Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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シャーシの加工

2020-03-26 21:35:02 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰も大変天気が良くて暖かな一日でした。
空には少し雲が薄くかかっていますので青い空ではなかったですがではなかったですが・・・

一昨日、昨日と中庭の芝を刈りましたので何となく薄らと緑の新芽がでて来た様な気がしますね昨日刈ったばかりなのでスッキリしていますよ。
これからはどんどん芝が延びて来ると良いですね。


さて本日の仕事ですね
今日はウレタンクリアーを塗る所から始めました
昨日だったかボディカラーを塗りましたのでボディ全体が艶消し状態なんですね^
このままではデカールが貼り難いのでウレタンクリアーをサラッと塗ってグロス状態で仕上げておきましょう。
乾燥機に頭から突っ込んでしまったので今日はリアからのショットになりますね。

ついでにブラックで塗っておいたバンパーやグリルなどもウレタンクリアーを塗っておきました
この部分はメッキ調の塗装をしますのでその下塗りという事になります。

塗装が乾かないと次の作業に移る事が出来ませんから他の部分を進めておきましょう。
まずは室内ですね〜
シートの部分はソフビで出来ておりまして現在レジンに置き換える作業をしておりますが少なくともこの室内側のシートの取り付けの高さが変わってきますので切って削ってを繰り返ししております。
下から3.5mm有れば良いと思いますので切ってみました。
切った部分をペーパーで整えています。

次はシャーシの加工に入りましょう。
シャーシにはリアの足回りや排気管が付いているのですが足回りはまだ大丈夫なのですが気になったのは排気管なんですね。
排気管の出口の場所がちょっと違うのです
と言っても全く違うのでは無く実車は少々ズレています
実車の写真を見ますとボディ側の切り欠きは少し左側に有るのですが排気管はガソリンタンクのすぐ脇に出ています。
多分ですが排気管を交換した時にもとの形状と少し違っていたんじゃないかと思いますね
まあイタリア物の排気管にはよく有る事なので特にびっくりはしないですけどね〜これも個性と思えば可愛い物です。

で・・・
排気管を少し中央寄りから出そうと思いましてシャーシの裏を確認しますとガソリンタンクが邪魔をして中央に寄れないのです。
排気管を寄せようと思いますとガソリンタンクを切って縮めなければなりません。
まずはカットして端の部分を外します。
この部分は一旦カットしますが再び接着して使います
実際のつなぎの部分はタンクを止めるバンドの部分でつなぐのが目立たなくて良いかな〜。

まずはカットして実際に縮める部分をもう一度カットですね。
当然ながら床に穴が空きますので1.0mmのプラ板で塞いでおきましょう。
詳細な合わせはパテを使わないと継ぎ目が見えてしまいます、いくら床板でも(見えないけど)きちんと仕上げておきましょう。

先ほど書いたように穴のあいたシャーシの部分にプラ板を貼って穴を塞いでいます
シャーシと高さを合わせて接着するのがポイントである事は分かりますよね(笑)
でもなかなか一発で合う事はないですからね〜
最終的にはパテを当てて合わせます。

ガソリンタンクですがマフラーの通る左側だけ短くしても後ろから見たときにバランスが良くないですよね。
ですから右側も短縮しましょう
同じ寸法だけ短くします。
多分ミニカーを作る時もいい加減な寸法だったかもしれませんね(笑)

接着してからパテを当てて段差を修正しましょう
いくら繊細な仕事をしてもねプラの素材が違うしね硬さが違うので研磨しても段がついてしまうんですよね〜。

次はマフラーですね
エンドパイプまで全部プラスチックなのでエンドパイプの厚みも半端ないですよね
こんな場合は一旦切断しましてね。
サイレンサーの部分に穴を開けます

穴を開けた部分に旋盤で作ったエンドパイプを接着すればエンドパイプの完成ですね
金属で作る事で薄くできますしね
シャープな仕上がりになりますよね〜!!

接着したらこんな感じですね
見た目は変わらないかも・・・(笑)
でもね〜斜め後ろから見ると全然違うかな〜!!

マフラーはバリが多かったのでペーパーをかけて整形します
なので一旦サフを塗って下地を作ります

ついでにデフやプロペラシャフトなどにサフを入れておきました
下塗りをすると仕上がりがきれいになりますからね
一手間かけておきます。



ここで時間になってしまいましたね
明日もまた頑張ろう〜!
(笑)

ジュリエッタのボディ再塗装です

2020-03-25 21:11:13 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰も大変良く晴れていましたね〜
外でも暖かくて作業がはかどりました。
定休日なんですけど広島からお客様がいらっしゃいました、先日完成した312Tの納車でいらっしゃいました。
そしてタイレルP34の展示ベースの修理品も一緒にお持ち帰りになられて・・・ショーケースの中と上が寂しくなった・・・と言う事は無く
代わりの修理品や大きなスケールの完成品をケースに入れて欲しいという事で沢山お持ちになられましたので、アトリエは満員状態です(笑)
312Tは気に入って頂けた・・・と思いますので少し安心しました。

その後中庭で芝刈りを始めました。
昨日途中になっていましたので今日中に終わらせないとね〜明日からはまた営業開始ですから・・・
と思っていましたら早速木工所をしているN君が展示ベースの打ち合わせで来てくれました。
一通り打ち合わせが終わりますと・・・
今度は隣町のS木さんがデカールを取りにお越しになりましたが・・・丁度電話中だったので・・・(笑)
その用事も終わりまして・・・今度は本格的に芝刈りをして完了させました!

芝を刈っていますと中庭で色々な花が咲いているのを見ます
まずはアーモンドです
アーモンドは桃の一種でしてこの時期に花を咲かせます意外と大きな花でして綺麗ですね。

こちらは花桃と言いまして、桃の種類では有りますが食べられる様な実はつきません。
花だけ楽しむ事になりますね。

こちらはピンクです
上の赤い物と同じ種類ですが花の色が違います

他にも白い物が有りますが今年は花が少なくて余り咲いてないですね〜。

さて少し本業も進めないとね〜
せっかくブログを見に来てくれるお客様に失礼という物です
先日少し手直しをしてサフを塗っていたジュリエッタですが修正を完了しましたのでこの辺りでボディを塗り直しておきましょう
まずはサフの上にRosso Alfaを塗っています
照明の具合か真っ赤に見えますが先日と同じカラーです

塗装のついでにメッキ調の塗料で塗るバンパーとかグリルをグロスブラックで塗っておきました
この後クリアーを塗ってピカピカに仕上げます

シート/キャブレター/インダクションボックスなどを複製しましょう
まだシートは完璧ではなくただの塊ですが・・・
ソフビでは素材が柔らかくて作業がうまく出来ないのです
一度硬いレジンに置き換えましょう。
この車は元々シングルキャブなのですがお客様の物は珍しいツインキャブ車なのでそれを再現する為にオートアートのデュエットから拝借した物を複製致します

一応こんな感じで・・・型枠を作りましたが、実はこの後シリコン地獄が待っていました・・・(笑)
余りにも恐ろしい地獄なのでここでは書きませんが・・・


今日は製作時間が短かったのであまり進まなかったですが明日からはまた通常営業に戻りますのでどんどん進められるのではないかと・・・そうなれば良いですね。

センターグリルの制作をしました

2020-03-24 21:51:26 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰も大変天気が良かったですね。
定休日なので少し遅めの起床でいつもの様に部屋の掃除をして出勤しました。
今日は中庭の芝刈りが有るのです・・・と言うか自分でするだけなのですが
その前にスマートのガソリンが心細くなってきましたのでガソリンスタンドにゆきました
いつも農協のセルフのスタンドを使うのですが先週は1L当り129円だった記憶が有るのですが・・・
いつも週末に値段が動くので今日は少し高くなっているかも・・・と思いながら値段を見ますと何と「119円!!」
マジか!?って言う程安かった、その上に精算機の所に付いているバーコードをかざしますとその上3円引きの「116円!!!」のでスマートのガソリンを満タンにして・・・
アトリエに向かい軽のフレア(スズキワゴンRのマツダ版)を出して来て満タンに・・・
その上にFerrari(ハイオクで48L入りました・・・笑)と草刈り機用の混合ガソリンも15L買ってしまいました(笑)
Ferrariは半分くらいだったのですが草刈り機用も含めてほとんどの車がガソリンが空に近い状態だったので随分得をした感じがします・・・(笑)
たまには良い事が有るな〜と言う感じです。
だって1Lで110円台の値段って今まであまり見た事が無いですよね。
何時まで安いのかわからないですが・・・多分来週くらいには上がると思いますよ。
何故かって?サウジとアメリカの産油国同士で原産の話しをしているらしいですからね〜。
値崩れをさせたく無い人がいるらしいのでね・・・
皆さん今が買い時ですよ(笑)
と言う訳ですが芝刈りは際刈りが終わったくらいですね〜
冬の間余り手入れをしていなかったので、草が伸びておりますね。


センターグリルの制作と言いつつまだヘッドライトの様子が気になります
ライトが小さくなったかな??
まあグリルとかのからみも有りますからこれだけ見ても『ウ〜ン??』って感じですかね。

少し前に細目のパテを盛ったフロントの両サイドのグリルですが
パテを削って整形しております
もう少し削った方が良いのか・・・迷う所ですがサフを入れて形状を確認してみた方が良いかな??
この後サフを入れてみました・・・まだ固まっていないので?ですけどね(笑)

さて今日の懸案のセンターグリルですね
このグリルですが101系の後期型は中央のアルファロメオ のマークが下側に寄っていまして盾の内側に下がっています。
なので最初にするのはそのアルファロメオ のエンブレムのつく丸いベースを上側にずらして取り付けることになります
計測しますとアルファのエンブレムは直径は3.0mmから3.5mmくらいなのでその下のベースは4.0mmあれば大丈夫そうですね。
プラスチックの角材を直径4.0mmになる様に旋盤で削りました
それがグリルの収まる様にグリルの上部中央にフライスと4.0mmのエンドミルを使ってグリルの一部を削り落としました。
この部分を切り欠きますとグリルが変形しやすくなります・・・と、途端に心細くなりますね。

そして4.0mmの直径になる様に削ったプラ棒を接着してみました
左右とも接着しますとそれでも強度が出まして安定しますね。
強度もですが見た目もかなり750系のグリルに見えて来ますから不思議ですね。

それに伴ってエンブレムの部分が収まるようにボディ側にも凹みをつけて置きましょう
本当は実車ではボディの方は凹んでないと思いますが・・・
グリル自体の取り付け方がこうなので他の部分に合わせて置きましょう。

次からが本当の問題の部分です
グリルの縦と横のバーの幅の比率が見た目にかなり影響をすると考えておりましたので実車の写真を加工して1/18のスケールにしてグリルの外枠の大きさに合わせておきまして両面テープを使って裏側に貼り付けておきました。
その写真に合わせて横バーを入れてゆきます
間隔もそのバーの幅も実車の通りです・・・

次は縦のバーですが縦のバーは横に比べてかなり細いのです
こんな場合はプラ板の厚みが正面から見える様な使い方をします
プラ板の場合厚みは僕が正確な幅に切るよりも高い精度で作られていますからね
精度の高い部分を使うわけですね〜。
でも縦と横のバーで高さがまちまちに見えますよね〜その修正は次の仕事で行いますよ。

次は両面テープで貼った裏側の写真を剥がしました
注意して剥がさないとバラバラになったり・・・今回はしませんでした(笑)
そして裏表とも高さを合わせるようにペーパーで削っています
まあ相手がプラスチックなので削るのは難しい事ではありません。
そして実車の写真をよくみますと横バーの部分に強度を上げるためなのか凸のモールドがありますね
ここはプラ板を使ってカキっと作るよりもハンダ線を使って「だる〜く」凸の部分を作った方がそれらしいでしょう(笑)
こんな感じでどうかな??



明日もお休みですが・・・
明日は芝刈りをします・・・定休日に中庭をきれいにしておかないと平日は芝刈りをしている余裕がないのですよね〜(笑)


ヘッドライトの完成

2020-03-23 21:04:15 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰も天気が良く春らしい暖かな一日でしたね〜。
こんな日は当たり前の様に草刈りから一日が始まります・・・
「草刈り機を使うと手が痺れませんか?」と良く聞かれますが僕は幸いにしてその様な事は無いので草刈りの後でも普通に仕事が出来ますね。
長年の慣れなのか、義務感から来るのかよくわかりません、でも草刈りの後は少々疲れますので夜は確実に早く眠くなってしまいますし・・・朝までぐっすりですね〜(笑)
それでも色々考える事は多々有りますが普通の方と比べますとストレスは少ない様な気がします、これを実に健康的な生活と思うのか?ですけどね。

さて本日の仕事ですが、ヘッドライトの制作の途中からになりますね。
リムが出来たので次は中の反射板です
反射板はせっかくミニカーの物が有ります、プラスチック製では有りますが銅メッキをかけてからニッケルそしてクロームと反射板としては申し分の無い仕上げなのでこれを使いましょう。
ライト自体の加工は幸いにも小さくなる方の加工なので削れば使えます。
大きくする様な加工なら最初から作る事になりますのでその手間を考えますと手間の数はかなり違いますよね。
もしも大変な事が有るとしたらどうやって旋盤のチャックに固定するのかと言う事になります。
反射板の裏には何もチャックする部分が無いのです。
仕方が無いのでライトの仕上がり寸法よりも少し小さなアルミパイプを準備しまして断面をライトの裏側の面に馴染む様に削りました。
そこに瞬間接着剤で反射板を仮固定します・・・
(反射板の部分だけ仮留めした写真は撮り忘れてしまいました)
一度反射板だけを旋盤にかけて削って大きさを調整してから次はライトのレンズですね。
ミニカーの物はレンズのモールドが余り良く無かったのでどうした物か・・・と考えていましたが。
ガレージに有ったタミヤの1/12のフェアレディ240Zから外してきました。
と言うのもこのプラモデルはラリー用と東名部品を共用していますので補助灯のレンズが余っているのです。
しかも補助灯の一部にはレンズカットが有る物も含まれていますので丁度良かったのです。
240Zのレンズを反射板に接着しました・・・下の写真の様な感じですね〜
センターがズレ無い様に注意しなければなりません。

旋盤に固定して外周を削ってゆきましょう。
目標は外径が8.4mmですね。
この方法は危険が伴いますのでアマチュアの方が実践されるにはお勧め致しません。
もし行なわれる場合は自己責任でお願い致します。
私も切削中に固定している部品が外れて飛んで来る可能性が有りますのでゴーグルを掛けての作業をしております・・・ご注意下さい。

削ったライトをリムに仮組してみました
さすがに機械ですね〜綺麗に寸法の変更が出来ていますね〜

ライトをリムに接着します・・・
実はライトのレンズをリムからほんの少し前側に出して接着しました
と言うもの・・・まあ実車でどのライトを使うかで表情が変わって来るかもしれませんが・・・
ライト本体とリムの間に0.2mmの銅線を丸めてスペーサーにしているのです

実車はこんな感じです
ほんの僅かにリムからレンズが飛び出しています
101系のライトはどちらかと言うとリム面に面一の場合が多い(レンズの中央は球面なので出っ張っていますけどね)のでこんな感じにしてみました。
「目は口程に物を言う」と有りますので・・・目付きが良くなったかな?
レンズの多少の飛び出しとライトリムの先端が少し厚めに作ってみましたが・・・如何でしょうかね〜!!


明日は定休日なので中庭の草を刈りましょう〜!
そして懸案の!?センターグリルですね。

テールランプの制作とヘッドライトの途中までのご報告です

2020-03-22 20:26:20 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰は午前中は曇り所により一時雨でした。
朝着替える時に畑仕事をする時にはそれ用の服で行きまして作業後に着替えるのですが・・・
朝は曇りだったので作業着に着替えますと・・・外で雨の音がします。
やれやれ・・・と思って再び普通の服装に着替えて出勤しますとアトリエの周囲では全く雨が降っておらず道路も乾いていまして晴れ間も出ていました。
仕方が無いのでもう一度作業着に着替えて畑の草を刈っています。
畑と言ってもガレージの前側なんですけどね・・・
結構生えてきましたのでひたすら刈ります。
マキタの草刈り機ですが父が亡くなった年に買った物ですからもう20年も使っています。
最初はエンジンが大きめの物(35cc有ります)を買ったので重くて大変かな〜と思っていましたが
エンジンのトルクが有るのでぶん回さなくても刈れます。
取り回しも重さが有るので草に負けないのです。
結果として良い買い物だった気がしますね。


さて今日の仕事です
今日は予告通りに!?テールランプを作ります
元のミニカーが101系だという事がわかりましたのでテールランプは作り直しになりますね。
この部分が数少ないポイントなのですから・・・
まずはベースになる洋白板を切ってハンダ付けをして左右が同じ形状になる様に切り出しました
2枚必要な時に使ういつもの方法ですよね・・・
ちょっと違うのはこの洋白板の厚みがすなわちテールランプのメッキのベースになるので厚みが0.8mm程必要な事ですかね〜
厚い物はなかなか切り難いし削り難いのですがこれを乗り越えないと前に進めません。
そして持ち手を付けます
この持ち手ですがこの様な小さな部品を削って作る場合持ち手は重要なのです。
正確な工作が出来るか出来ないかを左右すると言っても過言では有りません。
今回は穴を開けて0.8mmの洋白線で持ち手を付けています。

ミニカー大きかったテールランプを外しまして今作った小振りのベースに接着します
最初のミニカーのテールランプは大きいので当然ながらはみ出します。
レンズの下側を小振りなベースに合わせて接着しますと当然上側がはみ出しますね。
その部分を切り取って下のベースに合わせて削りましょう。
ついでに少しテーパーになる様に手加減が必要な事も書いておきます
どうの様にテーパーが必要かは実車の写真を見て自分で考えなければなりません。

メッキの枠になる部分にバフを掛けてピカピカに磨きます
本当はその前に大きな削り傷を無くす為にペーパーを細かくしてゆきまして磨いています。
最初からピッタリの大きさに削りますと少々小さくなりますから少し大きめかな〜?と言う所から始めた方が良いかもしれませんね。

そして枠を磨きましたら・・・
何と糸鋸でレンズを切断します
と言うか切断では無く切り目を入れると言うのが正確な表現でしょう。
メッキの枠は切らない様にでもレンズは完全に切っておかないと次の作業がうまくいかないのです。

何故こんな順番で作業をするのか・・・また何故この作業が必要なのかもう少し説明をしておきましょう。
何故カットする前にメッキのリムにバフを掛けたのか・・・
これはカットしてからバフを掛けますと切り目の部分にバフを掛けた時に黒くなった研磨剤が入り込むからなのです。
まあ掃除すれば良いのでしょうけど糸鋸の刃の後が残っていますからそこに入り込んだ研磨剤を完全に取り除くのは難しいのです。
しかも透明な部品なので一旦汚れが入りますとその汚れが見えてしまうのも有りますね。
スーパーカーグラフィックの実車画像ではテールランプの3色のレンズ(アンバー・レッド・クリアー)の間の仕切りが見当たりませんが、お客様の車には下の様にアルミ色(クロームでは無いと言う意味)の仕切りが有るのです、これを再現するのにアルミ板で作ろうかと思っているのです。

糸鋸の幅と同じ厚みのアルミ板をちょっと大きめにカットして差し込んで接着しました。
はみ出していますが・・・後で削りますので全く問題は有りません

問題が有るとしたらここですね・・・
つまり削る部分です
削る時にペーパーを使いますとバフを掛けたベースに傷を付けてしまう恐れが有ります
ここは昔買ったハセガワトライツールのヤスリセットを使っています
バフ掛けした部分に近い所はデザインナイフを使ってカットします。幸いにもレンズはベースよりもほんの僅かに小さいので磨いた部分まで傷が付く事は有りませんでした。

持ち手を目玉クリップで挟んでレンズに塗装します
上からアンバー/レッド/クリアーです・・・
勿論クリアーは何も塗っていません(笑)
元のランプのレンズを横に持って来てみますと大きさの違いがよくわかりますね・・・
随分小さい感じですね〜。

次はヘッドライトですね
まずはリムを切削しています
素材は洋白ですね

バフをかけてツルピカに・・・

そして旋盤で突っ切りまして
ボディにあてがってみましょう〜。
ずいぶんライトの直径が小さくなって来ましたね。


ここで時間になってしまいました
明日は反射板とライトのレンズの製作をお知らせできれば良いですね。