ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

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離婚後共同親権で立憲「修正の案」決定、衆・憲法審査会初開催

2024年04月04日 20時51分43秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
 立憲民主党は今夕の次の内閣閣議(NC、毎週木曜定例)で、離婚後共同親権を導入する民法改正案(213閣法47号)の「修正協議の案」を決定しました。政調幹部は「法務部門会議(共同会派「立憲・社民」、他の党の法務部会に相当)に毎回、強い賛成派と強い反対派が出席している」として法案の採決や賛否は不透明だとしました。「案」がPDFからうまくテキスト化できないので、希望があれば、後々報じます。

【衆議院本会議 きょう令和6年2024年4月4日(木)】
 「IMF加盟法改正案」(213閣法5号)が可決し、参に送られました。
 続いて、木原稔防衛大臣から「防衛省設置法改正案」(213閣法14号)が趣旨説明され、立憲と維新が質問ないしました。防衛省執筆ではかつてない束ね法案となっており、自衛隊の入り口を広げつつ、任期付き自衛官の出口を狭める内容があるので、委員会での精査が求められます。非常に異質な雰囲気の法案です。

【衆・憲法審査会】
 今国会初めて開かれ、黙祷と幹事の選任で散会しました。憲法改正発議より前に「国民投票法改正案」(208衆法34号)の審議が必要になりますが、きょうの議題にはなりませんでした。

【衆・農林水産委】

 「食料・農業・農村基本法改正案」(213閣法26号)の参考人質疑。農政も重大な節目で、農政通は「毎回部会には出ているのに、農林水産委を希望したら、外された。安住淳国対委員長は意地悪だ」と語るベテランも差し替えで質問することが決まっており、立体的な議論が期待されます。

【衆・総務委】
 「NTT法改正案」(213閣法33号)が賛成多数で可決すべきだと決まりました。

【衆・安全保障委】
 上述の法案が付託され、趣旨説明されました。

【衆・消費者問題特別委】
 自見はなこ消費者相の所信表明。立憲は今夕のNCで「機能性表示食品の見直しに関するPT」を明日設置し、来週緊急申し入れをすることを決めました。小林製薬「紅麹」事件を皮切りに、お得意の消費者行政で存在感を発揮しつつ、アベノミクス「規制改革」批判にもつなげたい意気込み。

【衆・災害対策特別委】
 石川県能登半島地震に関連して、新潟、富山両県に「液状化」を先月25日調査したとして、委員長が派遣の報告をしました。それによると、新潟市西区では4年前から地震が群発しており、「さかいわ」中学校では、オンライン・間借り授業が続いているとのこと。同自治体の学校は9割が被災し、自宅でも、門扉・車庫の修理が必要だが負担が重く市独自の補助金はあるが国も対応してほしいとの声が市長から寄せられたとしました。

【参・内閣委】
 「公益法人法改正案」(213閣法44号参先議)と「公益信託法案」(213閣法45号参先議)が可決すべきだと決まりました。

【参・法務委】
 「裁判所職員定員法改正案」(213閣法15号)が可決すべきだと決まりました。
【参・農林水産委】
 「特定農産加工業経営改善臨時措置法改正案」(213閣法50号)を可決すべきだと決めました。
【参・国土交通委】
「住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律の改正案」(213閣法52号参先議)を可決すべきだと決めました。
【参・厚生労働委】
 「生活保護法などの改正案」(213閣法9号)が審議入りしました。

●参・環境委も例年に増して法案が多いのですが、きょうは開かれず。それとは別に、三原じゅん子委員長が、きのう、横浜市中区で自動車を盗まれ被害届を出したことを、自らのSNSで発表し、報道されました。

以上です。