小金沢ライブラリー

深水黎一郎→このミス8位 ~SCP-980

1/4のNXT #371  オーストラリア公演完全版

2017年04月28日 | 今週のNXT
12/14に一部放送したオーストラリア公演の完全版。NXT王座戦の放送を優先したのだろうが順番が無茶苦茶すぎる。

ティノ・サバテリ&リディック・モス ×-◯ ザ・リバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー)
(シャッターマシーン)

体格で勝るフットボーラー組はなぜかグラウンドで勝負を挑む。
ツープラトンが全く息が合わずじたばたし、サバテリに至ってはワイルダーに普通にクローズラインをすればいい場面で、なぜか自分が喰らおうとして倒れ観客に失笑される始末。
意外と長尺の試合になったが、最後は場外に引きずり出され顔を打っただけでサバテリがKOされた隙に、必殺ツープラトンからドーソンがモスをフォールした。


タイ・デリンジャー&バディ・マーフィー ◯-× ボビー・ルード&エリアス・サムソン
(タイ・ブレーカー)

かつてないほど試合前のギター独奏が盛り上がったサムソンだが、普通に入場したルード、オージーのマーフィー、パーフェクト10に全て持って行かれる。
サムソンの入場からCMを挟み9分30秒掛かってようやく試合開始。
客席を沸かせ笑いのツボも心得たルードが攻守両面で光るも、地形効果を得たマーフィーが痛めつけたサムソンをデリンジャーが仕留めた。


3WAY戦
◯ エンバー・ムーン リヴ・モーガン × ビリー・ケイ
(フライング・スタナー)

3人ともほとんど動きを止めない目まぐるしい展開。
エンバーをスーパープレックスで投げようとしたリヴをビリーが捕獲し、パワーボムで叩きつけるもカウント2。呆然としたビリーはトップロープに陣取るエンバーの存在を忘れてしまい、振り向きざまに必殺技を被弾し故郷に錦を飾れなかった。


NXTタッグ王座戦
#DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ) ◯-× TM61(シェイン・ソーン&ニック・ミラー)
(スーパーキック+ニーパット)防衛成功

故郷のオーストラリアにもカタカナの「シェイン・ヘイスト」タオルを持ち込み、口にくわえてぶら下げるソーンの日本愛に乾杯。
中盤、チャンパをスーパープレックスで捕らえたソーンをミラーがパワーボムで投げる、2階建てのスーパープレックスは珍しくないが、シットダウン形式でパワーボムを掛けるのは新しい。ソーンへのダメージを倍増させてどうするんだ。低くなった分チャンパへのダメージは減ってそうだし。
必殺技級の一撃を返し合う互角の攻防から、最後はツープラトンを叩き込みチャンパがミラーをフォールしベルトを守った。

試合後、観衆がTM61に温かい拍手を贈ると、DIYの二人も引き返し、TM61の腕を掲げ健闘を讃えた。


NXT王座ケージ戦
中邑真輔 ◯-× サモア・ジョー
(キンシャサ)防衛成功

メイン戦の感想は#368で書いたため割愛する。
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新しい十五匹のネズミのフライは異邦人の夢を見るか?

2017年04月26日 | ミステリ界隈
「新しい十五匹のネズミのフライ」は島田荘司御大の30年越しの作品である。
なぜなら御大のエッセイ集「異邦人の夢」所収の「わが友ホームズ」、この1984年に書かれたエッセイに「新しい十五匹~」のアイデアが山のように書かれているのだ。

デビュー作「占星術殺人事件」で「まだらの紐」をさんざんにいじり倒したように、御大はシャーロック・ホームズとその冒険譚に対して独自の解釈をしており、Wikipediaでは著名なシャーロキアンの一人として挙げられているのは有名だ。
「占星術殺人事件」では触れられなかった、その他の解釈について「わが友ホームズ」で紹介しているのだが、これが驚くほど多く「新しい十五匹~」で使われているのである。
↓以下「新しい十五匹のネズミのフライ」の内容についてややネタバレするため要注意↓

煩雑になるため「わが友ホームズ」から「新しい十五匹~」で用いられたアイデアについて箇条書きすると、

・ホームズ譚の一つ「這う人」は完全に悪ふざけとしか思えない
・ワトソンと初対面の時に紹介した血液に反応する薬品をその後全く使わない
・その際にホームズは1リットルの水に対する一滴の血の割合は百万分の1だと言うが、本当は三万分の1以下である
・「赤毛組合」の依頼人をホームズは刺青から中国帰りと推理するが、中国で刺青は罪人にしか彫られない
・むしろ依頼人は日本帰りの可能性が高い
・そんな無茶苦茶な推理をされても「いったいぜんたい、何でそんなことまで解るんですか? ホームズさん」と感心する依頼人はよほど人間ができている
・「赤毛組合」のトリックは掘って出た大量の土をどこへ隠したのか不明
・また二人しか仲間がいないのに金貨の詰まった箱を十五箱も狭いトンネル内で運ぶのは無理
・トリック自体が不可能なため、赤毛組合の犯人はホームズに捕まらなければ困っていた

と、膨大な量に及ぶのだ。その他「占星術~」でも触れられた「まだらの紐」の疑問点も「わが友ホームズ」・「新しい十五匹~」の両作で採り上げられている。
「新しい十五匹のネズミのフライ」は島田荘司御大の30年越しの作品だとわかっていただけたことと思う。

またこれは余談ながら「わが友ホームズ」内で「当時、夏目漱石がロンドンに留学しており、勉強のためベイカー街へ通っていた」ことを御大は指摘し「しかし誰も漱石とホームズが会ったとは言わないのは不思議」だと言っているが、柳広司が『吾輩はシャーロック・ホームズである』でまさにこのアイデアを用いているのも面白い。
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ミステリ感想-『人間の尊厳と八〇〇メートル』深水黎一郎

2017年04月25日 | ミステリ感想
~収録作品とあらすじ~
「人間の尊厳を証明するため八〇〇メートル走をしないか」たまたま立ち寄ったバーで男はそう誘ってきた…表題作
クレジットカードをめぐる不思議な一騒動と、戦争博物館を早く閉めたがる館員…北欧二題
皇居を狙った爆破予告。官邸のサイトをハッキングしてまでわざわざ予告した犯人の意図とは?…特別警戒態勢
たった一人を狙い一度きりなら完全犯罪は成立すると豪語する女の、たった一つの誤算…完全犯罪あるいは善人の見えない牙
新婚旅行でパリに行くも、バックパッカーとして経験豊富なはずの夫は失敗続きで妻との仲もぎくしゃくし始め…蜜月旅行LUME DE MIEL

2011年日本推理作家協会賞・短編部門(表題作)


~感想~
バラエティ豊かな作品が揃った短編集。それぞれ簡単に感想を述べると、

まずは日本推理作家協会賞の短編部門を射止めた表題作。使い古された手ながらひねりをいくつも加えて新味を出し、不可解なタイトルで完璧に落としてみせた良作で、受賞にも納得がいく。それにしても素晴らしい、これ以上ない的確なタイトルである。

つづく「北欧二題」はクレジットカード、いや信用売買電路票の方は「頭の体操」か何かで既視感のある内容ながら、日常の謎としては文句のない出来。しかし続く博物館の謎は謎どころか旅の一コマでしかないどうでもいい話で、わざわざ書いた意図すらわからない。地獄のようなルビの山を書きたかっただけではとすら疑う。

「特別警戒態勢」は表題作とは比ぶべくもないひねりの無さで評価のしようもない。

「完全犯罪あるいは~」は泡坂妻夫の「歯と胴」を思い出させるような結末が好み。表題作と双璧をなす良作である。

「蜜月旅行」は趣味自分探し(笑)の元バックパッカーとやべえ新妻がイチャイチャするだけの72ページなので、海外旅行好きなら楽しめるんじゃないだろうか。僕なら成田離婚するけど。

一つ残念なのが、「北欧二題」で外来語を全て漢字でルビ表記するほど言葉にこだわりのある作者なのに、各編に1つは非常に目につく下らない誤植があったこと。単行本版ではもっと酷かったようだが直しきれておらず、編集者と校正には猛省を促したい。
また余談だしまったくの個人的な感想だが、文庫版の解説が謎の日記形式だったり、シリーズ作品を何の意味もなく3→1→2と読んだ後にデビュー作を読んだりと非常に気持ち悪く、別の意味で一読の価値があることも付記しておく。


17.4.22
評価:★★☆ 5
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ミステリ感想-『新しい十五匹のネズミのフライ』島田荘司

2017年04月20日 | ミステリ感想
~あらすじ~
シャーロック・ホームズのもとを訪れた赤毛の男。
赤毛の男を援助する「赤毛組合」から、簡単な作業をするだけで大金をもらっていたが、ある日突然、組合は消滅してしまったと言う。
謎めいた事件の裏の裏に潜む真実とは?

2015年このミス18位、文春7位


~感想~
信者の癖に今さら読了。ただのホームズパスティーシュではなく島田ワールドにおけるホームズ譚。「占星術殺人事件」で「まだらの紐」を糞味噌にこき下ろしたあのホームズの、である。
中盤からはパスティーシュの枠に留まらない、wikiで著名なシャーロキアンとして紹介されている御大ならではの、とある趣向も凝らされている。
御大訳による「赤毛組合」を丸々収録、というだけでもその熱意のほどが知れるだろう。

2015年現在にわざわざ御大がホームズ物を書く意味はあるのかという疑問は尽きないが、最近の御手洗シリーズよりもっと御手洗シリーズしている内容で、「赤毛組合」を発端にホームズを襲う奇禍、ワトソンの孤独な奮闘と恋愛、怒涛の謎解きに意外な決着と、過不足ない仕上がりである。
なにより御大がノリノリで書いてるだろうことを想像するだけで、我々信者はうれしくてたまらないではないか。

そして読了後、御大のエッセイ集「異邦人の夢」をたまたま読んで驚愕した。
そこには本作が御大の30年越しの大作である確たる証拠が書かれていたのだ。そのことについてはまた記事を改めるとしたい。


17.4.19
評価:★★★☆ 7
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今週のキン肉マン #205 真の奥義!!

2017年04月19日 | 今週のキン肉マン
・右足と右膝の抑えを追加しただけなのに何このかっこよさ
・よかった…アビスマンがスパーリングしてる
・棍棒振り回すだけじゃなかったんだ
・「やめなよサイコマン」これは流行る
・始祖の回想いつも楽しそうだな
・神威の断頭台の厨二センス大好き
・オーバーボディが破れる時が決着の時だったか
・完全決着は間違いない
・やっと奥義が完成したなと声を掛けダウンか
・あと3~4回で完結か…
・新シリーズはあるのか
・その前にロビンその他は生き返るのか?
・将軍様は超人墓場を壊し「人は死んだら終わり」と言っていたが
・あるとすればザ・マンが生き返らせる流れ
・新シリーズにロビンもアシュラマンもいないのか…
・二世はパラレルワールドだから
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ミステリ感想-『双蛇密室』早坂吝

2017年04月13日 | ミステリ感想
~あらすじ~
職業娼婦・趣味探偵の上木らいちの顧客である刑事の藍川は、繰り返し見る二匹の蛇にまつわる悪夢と、乳児の頃に蛇に噛まれた逸話を話す。
らいちは些細な手掛かりから矛盾に気づき、藍川は両親に出生の秘密を明かすよう迫る。
それは天と地、2つの密室で起こった蛇にまつわる不可解な謎であった。


~感想~
マジキチのバカミス。「空前絶後」とか「前代未聞」とか「ミステリ史上初」とかミステリ好きなら聞き飽きた言葉だろうが断言しよう。これは「空前絶後」にして「前代未聞」にして「ミステリ史上初」のトリックだ。
そしてそれを成立させるために、作者はあらゆる舞台設定をこしらえ、マジキチでバカミス過ぎる真相に問答無用の説得力を与えた。ここまでやってくれたら脱帽して10点を進呈する他ない。
たった173ページと短く、お求めやすい価格・サイズなのでバカミス好きは必読。ただしバカミスはバカミスでもマジキチな部類なので、読んだら怒る人もかなり多いだろうことは想像に難くない。
トップ3入りはありえないが、年末の各種ランキングでどういった評価を受けるのか今から楽しみである。


17.4.10
評価:★★★★★ 10
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ミステリ感想-『そして名探偵は生まれた(文庫版)』歌野晶午

2017年04月11日 | ミステリ感想
~あらすじ~
実在する名探偵・影浦逸水の助手を務める武邑は、事件を離れた影浦の世俗的な本性に辟易していた。慰労会に招かれた先の保養地で起きた殺人にも、影浦は全く無関心で…そして名探偵は生まれた
絶海の孤島に置き去りにされたテログループ。一人、また一人と殺されていき…生存者、一名
ミステリ好きが嵩じて館を建てた旧友に招かれた四人。曰くありげな館を舞台にした推理ゲームが催され…館という名の楽園で
外国人が多く住む老朽化したアパートで、男は大量の札束に埋もれ殺されていた。住人の証言を突き合わせると現場は雪の密室になっていた…夏の雪、冬のサンバ


~感想~
中編ばかり4作を集めた作品集。1作のみの単品で文庫化されているものもあり、形態を変えるごとに収録作が増えているので参考までに記すと、

「生存者、一名」祥伝社文庫…単品
「館という名の楽園で」祥伝社文庫…単品
「そして名探偵は生まれた」祥伝社単行本…上記2作と表題作の計3作を収録
「そして名探偵は生まれた」祥伝社文庫…単行本の3作に加え「夏の雪、冬のサンバ」を収録

と大変ややこしいことになっており、あわよくば騙して何度も買わせるつもりかと言いたくもなる。
それはともかく各編について簡単に感想を。

「そして名探偵は生まれた」
パロディ味の濃い一作で、いかにも名探偵らしい影浦の推理力とキャラが強烈で、助手の武邑との関係性は麻耶雄嵩のアレを思い出させる一面も。だが結末はタイトルからそのまま逆算で導かれる展開をなぞるだけで、いまいち物足りなかった気もする。

「生存者、一名」
単品ですでに読んでおり、そのすさまじいトリックは嫌でも覚えていたためわざわざ再読しなかったが、もしまだならば一読の価値は十分である。

「館という名の楽園で」
これも単品で読んだがオチしか覚えていなかったので再読。THE・館ミステリと呼びたくなるトリックと、それを成立させるための豊富な伏線に静かな余韻を残す結末と、大いに評価を改めた。図解があればなお良かったが。

「夏の雪、冬のサンバ」
このトリックのためだけに作られた珍妙な舞台設定を活かした一作。きわめてありきたりなトリックだけには終わらず、様々な要素をぶち込んだごった煮のような魅力がある。「安達ヶ原の鬼密室」以来となる八神一彦の再登場もファンには貴重なもの。

どれも一定以上の質を保った佳作揃いで、4編中2編以上を未読ならば、手に取る価値はあると言えるのではなかろうか。


17.4.9
評価:★★★ 6
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今週のキン肉マン #204 硬度10♯の行く末!!

2017年04月10日 | 今週のキン肉マン
・ロンズデーライトに耐えるコーナーポストは間違いなく硬度11以上
・将軍に千兵殲滅落としから逃げるという選択肢はない
・膝痛いあれは痛い
・よく見たら泣いてるサンシャイン
・お前は正義超人だよ
・元気に生きているしこのとおり立っている!
・この場面でもミスミス鳴るこだわり
・技に入って週またぎは今シリーズほぼクリーンヒット
・このまま決着か
・地獄の断頭台が壱式奥義だったのか
・断頭台ではないもともとの壱式奥義としての名前が出ると予想
・あと数回で完結か……
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ミステリ感想-『衣更月家の一族』深木章子

2017年04月08日 | ミステリ感想
~あらすじ~
ストーカーと化した夫から逃れてきた妹を匿い、殴り殺された主婦。
忘年会の賞品の余りの宝くじで3億円を引き当てた男。
両親を階段から突き落として殺したニートの男。
3人の巻き込まれた一見なんら繋がりのない事件に隠された真実とは?

13年本格ミステリ大賞・候補


~感想~
終わってみればきわめて単純な事件の構図を、あるたった一つの事実を伏せることによって複雑に見せかける手法が光る。
だが逆に言えば真相は非常にわかりやすく、解決編の前半でその事実が明かされるやその後の説明はほとんど蛇足に近く、入り組んだ事件の解決方法もいまいち手際が良いとは思えない。
一発ネタとしては面白いが、あからさまな伏線から早々に気付いてしまう読者も多いだろう。
しかし解決編までは話がどう繋がるのか全くわからず、傑作の予感を覚えさせるもので、読者を話に引き込むことには大成功しており、年間ランキングには一切引っかからなかったものの、本ミス大賞の候補に推されただけの魅力は感じられ、より作者の腕がこなれてくれば、これより一段も二段も上の作品を産み出せるだろうと期待できるだけのものはある。

なお後半にぺらぺらめくっているだけで致命的なネタバレを喰らう挿絵があるため、くれぐれも適当に先のページを見ないように注意のこと。


17.4.1
評価:★★★ 6


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今週のキン肉マン #203 悪魔将軍の底力!!

2017年04月04日 | 今週のキン肉マン
・地獄の九所封じじゃなかった
・この輝き方はあれだな。ビックリマンのヘッドだな
・ロンズデーライトパワー! 言葉の意味はわからんが(ry
・この瞬間、日本中でロンズデーライトが検索されたんだろうな
・プラチナパワーじゃなくてよかった
・あれって円盤だったのか
・あれって動くものだったのか
・これ何気にアシュラマンの膝の骨が相手をロックする形に変形するのと同じくらい無茶
・悪魔も進化しているのだ!
・老害マン解説の才能あったんだな
・この武道の背中を見てなんで二世で老害になったのこの人
・に、二世はパラレルワールドだから…
・武道の目がザ・マンの頃に目に戻っていたのが、最後のページでクワッと血走るのがいい
・武道の奥義をもう一度あえて喰らう気満々の将軍様
・プロレスは相手の技を受けて勝ってナンボだからね
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