弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

こんなこと言っている人は、弁護士業界には参入しないほうが良いと思う。

2013年04月10日 | 経験談・感じたこと
法科大学院の統廃合が進みそうな雰囲気が出ている中で、ある法科大学院の学生さんのコメントに引っかかりました。


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「年配の弁護士が既得権益を固守し、若者が割を食っている。弁護士会が閉鎖的な体質を改め、より積極的に活動領域を開拓すべきだ」


配信記事の全文はこちら↓↓
◆法科大学院:統廃合 「切り捨て」地方反発 学生「職域拡大を」

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私自身は「年配の弁護士」に該当しない(むしろ業界的にはまだ若手と見られているはず)と勝手に思っているのですが、それはともかく、このコメントに対する感想を一言で言えば

「甘ったれるな!」

です。



どの業界でも、若い人が某業界に参入し商売を開始したときに、既に商売をやっている人が若い人に対して

「よくきたね。仕事をあげるよ。」

なんて言ってくれたりするでしょうか?



むしろ、商売敵ができたとして、徹底的に潰しに入るのではないでしょうか。



これは弁護士業界でも同じことであって、「年配の弁護士に仕事を分け与えろ!」と要求するのは筋違いも甚だしいと思います。

また、弁護士会に職域拡大を!期待する時点で、他人任せであり、一事業主であるという感覚が抜けていると言わざるを得ないと思います。




私も偉そうなことは言えませんが、少なくとも、先輩方に既得権益は悪だから開放せよ!(仕事をよこせ!)なんて図々しいことを言うつもりはありません。

また、弁護士会に対しては、最低限の監督機能を果たしてくれればよいのであって、余計な活動はしない(=個々人の思想信条に反するような声明を勝手に出したりしない。個々人の活動が違法ではない限り邪魔をしない)とさえ思っています。



いずれにせよ、自分の道は自分で切り開く覚悟がないことには、これから弁護士になる人もそうですし、既に弁護士として活動している人にとっても、食べてはいけない状況になっていることだけは確かです。





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