Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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テールランプの制作とヘッドライトの途中までのご報告です

2020-03-22 20:26:20 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰は午前中は曇り所により一時雨でした。
朝着替える時に畑仕事をする時にはそれ用の服で行きまして作業後に着替えるのですが・・・
朝は曇りだったので作業着に着替えますと・・・外で雨の音がします。
やれやれ・・・と思って再び普通の服装に着替えて出勤しますとアトリエの周囲では全く雨が降っておらず道路も乾いていまして晴れ間も出ていました。
仕方が無いのでもう一度作業着に着替えて畑の草を刈っています。
畑と言ってもガレージの前側なんですけどね・・・
結構生えてきましたのでひたすら刈ります。
マキタの草刈り機ですが父が亡くなった年に買った物ですからもう20年も使っています。
最初はエンジンが大きめの物(35cc有ります)を買ったので重くて大変かな〜と思っていましたが
エンジンのトルクが有るのでぶん回さなくても刈れます。
取り回しも重さが有るので草に負けないのです。
結果として良い買い物だった気がしますね。


さて今日の仕事です
今日は予告通りに!?テールランプを作ります
元のミニカーが101系だという事がわかりましたのでテールランプは作り直しになりますね。
この部分が数少ないポイントなのですから・・・
まずはベースになる洋白板を切ってハンダ付けをして左右が同じ形状になる様に切り出しました
2枚必要な時に使ういつもの方法ですよね・・・
ちょっと違うのはこの洋白板の厚みがすなわちテールランプのメッキのベースになるので厚みが0.8mm程必要な事ですかね〜
厚い物はなかなか切り難いし削り難いのですがこれを乗り越えないと前に進めません。
そして持ち手を付けます
この持ち手ですがこの様な小さな部品を削って作る場合持ち手は重要なのです。
正確な工作が出来るか出来ないかを左右すると言っても過言では有りません。
今回は穴を開けて0.8mmの洋白線で持ち手を付けています。

ミニカー大きかったテールランプを外しまして今作った小振りのベースに接着します
最初のミニカーのテールランプは大きいので当然ながらはみ出します。
レンズの下側を小振りなベースに合わせて接着しますと当然上側がはみ出しますね。
その部分を切り取って下のベースに合わせて削りましょう。
ついでに少しテーパーになる様に手加減が必要な事も書いておきます
どうの様にテーパーが必要かは実車の写真を見て自分で考えなければなりません。

メッキの枠になる部分にバフを掛けてピカピカに磨きます
本当はその前に大きな削り傷を無くす為にペーパーを細かくしてゆきまして磨いています。
最初からピッタリの大きさに削りますと少々小さくなりますから少し大きめかな〜?と言う所から始めた方が良いかもしれませんね。

そして枠を磨きましたら・・・
何と糸鋸でレンズを切断します
と言うか切断では無く切り目を入れると言うのが正確な表現でしょう。
メッキの枠は切らない様にでもレンズは完全に切っておかないと次の作業がうまくいかないのです。

何故こんな順番で作業をするのか・・・また何故この作業が必要なのかもう少し説明をしておきましょう。
何故カットする前にメッキのリムにバフを掛けたのか・・・
これはカットしてからバフを掛けますと切り目の部分にバフを掛けた時に黒くなった研磨剤が入り込むからなのです。
まあ掃除すれば良いのでしょうけど糸鋸の刃の後が残っていますからそこに入り込んだ研磨剤を完全に取り除くのは難しいのです。
しかも透明な部品なので一旦汚れが入りますとその汚れが見えてしまうのも有りますね。
スーパーカーグラフィックの実車画像ではテールランプの3色のレンズ(アンバー・レッド・クリアー)の間の仕切りが見当たりませんが、お客様の車には下の様にアルミ色(クロームでは無いと言う意味)の仕切りが有るのです、これを再現するのにアルミ板で作ろうかと思っているのです。

糸鋸の幅と同じ厚みのアルミ板をちょっと大きめにカットして差し込んで接着しました。
はみ出していますが・・・後で削りますので全く問題は有りません

問題が有るとしたらここですね・・・
つまり削る部分です
削る時にペーパーを使いますとバフを掛けたベースに傷を付けてしまう恐れが有ります
ここは昔買ったハセガワトライツールのヤスリセットを使っています
バフ掛けした部分に近い所はデザインナイフを使ってカットします。幸いにもレンズはベースよりもほんの僅かに小さいので磨いた部分まで傷が付く事は有りませんでした。

持ち手を目玉クリップで挟んでレンズに塗装します
上からアンバー/レッド/クリアーです・・・
勿論クリアーは何も塗っていません(笑)
元のランプのレンズを横に持って来てみますと大きさの違いがよくわかりますね・・・
随分小さい感じですね〜。

次はヘッドライトですね
まずはリムを切削しています
素材は洋白ですね

バフをかけてツルピカに・・・

そして旋盤で突っ切りまして
ボディにあてがってみましょう〜。
ずいぶんライトの直径が小さくなって来ましたね。


ここで時間になってしまいました
明日は反射板とライトのレンズの製作をお知らせできれば良いですね。