒックリ返し、そこに自分の糞尿もしてドロドロを作ろうとします。出来上がったらそこに横たわり体中に塗りたくり御満悦になるのです。どうも自分の匂いが付いていると安心するようですね。それと皮膚の保湿や虫除けにもなっているのかな? ハエは寄って来るけど(笑)。

そんな若葉さんは当然物凄く臭くてとてもじゃないけど触ったり近寄れません(>_<)。だけどこの日はある練習をする為にこの後ブラシでキレイに洗われてしまいました(笑)。

何の練習かと言うと、人が乗る練習です。別に乗る為の牛ではないんですが、人が乗るのを許すようになると、若葉さんとの距離も近くなり言う事も聞いてくれやすくなるそうです。ただ先日オイラがオレンジの短パンで行った時に触られるのを嫌がっていたのと同じように、今回は蛍光の赤いシャツを着ていた女性が乗る時、最初抵抗してなかなか乗せようとしませんでした。やっぱり色が関係してるのかな?

今回は女性陣といつも世話をしている男性二人だけ乗せて貰いましたが、機会があったらオイラも乗せて貰えたらなぁと、秘かに企んでいます(笑)。それには若葉さんともっと仲良くならねば!

#リフトアップ石垣島エコツアー #伝統農法 #無農薬 #人力

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またも遭難事故、石垣市にも責任あるでしょう?!

2021年08月14日 | 石垣島の問題

8月11日に今度は「ぶざま岳」で遭難事故があった。警察と消防が捜索し暗くなりかけた頃に何んとか発見。事無きを得た。このぶざま岳も過去に遭難事故があり、と言うよりも石垣島で紹介されている山で遭難事故が起きていない山は無いんじゃないだろうか? 今回のぶざま岳、以前は山関係や一部の人しか行かない場所だったが、石垣市が「島人ぬ宝さがしプロジェクト」と称し紹介し「余計な事してくれたなぁ」と思っていたら案の定、遭難事故多発。SNSでも無責任な輩が「気軽に行ける絶景ポイント」として紹介。とにかくゴミが増えた! 環境省のパークボランティアでもその為にゴミ拾い登山を行ったくらいだ。

これまでも言って来たが、沖縄の山は内地と違いキチンとしたルートが確立されていない。有っても数か月で藪に戻る。石垣島だと於茂登岳が一番ルートがハッキリしているが、それでも遭難事故が度々おきている。それくらい内地とは違うのだ。オイラが言うと金儲けと思われるかも知れないが、必ず地元の分かる人や、ちゃんとしたガイドのいるショップに申し込んで行って貰いたい。

先日も屋良部林道で歩いていると何度も行ったり来たりする車がいて、途中休んでいるオイラ達の前にその車が止まり「山の入り口を教えて下さい」と尋ねて来た若い女性二人。見ると半袖、ミニスカ、サンダルといったいで立ち。オイラは「ヤバいな」と思いわざと大雑把な返答しかせず、かわりに「そんな格好で行くと危ない、遭難事故も良く起こる山で、先日も違う山だが死亡事故が起きてる」と詳しく話した。それでもその女性達は納得せず「でもSNSでは簡単に~」と言っていた。

もともと屋良部岳のショート登山道入り口はそんなに見つけ難い訳ではなく、看板なんか無くても普段から自然に接している人なら登山が趣味の人でなくても見分けられるレベルである。その入り口が見分けられない程度の目しか持ち得ない人なら自分達だけで入るのは危険! 止めた方が良いのだ。

チョッと前の地元新聞に「屋良部岳の入り口をいつも聞かれて面倒臭い」と言う人の記事が出ていて、その人は「入口に看板を立ててやれ」と書いてあったが、オイラは止めた方が良いと思う。賛否はあるだろうが、オイラは事故を防ぐ為にある程度スキルのある人でないと容易に入れないようにした方が良いと思うからだ。

遭難する度に警察や消防はもちろん、オイラ達も呼び出され無償で一生懸命探しています。
死んで欲しくないから。

ちなみにシュノーケルでも、またも死亡事故が起こっている。

#リフトアップ石垣島エコツアー #遭難 #死亡事故 

 

 

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苗取、田引、田植え

2021年08月09日 | 文化・歴史好き!

伝統農法で無農薬、人力田んぼの続きです。先日、「苗取り、田引き、田植え」があったんですが、オイラは仕事があったので行けませんでした。ですが仲間から、まだ端の方や根付かなかった苗の代わりに植えたりとしないといけないと教えて貰い、その日までに行けばオイラも出来ると思い、前日の夕方に行って来ました。

ですが行けば直ぐに田植えが出来ると思ったら大間違い。まずは田んぼの端で種を撒いて育てた苗取りからです。近代農法では専用の苗床に種を撒き、コンバインを使わなくとも苗を取り易いようにするんですが、今回は違います。そのお陰で苗を取るのに一苦労。

五葉期(ごようき、葉が五枚)ほど育った苗を角スコとかで根と土ごとガバッと掘り上げたら、畔に腰かけ水でほぐしながらバラバラにしていきます。この時根が千切れますが意外と平気と言うか、実はワザと根先を切るやり方もあるくらいで、切れた所から細かい根が沢山生えて来てより根張りが良くなると言う考えもあります。画像のは結構ちゃんとほぐして根が見えていますが、あんまりほぐすよりある程度土が付いたままの方が根に優しいです。そして分結部分にダメージを与えないようにする事が大切です。

この時は大先輩が一人居ただけなので「撮って」と言えなく、自撮りで手だけ撮影(笑)。

実はオイラの母ちゃんは徳島県のド田舎の生まれで、兄弟姉妹合わせて7~8人。爺ちゃんは役場勤めでしたが田舎だから当然農家もやり、田んぼも何町歩も持っていました(山も)。農家はみんなそうだと思いますが、子供の頃田植えの季節になると、学校に行く前に田植えを手伝わされ、帰りには一番下の弟を家まで連れて帰るというのが日常だったそうです。

山中の配水管が壊れていて水が来なくて困っていたんですが、この日修理の人が来て明日の朝には溜まってるだろうとの事、一安心です。画像で格子状に線が引かれていますね。これを目印に苗を植えていきます。これを引く事を田引きと言ったりします。引く道具をがじ棒(田引き棒)と言ったりします。いずれも地域によって言い方や道具はそれぞれです。

まだ若葉さんがいました。こっちを見ていますね。もう直ぐ竹富島に帰るか、白保の田んぼに行くかも知れません。ところでこの日の若葉さんはオイラが撫でると首を振って嫌がります。触られたくないと言った意味なんですが、前回は全然拒否されなかったのに、どうしてかな?と考えました。この日オイラは汚れても良い様にジョギング用のオレンジ色の短パンに着替えたので、その色がイケなかったのかも知れません。もし繋がれてなかったらオイラに突進してた?

#リフトアップ石垣島エコツアー

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ヒメゴマフコヤガの大群!

2021年08月04日 | 生き物

山林の中で歩いていると、何やら小さな物がチラチラ飛んでいます。何だろうと見るけど良く分からない。目を凝らして見ていると「えっ!」。

直ぐ横の木に1Cmくらいのガが、下から上までビッシリ!

調べて見ると、ヒメゴマフコヤガ(ヤガ科)でした。内地では絶滅危惧種の地域もあります。5月に撮影した物なんですが、なぜ集団でいたのか分かりませんでした。寒いわけでもなく、交尾しているわけでもなく。

最近この場所にチョクチョク行く用事があるので、今度行ったらまたこの木を確認して見ようと思います。今度行く時は、一眼と脚持って行きましょう。

#リフトアップ石垣島エコツアー #ヒメゴマフコヤガ

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