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日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

(インドネシア&中国) 接近の背景に華人企業

2015年03月27日 | 東南アジア(ASEAN)
〔15.3.27.日経新聞:国際1面〕


 【ジャカルタ=渡辺禎央】中国とインドネシアが接近する背景には、インドネシアの実業界をけん引する中国系(華人)企業の存在がある。好調な内需を弾みに利益を上げ、積極的に海外展開を進める。中国はこうした「遠い親戚」との連携をにらむ。インドネシア側も政治経済の新たな接点として華人に期待する。

 インドネシアの公式統計(2010年)によると、華人の人口は全体の1.2%の280万人。だが「実際の人口は500万~1000万人」(華人団体)といわれる。

 米誌フォーブスのインドネシア版の富豪ランキングでは上位50人のうち40人近くが華人だ。ジャカルタ株式市場の時価総額で上位50社の約4割は華人系の企業だ。インドネシアと中国はビジネス面で親和性が高い。

 中国とインドネシアは東西冷戦を背景に1967~90年、国交を凍結していた。その間に華人企業と関係を強めたのは日本勢だった。トヨタ自動車、スズキなどがそれぞれ華人企業と組んだ。新車市場で日本ブランドは95%前後を占める。

 中国もじわりと動き始めた。2月にインドネシア進出を発表した電子商取引(EC)大手アリババ集団は、地元小売大手で華人系のアルファ・グループと連携する。ネット大手の騰訊控股(テンセント)も、華人実業家率いるインドネシアのメディア最大手と組んだ。

 貿易総額では13年、中国が日本を抜いて首位に立った。直接投資でも追い上げ、14年のインドネシアへの投資総額は前年の約3倍に伸びた。

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