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ミステリ感想-『マレー鉄道の謎』有栖川有栖

2002年09月25日 | ミステリ感想
~あらすじ~
マレー半島を訪れた有栖川有栖と火村英生を待ち受ける「目張り密室」殺人事件!
外部へと通じるあらゆる隙間をテープで封印されたトレーラーハウス内の死体。
この「完璧な密室」の謎を火村の推理は見事切り伏せられるのか?


~感想~
……なぜこんなにも面白くないのだろう?
下手な詩情。ハンパな思索。稚拙な誤導。余分な暗号。(そもそも暗号か?)魅力薄の人物。大山鳴動して鼠一匹のトリック。
あからさまで思わせぶりな不審・誤導・注意・ミスディレクションはどれもこれもおおげさなだけで、たいした裏もなく、煩雑なだけ。手がかりにもならない伏線は無駄。
計画はずさんで、隠された過去にもひねりはなし。終局に至っては、ただ後味が悪いだけ。
……これが、年度代表作?


02.9.25
評価:★ 2

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