
【2014年6月18日(水)衆議院厚生労働委員会】
労働者安全衛生法改正案(186閣法64号、参議院先議)が全会一致で可決しました。あすの本会議で可決し、成立します。
【追記 2014年6月19日午後12時半】
改正労働安全衛生法は、衆議院本会議で全会一致で可決し、成立しました。
【追記終わり】
【再追記 2014年6月20日午後10時】
参議院に送られた知識専門職の有期雇用法案(186閣法48号)も、厚生労働委員会で議員立法4本を優先したこともあり、時間が足りず、継続審査となりました。このため、82本中80本、97・6%の成立率となりました。タイトルにも直しを入れました。また前会から継続した「テロなど公衆等脅迫目的犯罪に対する資金提供処罰法案」(183閣法30号)も継続審査となりました。
【再追記おわり】
(関連エントリー
参議院先議で「労働安全衛生法改正案」が審議入り、みんな対案を薬師寺みちよさんが提出
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(関連エントリー
ストレスチェックを義務付ける労働安全衛生法改正案が衆厚労委で審議、成立へ 労働者派遣法改正案は後回し
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これをもって、第186通常国会は、先議の院である、衆議院に限れば、委員会での閣法審査はフィニッシュ。ということになりそうです。
安衛法改正案は 長妻昭厚生労働大臣が「年間3万人(当時)の自殺者対策のため、メンタルヘルスチェックのスクリーニングをする」と宣言したことを法文化したものです。
受動喫煙の条文をめぐって、日本維新の会の議員総会で石原慎太郎共同代表に対して、「出ていけ!」と発言する姿が今国会でテレビで報じられた浦野靖人・衆議院議員が「日本維新の会は喫煙者が多いので肩身が狭い」と語る場面がありました。衆参とも野党筆頭理事はぜんぶ民主党がやっていますから、他の野党議員は、暇で暇でしょうがないのでしょう。
新規提出の閣法成立率は、82本中81本で、成立率98・8%となる見通し。条約の承認案件も100%。ただし、継続審査の閣法では未確定な部分が参議院で残っています。
政府は新規提出法案の成立率は98・8%。とはいえ、「労働者派遣法改正案」(186閣法56号)は、衆議院議長が付託されできない状況で審議未了廃案に追い込める見通し。会期末に委員長職権などで強行付託し、継続審査にする可能性もあります。が、野党および国民としては完勝といえそうです。 政府は、内閣総務官室の「提出予定法案 件名・要旨調べ」の「提出予定法案と条約」は派遣法を除けばすべて成立させたうえ、「検討中」だった「大学ガバナンス法案」も成立の見通し。文部科学省も完勝で、「少子化だけど少人数学級」「団塊の世代の大量退職をならすための非正規雇用職員の活用」で、教員の定員維持で財務省主計局に渡りあう巧者ぶりを見せつけました。
参議院では特定秘密保護法の附則10条をめぐる国会法改正案で、「国会法104条改正」を主張する民主党と、衆参各院の情報監視審査会でお茶を濁そうとする自民党の攻防が会期末の深夜まで続く気配です。
ところで、参議院公明党って、続訓弘さんが総務庁長官をやって以降、誰一人として、大臣として入閣を依頼していませんよね。自民党総裁・首相に対する不満はないんでしょうか。
参議院では特定秘密保護法の施行を前に、最後の最後まで民主政治を守るたたかいが続いています。
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