Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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トランク内とスペアタイヤの制作

2020-03-29 21:26:47 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰は曇りでしたね〜
多少青い空が見えまして晴れ間ものぞきますが厚い雲が通り過ぎまして全体としては曇りと言う感じですね。
畑のニンニクとラッキョウの肥料も気にはなりますが・・・今日はいきなりミカンの袋詰めをやっていました。
と言うのもいつも尾道から夏みかんやレモンなのどの柑橘系を運んで卸してくれているF君から少し遅くなりましたがまた入りましたと連絡を頂いたので持って来て頂きました。
今日から店頭で販売しますのでその袋詰めをしていました。
まあ多少の大小が有りますので重量を量りながらと言っても結構アバウトです。
飛ぶ様に売れてしまいまして本日分は完売しました。
明日ももう少し有りますので明日いらっしゃった方はラッキーかも・・・

さて本日もいつもの様に仕事を始めます・・・と言っても午後からだけしか時間が無いんですよね〜(笑)
昨日はリアシートの部分の内装を乗せていただけでしたが実際には接着用のピンを取付けます
それとボディに仮組しますと上下の寸法が少々不足していましてね〜これは何とかしなければ・・・と思いましたので下側にプラ板を接着して寸法を伸ばしております。

当初はこの様に取付けピンを2本にしていましたが・・・シャーシ側のスペースが無くて・・・差し込む部分の床板が少々薄いのです・・・後に1本に変更しました。

ピンを1本にして上側の凸部分の下側にプラ板を貼っています。
このプラ板の部分は赤いレザーになるので段を付けておきますと立体感が強調されます。

ピンが1本になったので仮組してみますと少し前の方に倒れてしまっていまして上側の部分が斜めになってしまいます、まあ実際には接着剤で固定しますのでだいじょうぶとおもいます
まあ何とか収まりそうですね〜。

次はトランクルームの中ですね〜
トランクルームの中はガソリンタンクを縮めたのでこんな感じでプラ板が見えてしまいます・・・まあこれは想定内ですけどね。
しかしこのままトランクの床板にするには高さが低過ぎますね〜
床をもう少し上げたいのです。

どれ位上げるのかは少々考えないといけません、スペアタイヤの高さとかにも関わってきますのでね〜
先にトランクの上側のパネルの部分に付いてやり直しをします。
何をやり直すのかと言いますと・・・
フライス盤で溝を切りましたが、この溝が少し太すぎるかもしれないと思ったのです。
この溝の部分に0.5mmプラ板を接着しまして溝の幅を1.0mmにしようかと思ったのです。
勿論パテで埋めてもう一度彫り直すのも有りなのですが・・・
ここのプラ板は日本の物と遜色無いので接着も大丈夫そうなんですね。
溝の部分に接着しました
その後に他の部分の高さに合わせて接着したプラ板を削りまして溝を1.0mmの幅にしました

さてトランクの床ですが計測しますと1.5mm程トランクの床を上げた方がまとまりが良い、というかミニカーのトランクを開けたけた時に実車と同じ様な風景になるのではないかと思いましてね〜。
こんなマスキングテープを貼って型取りしましょう。
不要な部分はカットすれば楽に型取りをする事が出来ますね。

ミニカーの床にはマットが敷かれているみたいでして・・・
こんなプラスチックのモールドが入っているだけです。
ご紹介しておきますと左側はスペアタイヤを固定する為の部分、中央の丸い凸はガソリンタンクの給油口(多分・・・想像です)そして右側の四角な物は多分お粗末なバッテリーですね。

まずバッテリーは違うので即時削除しました。
給油口もモールドが気に入らないのですよね〜
床板にタンクが有ってタンクから給油口が出っ張っていまして黒いマットが敷かれているのですが・・・この形状ではマットに給油口が付いている感じですよね〜実際にはそんな事は有り得ません(笑)
スペアタイヤですがこちらはちょっと考えます。
そのスペアタイヤ自体が気に入らないからですね。

ミニカーではこの様なスペアタイヤのホイールが入っています・・・もちろんタイヤは付属していますが・・・
何が悪いのかわかりますでしょうか?
まずスペアタイヤにホイールキャップは付いておりません・・・まあスペアタイヤを脱着する場合にはナットを緩めなければなりませんからキャップは無い方が親切ですよね。
しかも積み方がダメなんですよね〜
通常この様な積み方の場合はスペアタイヤは裏側を上にして積まれているのです、何故か!?
スペアタイヤの中央かホイールボルトの穴の部分でボディに固定されるのですがミニカーの様に置きますと長いボルトが必要になりますよね。
長いボルトは重いですし製造にコストがかかりますからこの様な場合は短くしたい物なのです。
ですからホイールは裏側が上側になる様に積まれます。
またその凹みを利用して工具袋や車載のジャッキを積む事も出来ますからスペースの有効利用にもなるのです・・・そんな理由からこのスペアタイヤは我慢が出来ません。
確かにミニカーのスペアタイヤ1個の為に新しい型を起こしてというのはコストもかかりますが・・・
私の場合はハンドメイドのワンオフですから当然この部分は作り直します。

そこで考えたのがオートアートのデュエットのスペアタイヤを複製利用する事ですが・・・
入れてみますとこんな感じになります。
大きさはまず良いのですが・・・ホイールのディスクの穴の数が違います(当然ですが)スペアと実車が履いているホイールが違うデザインと言う日に中古車らしい佇まいになってしまいますね。
お客様に取っては可愛い愛車ですからこんな中古車の様な事をするのは失礼という物ですね。
この流用は却下です。

と言う事で・・・先ほどお見せしたホイールキャップ付きのジュリエッタのホイールを加工する事に致しました。
ホイールキャップは取り付けの邪魔になりますから削りました。
そし手下の写真をご覧頂きましょう
中央にシャフトを取付けるパイプ状の部分が有りますのでこれを削りましたリムに近い部分にも肉厚で余計なプラスチックが付いていますからここも旋盤に固定しておきまして削りました。
Rを付けて削りたいので旋盤のバイトを削って新製しています。
そして中央にはハブに取付ける部分をABS樹脂の丸棒から削り出しまして取付けています
すでにサフも入っていましてこの後塗装をしましょう。
このホイールですが最初は同じ形状だった事が信じられませんね〜。

そしてタイヤを仮組してトランクに載せてみました・・・
まだこれではよくわかり難いかも・・・
バッテリーはオートアートのデュエットから複製して利用する予定です。
下のマットもバッテリーの下側を切り取りましてその部分はボディ側からバッテリーの台が出っ張っているのでプラ板を使って作って置きました(ここはボディなのでボディカラーになります)
後は給油口ですね〜これもまたちょっと考えましょう(笑)


ここで時間になってしまいましたのでこの続きはまた明日ですね。
ウ〜ン、なかなか手強くて前に進みません(笑)