リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

こんな良い池が沢山

2019年11月29日 | 何でも

水質調査で数か月おきに、嵩田山からの分水嶺のエリアを宮良川辺りまでをウロウロしていますが、今回の嵩田山の麓にはアチコチで水が湧き出していて、沢や小さな池が沢山あります。島の飲料水・農業用水の3割ほどがこの辺りを水源地とした水だったはずです。とにかく水が豊富な場所で、以前この近くの農家さんに聞いたら「ココは干ばつの時でも地中に水があり、農作物が枯れる事が無いから選んだんだ」と言っていました。

今回行った池も山側から水が湧き出してるだけでなく直ぐそばにも小さな沢があります。この時は他にも数か所探しながら行く予定だったので時間があまり無く、たいして周囲を観察出来ませんでしたが、調べて見たらきっと面白い発見が色々あるに違いありません。少ない時間で分かったのは、角の取れた大きな花崗岩の塊が辺りにゴロゴロしていたので「かなり水が動いていた場所だったんだな、今でも動いているんだな」と言うのが分かりました。この辺りの地形は基本的にこんな感じです。

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何か踏んだ?!

2019年11月27日 | 生き物

水質調査で何ヶ所か下見に行きました。この後土砂降りになります(笑)。

湿地を歩いていると何だか固い物を踏みました。

石かな?と思ったらセマルハコガメ君です。踏まれた跡があります。ごめんね。だけど湿地帯でフワフワしてるので大丈夫です。帰りに見たらいなくなっていました。

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秋の夜長、島の冬も近し

2019年11月25日 | 夜が好き!

街灯の元、リュウキュウアサギマダラ(タテハチョウ科)が数匹で集まって寝ていました。これから寒くなってくると風通しの悪い場所に集まり、もっと大集団になって集団越冬します。本来なら夜の自然の中、せいぜい月夜の明かりがあれば良いくらいですが、こんな街灯の傍で集まるなんて珍しいです。

月夜の明かりだとなんだか神秘的で素敵な感じですが、人工物である街灯だと何故だかオイラは、「冬も近い、秋の夜長の刹那」を感じます。

#リフトアップ石垣島エコツアー

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未だ石垣島は毎週台風

2019年11月22日 | 何でも

内地の全国放送では殆ど放送されない、こっちでの台風情報。ほぼ毎週台風が来ていても全くと言って良いほど知られいません。台風だけでなく石垣島の色んな事が内地で知られていない事にビックリする事があります。

この場所は家から宮良に行く時に通る道の途中ですが、草地なので於茂登岳まで真っ直ぐ見渡せます。そして台風が近い時など面白い雲が良く見られるビューポイントです。こんな雲が見られる石垣島をますます大切にしないとな、と思います。

#リフトアップ石垣島エコツアー

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旧大浜町浄水場 水路探し 

2019年11月20日 | 文化・歴史好き!

今までに何回か書いている於茂登岳から旧大浜町浄水場までの水路探しですが、もしかしたらあそこのがそうじゃないか?と言うのを思い出し確認しに行きました。この場所の地主さんに話を聞いて見ないと何とも言えないんですが、畑の端にあるので畑の持ち主が来た時でないと聞けないし、何時来るかも分かりません。

見た目や幅が非常に似ています。この撮影の時は下に水が流れていませんが、数年前来た時は水が流れていました。畑に水を撒くにしても、直ぐ横に川があるのにわざわざ遠くから水を通すためにこのような水道橋を作るとは思えません。ただ古いコンクリートなのは分かるんですが、年代が同じかどうかまでは見分けがつきません。水路通した地図があれば確認できるんですが、肝心のその地図が未だ見つかっていないので難しい限りです。今日も仕事の合間、大浜集落に行って聞き込みをしたんですが、手掛かりはありませんでした。

情報募集中です!

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石垣島エコライフ2019 当日

2019年11月18日 | 何でも

2011.11.16 石垣島エコライフ2019当日の模様です。「アンパルを守る会」と一緒にやったオイラ達のブースは石垣島の固有種と外来種の展示、自然の物での工作コーナーを設けたんですが、とにかく開場するなり即満員! 生物コーナーでは引っきり無しに見学者が訪れ説明しっぱなし。工作コーナーも最初に用意していた机だけでは足りなくなり増設!一日中立ちっぱなし、喋りっぱなしでクタクタでした。だけどこんなに来てくれるなんて思ってもいなかったので物凄く嬉しかったです(ありがとうございます)。おそらく全てのブースの中で一番来てくれたんじゃないかと自負しています。

画像を見ると「何だ、大した事ないじゃないか」と思うでしょ。この時はお昼時でやっと写真を撮れる余裕が出来た時です。このお昼時と「竜神マブヤーショー」の時だけはお客様が少なくなって、少し余裕が出来た瞬間でした。画像の色が悪いのはホワイトバランス合わすのを完全に忘れていました。と言うかそれどころじゃなかった。現像する時もオイラの腕が悪いせいでご覧の通りですが、これでも少しはマシになったんです (^^;)。

当日展示した「石垣島エコツーリズム協会」のポスターです。

色んな方とお話しして分かった事はオーバーツーリズム(観光公害)」によって、
石垣島の生き物が危機的状態にある事やもの凄くゴミが増えてる事、物凄い数のホテル建設によって水が足りなくなってる事など、殆どの方が知らなかったと言う事です。
しかもお話しするとビックリして「それは何とかしないと!」とちゃんと理解してくれるんです。これを機会にもっともっと皆さんに届きやすいよう工夫して、アピールして行こうと思います!

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石垣島エコライフ2019

2019年11月15日 | 何でも

明日、2019年11月16日、10時から17時まで石垣市総合体育館で、
「石垣島 エコライフ2019」があります。
「石垣島エコツーリズム協会」もアンパル会と一緒のブースで出てますので遊びに来てください! オイラ達のブースには、水生生物展示や、可愛い工作作り体験リーフクラフトプレゼント他
海水魚の専門家、淡水生物の専門家、植物の専門家など自然関係全般
何時も疑問に思っていた事を質問するチャンスです!

オイラもほぼ一日中いるようにしますので、ユンタクしましょう!

#リフトアップ石垣島エコツアー

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ヒノキバヤドリギ

2019年11月13日 | 何でも

関東から西で見られるヒノキバヤドリギ(現在はビャクダン科)です。ヤドリギと言うとクリスマスの日「ヤドリギの下にいる女性にはキスをしてもよい」とか、「女性はキスを拒んではいけない」とか、「キスしたりハグをするとヤドリギの不死の力が貰える」など、ヨーロッパ人のご先祖、古代ケルト人の言い伝えがあります。最初の部分なんか男性には都合の良い話ですね(笑)。なんでヤドリギを神聖化したかというと、宿主の木が落葉してもヤドリギは年中青々と緑の葉を付けていたから、と言う事です。ところで実際ヤドリギを見た事がある人はどれくらいいるでしょうか?オイラも石垣で見るまで見た事がなく、しかも普通のヤドリギは見た事がありません。

ヒノキバヤドリギは葉が退化してありません(見た目は)。ギザギザの葉は宿主のハマヒサカキかな?宿主からある程度栄養を吸い取るんですが、自分でも光合成をして生きてます。だから完全な寄生じゃなくて半寄生と言う感じ。でもあんまり沢山同じ木にヤドリギが付くと宿主を枯らしてしまうので、やはり怖い存在ですね。

先っちょや節にチョコチョコ付いてる黄緑色っぽいのが葉で、丸っこいのが蕾です。良ーく見るとピントが合ってない部分に咲いてる花もあります。光合成はこの小さな葉より、平べったい茎の部分が主で、と言うより全体で光合成しているようです。煎じて飲むと高血圧や痛み止めなど色々薬効もあるようです。

さて、来月にはクリスマスだから「自然を案内するよ!」とでも言って、この木の下に女の子を連れて来ようかな(笑)。

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精油も取れる、タイワンヒヨドリ

2019年11月11日 | 生き物

一応、秋から春先まで咲くタイワンヒヨドリ(キク科)が咲いていました。内地のヒヨドリバナの仲間です。アザミのような花で実際ソックリなアザミの仲間がありますが、それよりもシマフジキールンバカマにそっくりですね。みんな同じヒヨドリバナ属です(特定外来種で問題のツルヒヨドリはキク科ですがツルギク属)。見分け方は簡単。花の色が違うのと何よりも葉の形が違います。こちらは葉が3裂です。最初に「一応」と書いたのは石垣の植物は全然関係ない季節でも咲いている事が「稀ではなく良くある」からです(笑)。

サクラの葉と同じでクマリンを持つので乾かすと桜餅の匂いがします。生薬としてお腹の調子が悪い時やそこからか派生する病気にも効き、地方によっては民間薬として日常で使われます。ですが第二類医薬品扱いとなっているので風邪薬程度の副作用があり、注意が必要です。

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ホウライカガミに群がる、ツマムラサキマダラ

2019年11月08日 | 生き物

バンナ公園を歩いているとホウライカガミの場所で何枚も写真を撮っている方がいました。「何か面白い物が撮れますか?」と尋ねてみたら「ホウライカガミにツマムラサキマダラ(タテハチョウ科)が群がってる」と教えてくれました。またその方は「何時もはあっちに集まってるんだけど」「何故か葉や開いたサヤに口吻を伸ばしてる」との事でした。実はバンナ公園のこの場所はチョウが集まる有名な場所で、色んな方がココに撮影に来ています。聞けばこの方も内地から何度も通ってるとの事でした。もちろん採集は禁止です。

実はこの行為、タテハチョウ科など体内に毒を蓄積する昆虫の主にオスがやる行為で、キョウチクトウ科など「ピロリジジンアルカロイド(PA)」などを持つ植物に集まって来ます。で、何をやっているかと言うと、PAの摂取です。葉やサヤなんかにチョウが吸えるような液体は出てないでしょ?と思いますね。だから口吻から液を出して成分が溶け出たそれを吸うんです。特に干からびたサヤや葉はPA成分が多く好んで集まりますが、普通の葉にも口吻を伸ばしてます。PA成分出るのかなぁ?

体内に毒を持つチョウだから当然防御の為に摂取してるんだろうなと思うんですがそれだけではなく、メスにモテる為のフェロモンの分泌や産卵、子の発育など色んな事にこのPAは必要なようです。そう考えたらメスだって必要な気がしますね。ただチョウ自体はそれを分かってて摂取しているというより、麻薬みたいな物で欲しくて欲しくてたまらないように作用しているんではないか?と考える研究者が多いようです。

このように本能が刺激され、異性や食物以外でも昆虫あるいは動物を集める(集まって来る)作用は自然界には沢山あります(人間界でも)。それをTVなんかで面白がってやっているのを見ると、また悪用されるんじゃないかと思って心配になります。

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