リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

今回の撮影(フォトシューティング)ツアー、夜は石垣島夜回り4

2019年10月30日 | 生き物

今回はヤエヤマヒルギの樹液を舐めに来ていたガです。もちろんマングローブ林内ではなく海岸に生えているヒルギです。残念ながら同定する事が出来ませんでした。わかる方いたらコメントください。当ブログは参加型ブログです!

凄いのはヒルギの仲間は樹液に塩分(ミネラル)を持っていると聞いているんですが、それを好んで集まる生き物も確かにいますが大抵は嫌がります。でもこのガは3匹も集まっている訳ですからやはり好んで来ているんですね。カナブンなんかも犬の糞などに寄って来ますがあれもミネラル補給だから、このガも食事と言うより栄誉補給なのかも知れません。眼が光っているのが格好良いですね!

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今回の撮影(フォトシューティング)ツアー、夜は石垣島夜回り3

2019年10月28日 | 生き物

今回はほぼヒルギ上で生活している、ヒルギハシリイワガニ(イワガニ科)です。カヌーでマングローブの川を進んでいると、ヒルギの幹や枝に付いている姿が良く見かけられます。もちろん干潮時に観察しても見られます。枝に付いている藻や小さい生き物、死体など何でも食べる雑食です。この時は海岸沿いに生えていたヤエヤマヒルギにいました。ちなみに夜のマングローブ林は色んな生き物が寝てたりする場所なので、行かないようにお願いします。

 

 以前このカニの事を「フタハオサガニ」と説明しているガイドがいましたが、もし貴方がツアーに参加した時にそう説明されたら「今回はハズレだな」と諦めて下さい(笑)。

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今回の撮影(フォトシューティング)ツアー、夜は石垣島夜回り2

2019年10月26日 | 写真好き!

今回はヤガラ(ヤガラ科)です。別に夜でなくとも見られるんですが、撮影するとなるとヤガラに限らず海の生き物は昼間よりも夜の方が圧倒的に逃げないので撮りやすいです。高級魚としても有名で刺身でも何でも美味しいようですが、オイラは食べた事がありません。石垣で海に入っていると1m以上のヤガラを見る事はそう難しくはありませんが、撮った事はあっても獲った事がないんです(笑)。

浅瀬にいるとヤガラに良く似たダツの子やヨウジウオも見られます。浅瀬や干潮時の干潟観察は昼も夜も本当に面白く夢中になって、夜中になってしまう事もしばしば。後から腰が滅茶苦茶痛くなってるのが「たまに傷」です。

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今回の撮影(フォトシューティング)ツアー、夜は石垣島夜回り1

2019年10月23日 | 生き物

シリーズの続きですが数日後の「石垣島夜回り」の撮影ツアーバージョンです。その前に一つ間違いがありました。皆さんにはどうでも良い事ですが、数回前から午後に変ってるのにタイトルはずっと午前中のままでした。正しくはシリーズ5から「午後からは山中で~」です。

さて夜編ですが、夜の海での撮影です。今回はツノメガニ(スナガニ科)です。

この子のお腹は見てないんですが、目の角が短いから女の子でしょうか?オスだと「折れないの?」って思うくらい角が長くなります。ミナミスナガニの仲間なので砂浜を走る速さは尋常でなく、捕まえるのは一苦労です。

砂浜に素早く潜れるのは他のカニと同様。さっきの子とは違うこちらは角が多少は長いのでオスかな?

石垣島に昔から伝わる民謡?にアンパルヌミダガーマユンタ」と言うのがあります。アンパル(網張る)と言う石垣島で最大のマングローブに住むミダガーマ(目高蟹、ツノメガニの事)ショーニンヨイ(生年祝、13歳、25歳~等で祝う)の歌で、つまりツノメガニがお誕生日会の主人公のカニです(笑)。ユンタは田植えなど皆で作業を行いながら合いの手を入れて、「辛い仕事も楽しく」と言う歌です。世界中でありますよね。辛さを紛らわすだけでなく早く終わり、作業効率も良くなります。

昔はコンバインなんて便利な物はありません。田植えは順番に皆で共同結)でやっていましたが、必ずしもちゃんと集まってくれる訳ではなく、そんな時に「ウチの田んぼの時は何々村のウタシャー(歌者)Bさんが来る!」と宣伝しておくと、当時娯楽が少なかった時代に歌は最高の娯楽。「そりゃぁ行っとかないとな!」となって手伝いも沢山来てくれた、と言う訳です。人気のウタシャーはアチコチの集落に呼ばれ、それだけでかなりのギャラ(お礼)が貰えたようです。完全にプロの歌手ですね!

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今回の撮影(フォトシューティング)ツアー、午前中は遺跡巡り8

2019年10月21日 | 文化・歴史好き!

前回の水道橋の続きです。この水道橋は宮良の方にある「旧大浜浄水場跡」まで続いていたんですが、そこまでの水道はもう殆ど残っていません。取水場所から直ぐのこの水道橋も、恐る恐るですが以前には歩いて渡っていました。しかし数年前からご覧のように半分崩れてしまい、可哀そうな姿のままジャングルの中に佇んでいます。

ただ次の画像を見て頂いても分かるんですが、当時かなりキチンと作られていた物だと言う事が分かります。

石をキチンと組んで水道の乗る斜面を補強していた訳ですが、ただの補強で良いならこんな面が揃った(加工した)岩を使わずとも良かったはずです。それをこれだけ丁寧に作ったのはそれくらい「水」と言うのが大切で、安定した水道供給に対する期待が高かったんだと思います。最近では内地でも災害が多いので電気、水、ガスなどのインフラの有難さが身に染みてる方も多いんじゃないでしょうか?オイラが石垣に来てからたかだか20年弱。それでも台風の度に停電・断水、節水などを経験して来ました。中でも命の水は本当に大切で、完成した当時の新聞や市史などを読むとその頃の人々に比べれば甘いとは思いますが、その喜びは現代のオイラにも共感出来ます。

取水場所から浄水場跡までの水道の一端が残っていないかずっと探していたんですが、この時の帰りに急に気付きました。「これだ!」
いつも何の気なしに見ていたんですが、車から外を眺めていて突然閃き車を降りて確かめてみると、やはりU字型で山中の物と同じ規格。何時も見てたのに何で気付かなかったんだろう?この四角い升もきっと当時の物でしょう。この道路向かいにも山からの水を流しているコンクリート製の川見たいのがあり、これももしかしたら当時の物かも知れません。

さらに探すとありました!道路を作った時に一部無くなっていますが確かにこのコケむしったような色のコンクリートは当時の水道です。この後はまだ見つけていませんが、引き続き捜索していくのでお楽しみに。ここにあるよって!て言う情報もお待ちしてます。

ちなみに農業用水として利用していた「バラビドゥ溜池(現代の石垣ダム付近)」から「平田原」への当時の水道が引かれていた図面と、飲料水として利用されていた「白水」から「安香花」あたりの浄水場まで引いていた水道の図面も手に入れました。旧大浜浄水場の詳しいデータだけがいくら探しても、色んな人に聞いても出て来ません。こちらの情報も宜しくお願いします!

★半分崩れる前の水道橋と、畑の中に残っていた今は無き「文化財級」の水道橋画像を見たい方はコチラ、https://blog.goo.ne.jp/lift-up001/s/水道橋
ずっ~と下の方にスクロールすると色々出て来ます。

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今回の撮影(フォトシューティング)ツアー、午前中は遺跡巡り7

2019年10月18日 | 文化・歴史好き!

この日最後の場所は約60年前、1960年に出来た旧大浜町浄水場」まで沢の水を送っていた「取水施設跡」「コンクリート製水道」を見に行きました。特に「ジャングルの中の水道橋」はなかなか見応えがあります。

おそらく当時、コンクリートから左側はもっと土砂が取り除かれ、もっと水深があったんじゃないでしょうか?小ダムのような役目を果たしていて、分かり辛いですが地中の中に管があり、次の迷路のような場所に水を送ります。

この迷路のような場所で石やゴミを大まかに取り除くのと、水量と言うか勢いも調整していたのかもしれません。この時はイシガメが落ちて出られなくなっていたので外に出しました。

かなり埋もれていますが、ここを通って宮良近くの浄水場まで流れて行ったんですよ。コンクリート製の凹型の水路なので高低差(約80m位)だけで何キロ(直線距離で約8Km)も流れて行ったんです。もちろんちゃんと計算して勾配を出し作った訳ですが、理屈ではわかるけどこんな原始的な方法でそこそこ安定した水量を流していたんだからから凄い話です。途中自然の地形に苦労したポイントも多々あったはずなのに。それだけ島と言う不安定な環境で安定した水供給が、何よりもの島人の切なる思いだったんでしょう。

山の中には当然谷もあります。ただ地形に沿って水を流したんでは浄水場まで流す事は到底不可能。計算上の勾配に合わせた水道橋を建設せざるをえません。

どうですか?亜熱帯ジャングルの中を歩いていると突然出てくる人工物。何だか興奮してドキドキしませんか?皆さんはどう感じましたか?

次回は今まで気付かなかった山中から続く水道を、この時偶然発見したのでそれを紹介しましょう。

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今回の撮影(フォトシューティング)ツアー、午前中は遺跡巡り6

2019年10月16日 | 山が好き!

次の場所に行く前に定番の滝に来ました。定番と言いながら久しぶりですが、やっぱりなかなかの良い滝ですね。前日まで台風だったので水量が増えて良い感じです。やっぱり滝を撮影する時は雨の翌日ですね。もちろん安全第一ですが。

内地の皆さん台風19号はどうでしたか?オイラの場合、家族がアチコチにいるし友達は下町なので3連休中はずっとテレビとネットにくぎ付けでした。心配してたほど風速は大した事が無いと言うか風による被害は少なかったんですが、家族や友達のいるそれぞれで川の水位が上昇し、あっちでは「氾濫注意水位」、こっちでは「ダムの緊急放流」、さらには「氾濫危険水位」まであと20センチ!と言うのが何時間も続き、「10センチ上がった、10センチ下がった」「上昇中、下降中」と言うの情報に、もうクタクタ。それが月曜日まで続き、ずっと国交省の「川の防災情報」や「ヤフー防災速報アプリ」でモニターしていて心身ともに本当に疲れました。月曜日の掲載をサボったのはこの為です(言い訳)。

皆さんもご存じの通り台風が過ぎてから河川の氾濫で被害が拡大し本当に痛ましい事象でした。結果的にオイラの家族や友達は全員無事だったんですが、被害にあわれた皆様のお悔やみ申し上げます。

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今回の撮影(フォトシューティング)ツアー、午前中は遺跡巡り5

2019年10月11日 | 何でも

午前中は主に戦跡を巡り、お昼はチョッと前に流行った「オニササを知念商会で」買ってバンナ公園でランチ。午後からはまず「名勝・川平湾及び於茂登岳」地区内にある「石垣市文化財指定・サキシマスオウの群落」を含む亜熱帯の森に行って来ました。

サキシマスオウと言うのは画像でも分かるように特徴ある板根を作り、有名なのは西表島ですが石垣島にも探して見るとアチコチにあります。特にこの場所のスオウ群落は島の中でも最重要で、一本一本番記されてるくらい貴重な石垣市の文化財指定されている場所です。

こんな凄いのが石垣島でも見られます。

このように見事で不思議な板根がサキシマスオウの一番の特徴です。サキシマスオウは水場が好きな植物ですが、この根っ子によって小ダムのように水が溜まってる場所もあり、この時のリピータYさんが言っていたんですが、水をためる為にもこの根は役に立ってるんじゃないか?と。う~む、なかなか鋭い考えです!

オイラが知っているだけでも群落は数か所ありますが、探せばまだまだ見つかるはずです。石垣島の悠久の歴史を探る為にも重要な植物なので、今後も調査を続けて行きたいと思っています。

この群落最大の高さ!、を誇る板根の中で。

★台風19号が弱くなりますように。
関東地方の皆さんが無事でありますように。

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今回の撮影(フォトシューティング)ツアー、午前中は遺跡巡り4

2019年10月09日 | 文化・歴史好き!

このシリーズでだいぶ引っ張っていますが、内容は色々なのでまだ暫くお付き合いください。さて今回は「フルストバル遺跡」です。石垣島で最大の遺跡と言って良いでしょう。オイラ的には各学校で地元の遺跡として必ず見学に行くべき場所の一つだと思っています。

フルストバル遺跡は以前は西暦1500年頃に実在した豪族、「オヤケアカハチのグスク(城)」と言われていましたが、ここ数年の発掘調査などで「時代が合わない」と言う事が分かってきて、「どうやらオヤケアカハチのグスクではないな」と言うのが正解なようです。ただ住居または宿泊所?として使っていたと言う事は現段階では間違いないようです。「宿泊所?」と書いたのは住居だとしても一家族の住居ではなく、一つの石垣の囲いの中に集団で住んでいたんではないか?と言う予想が現段階で言われているからです。

また宮良湾と言うのは「正保国絵図(江戸幕府が諸大名に命じて国単位で作らせた国絵図)」には載っていないんですが、湾周辺や海岸・海底から遺跡が沢山出ています。そういった盛んな港の傍に宿泊所があってもおかしくはないですよね。しかもフルストバル遺跡は石灰岩の高台にあるので宮良湾が非常に良く見えます。船の出入りが良く見えるので管制塔見たいな物もあったかも知れません。港関係で働く人、船の乗組員やお客様の宿泊所を作るにはもってこいの場所です。ですからオイラの考えは共同住宅と言うよりはこちら側です。

さぁ、石垣に住んでる方も観光客の方もぜひ現地に行って自分の目で見て、石垣に触れ、宮良湾を眺め、柔軟に想像を膨らませ自分なりの推理を楽しんで見て下さい。琉球王国・石垣島の悠久の歴史に触れる事がきっと出来る筈です。

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今回の撮影(フォトシューティング)ツアー、午前中は遺跡巡り3

2019年10月07日 | 文化・歴史好き!

一週間ぶりに光電話回線が繋がりインターネットが出来るようになりました! これでPCから投稿出来ます。スマホから投稿したら何故だか勝手に同じ画像が二枚投稿されていて、訂正しようにも直せません。

さて、フォトシューティング(撮影)ツアーの三回目ですが、今回は「フルスト原の海軍壕群」の一つを紹介します。わかり辛い場所にあるんですが道路から比較的アプローチし易い場所にあり、普通に靴と長ズボンぐらいの服装で入れます。一番奥には自然洞を利用したんだなと言うのが分かるように更に奥行きがあるのが分かる割れ目があったりします。戦時中の物かも知れない遺物もありますが、持ち出し禁止です

穴の中には二次生成物も色々見る事が出来ます。↓美しいウロコ状の模様ですね。どうしたらこんな物が出来上がるんでしょ?本当に自然は偉大です

戦跡としても自然壕としても楽しめる穴で、上にはフルストバル遺跡もあり、色んな意味で価値のある場所です。海か観光地しか行かない旅行者は本当の石垣島の本の数%しか知らずに帰って行きます。もったいない!

次回はその「フルストバル遺跡」の紹介です。

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