リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

於茂登岳登山ツアー、また行って来ました

2015年03月30日 | 山が好き!

今回はツアー会社さんからの依頼で、9+1(添乗員さん)名をご案内して来ました。 そろそろ石垣島も25度を越える日が多くなってきて、この日も湿気の多い26~7度。 そういう中で登った事が無いのでそれが辛いと言ってました。 それでも前日は西表島の古見岳を登って今日は於茂登岳ですから、凄い体力だなぁ。 皆さんオイラよりはるかに年上ですよ。

途中からヤエヤマコンテリギ(ユキノシタ科)が出てきました。 アジサイの仲間だから白い所は装飾花と言って目立たせる事を目的に発達した結果、結実は出来ません。 装飾花に囲まれた真ん中部分の花で子孫を残します。 以前石垣島にはカラコンテリギと両方あると書いてたんですが最近はヤエヤマコンテリギで統一する傾向にあるので、今回はそうしておきました。 場所によっては装飾花が黄色っぽいのもあるけど、あれは場所のせいなのか、時間が経っただけなのか、種類が違うのか、謎です。

次はオモロカンアオイ(ウマノスズクサ科)。 ツアー中だったのでじっくり撮影する事は出来ませんでしたが、左の葉の下に3分の1位写ってるのは花かな? 近い内に行けたら今度はじっくり撮って来ますが、根元の方に気持ち悪い感じの花が咲きます。

石垣島には他にもウマノスズクサ科の植物があって、いずれもちょっと気持ち悪い花です。 あと見かけたのは最初タイワンオガタマかと思ってた白い花があったんですが、帰って来てからジックリ調べると、猛毒のヤエヤマシキミだったような気がします。 花びらの形がオガタマより細かったんで多分そうでしょう。 画像を撮る暇がなかったので確定出来ない所が残念。 チャボイナモリがたくさんあったのと、ルリミノキのツボミもまだ沢山あったなぁ。

始めに書いたように今回はツアー会社さんからの以来だったんですが、皆さん日本各地からバラバラに(全日本選抜メンバーだと言ってました(笑))石垣島に集合して、帰りも各自バラバラだそうです。そういうツアーもあるんですね。 現地に着てからガイドとホテルなどは用意されてるという仕組みのようです。 とにかくみなさん無事下山出来て良かった。 川平半島、屋良部半島、北部の方もキレイに見えて良い眺めでした。 参考時間ですがこの間のは登り2時間半、下り1時間半位でしたが、今回は飛行機の時間があるのでチョッと早目にと言う事で説明は大事なポイントに絞り、登りは2時間程、下山は同じです。 それでも遅いねぇと思うでしょうが、オイラのはあくまでエコツアーでありネイチャーツアー。 途中休憩はもちろん、色々見ながら解説しながら、写真も撮って貰って頂上ではお弁当を食べてからの下山です。 絶対その方が楽しいと思いますよ!

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石垣島にも自生するセイシカ

2015年03月28日 | 山が好き!

セイシカ(ツツジ科)といえば西表島にしかないと思ってる方が多いと思いますが、石垣にもちゃんとあります。 近い種類で奄美にもあって、いずれも絶滅危惧種です。 石垣での自生地はオイラの知る限りでは片手で足りる位しか無いですが、オイラが知らないか見つかって無いだけで、きっとまだどこかの沢沿いとかにあるんでしょう。 そう望みます。

こう言う貴重な種が石垣島にはたくさんあるんですが、そういうのを守ろうと石垣市では保護区と保護種を制定した市条例が出来る事になりました。 そのせいか今石垣島では虫屋や盗掘などを目的とした人間が、今のうちと言う事でわんさか来てます。 今日も於茂登岳周辺の林道をちょっと通っただけでアミを持った輩が20人くらいはいました。 本当に困った人達です。 そういう自然に対する規制って先進国の中でも日本が一番遅れてるそうです。 だからセイシカにしても昆虫等にしても知らない人に「何所にいるの?」と聞かれても分からないと答えています。

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ウミケムシ注意!

2015年03月25日 | 何でも

春になると昼間の干潮の方が良く引いてくれるので、各地で潮干狩りや干潟の観察なんかが増えて来ますね。 そうすると海の危険生物に遭遇するだけでなく被害者が増えてきます。 しかも最近は温暖化の影響で南の島にしかいなかったようなのまで関東や東北まで進出してますね。 今回紹介するウミケムシも最近では東北での目撃例が。  

岩の下とかエビの穴とかにいたりもしますが、見かけたらとにかく触らないで下さい! 大丈夫だよって言って触ってる人がいますが、痛い目にあった事が無いんでしょうね。 画像の状態ではまだ大丈夫ですが、ちょっかいを出すとパァ~と細かい針が広がってやられます。 刺された時の最初の対処は陸の毛虫と一緒。 刺された方向を見て粘着テープでそっと抜き取ります。 抜けきらない時は何かで摘んで抜いても良いです。 それでも毒は残っちゃうので流水で洗い流したり、アルコールを掛けたり、最終的にはやはりステロイド系の軟膏です。 もちろん病院に行って貰ってね。

上のも下のもハナオレウミケムシ(ウミケムシ科)で、たぶん上が裏側です。

毒成分は「γ-アミノ酪酸」を分子内に持つ有機化合物で、成分を突き止めた慶応大と名古屋大のチームが「コンプラニン」と名付けたそうですが、このγ-アミノ酪酸って今流行の「GABA」の事なんですよね。 GABAって体内でも作られてますが、ストレスや興奮を抑えると言う事でスポーツをする人が飲んだり、ストレスの多い職業の人、体内で作れなくなってくる高齢者には普段の生活でも良いよって事で、GABA成分配合って食べ物も増えてます。 元々入ってる食品では野菜や果物、キムチなどにも入ってて、要するに何でも好き嫌い無く食べてれば良いんです。 

それにしても気分を落ち着かせたりするする成分がちょっと組み合わせが変わると毒になるって不思議な話ですね。 そうそうGABAってアミノ酸なんですが、たんぱく質のアミノ酸とは別物らしく、以前はウミケムシもタンパク毒だから火傷しないギリギリの熱い湯につけたら良いって言ってたんですが、取り合えずハッキリするまで止めておきましょう。

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子ドラと子ジロ、初登場

2015年03月23日 | 何でも

オイラの家に遊びに来る猫「でぶドラ」が時々連れてくる、たぶん奥さんの「シロ」と、その子供の「子ドラと子ジロ」と言うのがいるんですが、この日は庭に出てみると「子ドラと子ジロ」の2匹だけがいました。 寒かったのと雨が降ってたせいか、立掛けてあったハニーバスの陰に寄り添って座ってます。 お母さんのシロに置いて行かれちゃったのかな? 

この日以来、時々ウチに子供を預けて、シロはどこかで羽を伸ばしてるようです。 ウチは保育所じゃないよ!

一日の内何度か様子を見に戻って来て母乳をあげたりするんですが、ママが帰ってくると途端に甘えるのがオスの子ドラの方。 ママのお腹に頭を突っ込んで寝てますが、やっぱり猫の世界も女のこの方が子供の頃からしっかりしてるのか、子ジロは母乳は飲みますが、結構サッパリしてます。 それにしても眼つきが悪い子ジロ。 昔マンガで見た雪女の絵や、美人画家「鶴田一郎氏」の絵とか、日本舞踊に使う「能面」のような顔つきです。 

じっさい子ジロは眼つき通りの性格で絶対にオイラに触らせようとしませんが、寝起きの時はまだ寝ボケてるので触ってやると「気持ち良い~」って感じでフニャフニャ。 しばらくすると「あっ、人間に触られてる」って気付くのか「ハッ」として逃げます。 強がってますが所詮はお子様です(笑)。 

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シークヮーサー

2015年03月20日 | 何でも

シークヮーサーの花がもう咲いてました。 通常は4月位って事らしいですが石垣島では通用しません(笑)。 匂いを嗅いで見ると柑橘系とは思えない、甘い匂いです。

傍を見てみると丸い白い玉が・・・、つぼみです。 オイラの家のシークヮーサーは種から育てた物で実が付くまでに早くて7年位掛かると言われました。 そうするとまだ3年位だからあと最低4年か~。 50歳過ぎるな(笑)。 接木した物は2年でなるって、何で~?!  

一番最初の画像にも写ってますが、もう果実の赤ちゃんが出来始めてます。 と言うことはこの樹は少なくとも7歳以上って事ですね。 樹高も5メートル位はあったから図鑑に出てた通りです。 

シークヮーサーの意味はシー(酸味・酢味)をクヮーサー(加える、食わせる)と言う意味だそうで、例えば肉の柔らか煮を作る時に酢を加えるように、沖縄だとテビチ等を煮込む時にシークヮーサーの絞り汁を入れたそうです。 食べ物だけじゃなく芭蕉布など生地を柔らかくするのにも使います。 最近ではガンに効く成分も含まれてる事が分かりました。 

オイラが一番良く使うのはお酒を飲む時。 泡盛100ccに絞り汁を入れてジュースの炭酸水で割ると何倍でも飲めてヤバイです。

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やまんぎ、出た~

2015年03月18日 | 生き物

バンナ公園に行ったらやまんぎ(イワサキカレハ、カレハガ科)のちっちゃいの(10センチ弱位)が出始めてました。 もう迂闊に藪漕ぎ出来ませんね。 実際調査した論文とか見ると幼虫は1月から出てるそうなので、その頃はさらに小さくて見つけ辛いんでしょう。

今年も無事乗り切れると良いなぉ。 とにかく酷い事になるからなぁ。

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今年も修旅で来てくれました

2015年03月16日 | 海が好き!

大阪から毎年「修旅」で来る○大付属高校の学生さん達が今年も植樹に来てくれました。 人数が約170人と言う事でガイド5人で案内します。 植樹はもちろん、ちょっとだけ残された昔ながらのマングローブ林を案内したり、最後には干潮時の干潟で生き物探しで盛り上がりました。

途中、この場所だけスコールが降って、盆地で寒い大阪から来たのに「寒い寒い」と言ってます。 

最後に「一緒に写真を撮りましょう」と言ってくれた男の子達をオイラも撮らせて貰いました。 みんな感じの良い若人達でした。 一度植えたら自然任せなので生き残るのは限られてますが、例え毎年1本しか残らなかったとしても成果は出てます。 後ろに見えるのは全てそうやって色んな人たちが植樹してくれて、ここまでになったんですから。 

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沢を登って滝も越えて、桃源郷へ行って見たい~終了

2015年03月13日 | 山が好き!

2週ほど引っ張って来たこのシリーズもようやく完結!感動の最終話は・・・ありません。 何時も通り、ス~と行きます(笑)。 さてもう登ったり下りたり、登ったり下りたりで面倒臭くなって来て、「え~いもう、行けそうなら滝を登ってしまえ!」、と言う事でこれ滝の直ぐ横です。 60才過ぎてるMさんですが、今回のパーティーでも一番達者。 誰よりも速く登って行きます。

引きで撮るとこんな滝です。 ロープ無しで登るには何かあったらやばそうな感じですね。 絶対にお客様はお連れ出来ません! 

かなり標高稼いでる筈なんですが、何時までたっても目的の場所に着きません。 「オカシイなぁ~」 そうこうしてるうちに水流が無くなって来ました。 そろそろ分水嶺に着きそうです。 この日は14時くらいから雨が降る予報なので、帰りの事も考えるとあんまり粘ってはいられません。 「よし、取り合えず腹ごしらえをしてから考えよう!」、と言う事でお弁当休憩。 エネルギー補給してから作戦会議です。

結局「今回は諦めて引き上げよう、今度来るとしたらもっと早い時間に来て、雨の心配がない日にしよう」、と言う事で撤退する事に決定~! 正しい判断です。 帰りは「このまま沢を下りて行くと鉄砲水も怖いし、尾根に上がってある程度下りた方が早いだろう」、と言う事で沢から上がります。 元々地図と経験だけで何所にでも行けちゃうMさんでしたが、今回はGPSまで持ってたのでさらに無敵でした。 中盤で藪漕ぎ中にマーキングした目的の場所にドンピシャ! オイラがつけたテーピングが突然目の前に出て来た時には感激! 「オイラも早くGPSを手に入れなければ」、と深く心に誓う46の冬でした。

尾根に上がって移動してると大岩があったので皆で登って景色を見ながらあれやこれや。 「直線距離で見ると、これしか来て無いんだなぁ~」、「タケコプターがあれば直ぐなのになぁ~」。 正面の山は於茂登岳です。 結局これだけ引っ張ったのに「桃源郷」をお見せする事が出来なくてすみません。 まぁでもまたトライしますので、その時をお楽しみに。 

予断ですが、山の先輩方の話なんかを聞くと、「若い頃は分水嶺を越えて向こう側に下りた」とか、面白そうな話を沢山聞きます。 石垣島の自然関係の長老の一人・Mさん(今回のMさんじゃありません)なんかは息子達(当時中学生と小学生ったかな?)と西表横断をした時、普通使う「西表横断道路」じゃなく、自分達で考えたコースとして逆Y字の川を登って行き、逆Y字の枝分かれした片方の川が島の反対側に出るというコースで行くと言う凄い事をやってます。 ある大学の山岳部が偶然同じコースを挑戦したらしく、途中「無念、ここまで、○×大学山岳部、引き返す!」、と書き残した崖だか滝があったんですが、そこも乗り越え無事横断に成功しています。 

ところが島の反対側に出たらえらい怒られたそうで何事かと思ったら、さっきの山岳部が山に入って数日たっても下りて来ないと言う事で、村の人達総出で救助に向かって大変だったとの事。 山岳部は引き返して帰ったので予定日を過ぎ、日数が倍掛かったんですね。  そんな事とは露知らず、その翌週位の出来事だったので、「またしても無謀な登山者が!」、見たいな事に。 タイミングが悪かったんですね。 「こんな子供を連れて、あんたはそれでも親か!」とまで言われたそうですよ(笑)。 まぁでも地元でしょっちゅう「亜熱帯・八重山」の山に入ってる人と内地の山岳部とどっちがスキルが上かっていうと、答えは瞭然ですね。 

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沢を登って滝も越えて、桃源郷へ行って見たい~5

2015年03月11日 | 山が好き!

前回の滝のお上を目指すには沢から上がって迂回しないといけません。 とにかくハードな沢登り、この先こんな中を藪漕ぎしながらそれの繰り返しです。 この中に人がいるのが分かりますか?

  

やっと乗り越えたかと思ったらまた滝~! 良い感じの滝が見れるのは嬉しいんですが、また登ってまた下りて。 ずっと尾根を歩いていけば良いんですが、沢の様子を逐一チェックしていきたいので仕方ありません。 凄い滝があるのに見逃してガッカリするのは嫌なので頑張るしかない! 

はい、また良い感じの滝が出てきました。 今回は取っ付きがあるのでそんなに苦労せずに上がれそうです。 

と言うわけでこの画像、何所に人がいるか分かりますか? 岩肌が崩れながら登ってるので、一人づつ上がり切ったらまた次の人。 オイラは滝の上からその様子を撮ってます。

あと1回くらいで終わりにしたいと思いますのでお付き合い下さい。 では、つづく。

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沢を登って滝も越えて、桃源郷へ行って見たい~4

2015年03月09日 | 山が好き!

今回まずは、イリオモテムラサキ(クマツヅラ科)です。 ムラサキシキブの仲間ですが、沖縄のオキナワヤブムラサキや奄美のオオシマムラサキに近いそうです。

この時期の常連、ナガバイナモリ(アカネ科)だと思うんですが、あんまり葉が細長くありません。 おそらくこの場所は画像からも想像できますが、水流が多い時に水をかぶるんじゃないかと思います。 そういう場所に生える植物って抵抗を少なくする為に葉を丸くしたり短くしたりと変化します。 何て書いといてただの別種だったりする可能性、大ですが(笑)。

この地域の沢を登ってると、とにかく大小たくさんの滝がありますが、今回の代表的な滝2つ目です。 撮り方が下手で分かり辛いですが落差は10mは無いと思うので、8mくらいかな。 

オイラが来た事があるのはここまで。 今回目指してるのはこの滝の上部、標高250m~300m付近ですので、いよいよ未知の部分に突入! もう少し続けちゃいます。

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