
~あらすじ~
戦後間もない昭和23年。安城清二の警察官人生は始まった。
戦災孤児、愚連隊、浮浪者、ヒロポン中毒。不可解な「男娼殺害事件」と「国鉄職員殺害事件」。
ある夜、駐在所長だった清二は、五重塔の火災に巻き込まれ、そして――。
父子三代に渡る警察官人生の陰影を描く、大河小説。
~感想~
こんなの面白くないわけがない。
本格ミステリ大豊作の年にこのミス1位をとったのはなにかの間違いだが、大河小説の傑作。
世相を背景に、純粋無垢な正義だけではない、正義を貫くためあえて灰色の境界線上を歩く、清濁併せ呑む警官人生を描ききれるのはこの作者ならでは。
非常に長大な作品だが圧倒的なリーダビリティで一気に読み進められること請け合い。
ミステリ味は低いものの大河小説として強くおすすめです。
上巻08.9.3
下巻08.9.5
評価:★★★★☆ 9
戦後間もない昭和23年。安城清二の警察官人生は始まった。
戦災孤児、愚連隊、浮浪者、ヒロポン中毒。不可解な「男娼殺害事件」と「国鉄職員殺害事件」。
ある夜、駐在所長だった清二は、五重塔の火災に巻き込まれ、そして――。
父子三代に渡る警察官人生の陰影を描く、大河小説。
~感想~
こんなの面白くないわけがない。
本格ミステリ大豊作の年にこのミス1位をとったのはなにかの間違いだが、大河小説の傑作。
世相を背景に、純粋無垢な正義だけではない、正義を貫くためあえて灰色の境界線上を歩く、清濁併せ呑む警官人生を描ききれるのはこの作者ならでは。
非常に長大な作品だが圧倒的なリーダビリティで一気に読み進められること請け合い。
ミステリ味は低いものの大河小説として強くおすすめです。
上巻08.9.3
下巻08.9.5
評価:★★★★☆ 9
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