総理大臣のイスは座り心地がいいようです。
麻生首相はきのう10月1日のインタビューで「解散より景気対策の方が圧倒的に世論の支持が高い。(世論は)補正予算は織り込み済みで、『さらに』という声が出てくるのではないか」と述べました。
きょう10月2日夕の衆院予算委員会で2008年度第1次補正予算案を財務相が趣旨説明→審議入りします。これを成立させたうえで、さらに解散を先延ばす。第2次補正予算案を編成→提出→審議→成立させるまで解散しないということを示唆したと受け取れます。この場合、総選挙は12月以降になる可能性もあります。場合によっては年越しもあり得ます。なにせ、解散は憲法7条に基づき、実質的に麻生首相一人の判断に任せられますから、「来年9月上旬解散」という恐ろしい日程も麻生さんのさじ加減で可能なのです。
自民党政府による第1次補正→第2次補正という“つぎはぎ戦術”よりも、政権交代による予算の総組み替えの方が有効な景気対策です。
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ところで、思いっきり話が転じるようで、やはり「政権交代による予算の総組み替え」が有効と感じる記事を読みました。
(読売新聞の記事を基にして書かせてもらいます)
1日、日本銀行大阪支店が発表した近畿2府4県の短観は全国平均以上に厳しい先行きでした。その近畿にある人口9000人の自治体(町)の職員採用試験で変化があったというのです。
9月17日付読売では、「町の職員採用試験、競争率30倍 過去最高、応募条件緩和で人気」という2段見出しの記事が出ています。
町は16日、職員採用試験の応募を締め切り、一般事務職員3人の募集に対して90人の応募があった。競争率30倍は、過去最高という。
町によると、昨年は募集3人に対して応募は5人、一昨年は募集3人に32人が応募した。今年は、本人か親、祖父母が町内在住で大学新卒としていた昨年の応募条件を緩和したため、応募者が急増したとみられる。16日付消印も有効のため、最終的な倍率はさらに上がる可能性もある。
町総務課では「驚いている。大勢のなかから、より優れた人材を確保したい」と話している。
とのこと。で、この記事は反響が高かったようで3日後にベタ記事でしっかりと確報を載せています。
町は19日、職員採用試験(募集3人)の競争率が、最終的に40・7倍になったと発表した。16日に締め切ったが、同日付消印は有効としていたため、郵送で32通が届き、応募者は計122人と過去最高になった。一次試験は10月19日、二次試験は11月16日に行われ、採用は来年4月の予定。
このご時世に、自治体の採用試験が競争率1・6倍→40・7倍と前年比25倍に急増したというのです。
まずは活気(ダイナミズム)が出ます。それからこの町では、ここ数年、採用を抑制していたので、20歳代の職員が少ないようで、新卒限定を外したことで、年齢層のバランス化が可能となります。他の職種を経験した人も応募できるのもメリットでしょう。本人か親、祖父母が「9000人の自治体」在住を義務づけるということになると、役場の職員に(遠い)親戚がいるのがふつうです。このため、「コネ採用しかないと考えて、初めから応募を控えていた人もいるようだ」と同町首脳は考えていました。
応募条件を変えたほかに、この自治体で今年2月、全国最年少首長(34)=当時=への政権交代があったことも、近畿全域に同町の知名度を高め、関心を呼び込む格好となったようです。
人件費の歳出総額(=税金)は同じでも、政権交代で流れを変えるとまちの姿も随分変わるようですね。
自治体はデモクラシーの学校です。
志のある若者がいて、その目が輝いている限り、国やまちが潰れることはありません。
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政府・与党、衆院選先送り論が浮上=麻生首相「世論は解散より景気」(時事通信) - goo ニュース
政府・与党内で1日、11月上旬が有力だった次期衆院選の投開票日が年末や来年始めまで先送りされる可能性があるとの見方が浮上してきた。世界的な金融危機が広がる中、政治空白を避けるべきだとの声が強まったためだ。麻生太郎首相が景気対策優先の姿勢を鮮明にしていることも背景にある。首相は2008年度補正予算案に対する民主党の出方などを見極めて最終決断する方針だ。
首相は1日夕、首相官邸で記者団の質問に答え、「(衆院)解散より景気対策の方が圧倒的に世論の支持が高い。(世論は)補正予算は織り込み済みで、『さらに』という声が出てくるのではないか」と述べ、追加景気対策の策定に前向きな考えを表明。各党代表質問の答弁でも「必要に応じ、さらなる対応を弾力的に行っていく必要がある」と述べた。
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