たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*
旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

フォトクラブ四季写真展

2019年09月26日 | 写真
 「フォトクラブ四季写真展」*期間:9月24日~29日(*最終日午後3時終了) *展示時間:午前9時~午後9時
*場所:千葉市中央区「青葉の森公園」西口駐車場前「千葉市ハーモニープラザ」1階展示室(電話)043-209-8771
 近くにお越しの時はどうぞお気軽にお立ち寄りください。
*台風被害の屋根の工事は順番待ちでブルーシートのままです。以前から計画していた写真展を実現することができました。
 五人展で、たびびとは以下の思い出深い5点の写真を出展しています。(どれもA3サイズプリントです。)



「冬の湖」(栃木県湯西川ダム湖にて)

    このダム湖の立ち枯れの木々もやがては上高地の大正池のように朽ちて水中に没してしまうのでしょうか・・・


「青い沼」(福島県裏磐梯五色沼コース青沼にて)

雪が深くスノーシュー着用でないと危険でとても近寄れません。



「光ぼう」(栃木県の秘境「スッカン沢」にて)

「光ぼう」(*編集ページで「ぼう」の漢字変換ができないのでひらがなです。)

山深い谷間のスッカン沢は撮影ポイントが多く魅力的ですが、携帯電話は使えず沢沿いの足場が不安定で要注意です。



「湖畔の朝」(福島県猪苗代湖畔志田浜にて)

猪苗代湖畔志田浜はシベリアからの渡り鳥の楽園になっています。会津磐梯山の眺めが雄大!


「湿原の朝」(栃木県奥塩原大沼園地にて)

早朝の大沼園地は濃い霧がたちこめてすこし先も霞んで見えないほどでした。

*「フォトクラブ四季写真展」に多数の方々のご来場をいただきましてありがとうございました。

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台風15号の爪あと(追記2)

2019年09月14日 | 写真

 9月9日未明に台風15号は東京湾を北上し、午前5時前に千葉市に上陸した。千葉市では最大瞬間風速57.5mという観測史上最も激しい暴風が吹き荒れた。台風が東京湾を北上中、神奈川県東部と房総半島全域にわたり暴風圏内となり、その後県内各地で長時間にわたり停電や断水が続き、そのほか各種の甚大な被害が出ている。停電の完全復旧にはさらに長い時間がかかる状況で、熱中症により高齢者が亡くなるニュースも流れ始めた。(*写真は千葉港ポートパークにて、10日午後撮影)


  台風上陸地点に近い千葉港へ出かけてみた。写真奥にそびえている高さ125mの「千葉ポートタワー」下には家族連れで水遊びできる人工海浜があり、広い園内には樹木の多い散策路や水遊びプール、芝生広場、スポーツ施設もある市民の憩いの場となっているが、クスノキやプラタナスなどの大木がいたるところで無残にも根こそぎなぎ倒されていた。大型台風直撃のすさまじい爪あとを目の当たりにしてぼう然とした。千葉港のシンボル「千葉ポートタワー」は無事だったが、おそらく暴風で大きく揺れ動いていたにちがいない。また千葉市より南方の山間では通行止めの道路も多くなっている。


 「追記」時間が経つにつれて徐々に千葉県内の被害状況もよくわかるようになってきています。千葉市内でもいまだに停電が続いている地区があります。暴風による被害はどこでも発生していて、実は自宅の屋根も昨日数箇所ブルーシートで応急処置をしたばかりです。近辺でも家や車庫の屋根の被害だけではなく、どこからかいろんなものが飛ばされてきて庭や車庫に吹き溜まり、車なども被害を受けています。東京湾の向こうの神奈川県東部の被害状況もニュースで流れるようになってきました。一時間でも早く停電や給水ストップなどが復旧するよう祈るばかりです。

「追記-2」:昨日までの状況では千葉県内各地の被災地の復旧作業はまだ相当の日数がかかるようです。とりわけ電気・水道がまだ復旧していない地域のたいへんな状況を思うと心が痛みます。屋根の被害だけで済んだ自宅は幸いでしたが、どこも関連業者への修理依頼が殺到してなかなか手が回らない状況になっているようです。工事が始められるのは早くて来月末ごろになるかもしれないということでした。おそらく11月以後にずれこむことになるような気がしています。今後の台風の発生がとても気がかりです。
 このところカメラを持って出かけることがまったくなくなっています。これまでは気軽に車を走らせていた県内の山あいの道路もいたるところで通行止めになり、いつもカメラ散歩にでかける隣の佐倉市にあるDIC川村記念美術館庭園や自宅から近い千葉市都市緑化植物園でさえも、多くの倒木対策、園内整備のため入り口には庭園閉鎖中の掲示が出されロープが張られています。
 これまで長い間「たびびとの写真帖」にたくさんのご訪問をいただきありがとうございました。とても残念ですがこのような訳で当分の間記事の更新はお休みさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
                             
 2019.9.20 記  たびびと
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初秋の白い花

2019年09月12日 | 写真

 「センニンソウ」(仙人草):キンポウゲ科センニンソウ属のつる性の多年草で、盛夏から初秋にかけて真っ白な四弁花を無数に咲かせる。とても涼しげで思わず立ち止まって眺めたくなる。またこの花は近寄るととてもよい香りがする。「センニンソウ(仙人草)」の名は、秋の実の先につく細い毛のように見えるものを仙人のひげに見立てて名づけられたという。別名の「馬食わず」は、有毒植物のため馬も食わないことに由来している。残暑厳しい先日の昼下がりに南房総の山あいを車で走っていると、あちこちで道脇の林の中にまるで雪が積もったかのように咲き誇るセンニンソウが眼に入り、何度か車を止めて撮影した。




 「ヘクソカズラ」(屁糞蔓):アカネ科のつる性多年草で、国内では北海道から沖縄までどこでも見ることができる。国外ではアジアからインド方面まで分布している。道端から林の中、公園などいたるところに生育する。

 思えばこの上なく気の毒な名をつけられた植物で、なぜこのような信じられないほどひどい名なのかどうしても調べてみたくなる。実は、「センニンソウ」とは異なり、この植物の茎や葉がとても強い悪臭を放つことに由来している。驚いたことに、万葉の時代にもこの植物が「くそかずら」と詠まれていることがわかった。明治になって更にその頭に「屁」までつけられたことになる。また英語名でもこの植物は”skunkvine"(スカンクのように臭いつる草)となっている!!
 だが救いもあった。この植物の花はとてもかわいらしい。そのことから(×「屁糞蔓の花」ではなく)別名「サオトメバナ(早乙女花)」とも呼ばれている。田んぼで並んで田植えををする乙女たちのかわいらしい笠に見立てて名づけられたという。もう一つ、秋には小さなオレンジ色に近い色合いのかわいい実をたくさんつける。
 野辺の散歩中にこの花や実を見かけた時は、触らずにスナップ写真を撮り(*触ると葉や茎が傷ついて悪臭が出るため)じっと見つめてあげることにしましょう。


 
 台風15号による災害お見舞いを申し上げます
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初秋の大山千枚田 9/4

2019年09月08日 | 写真

 日本の棚田百選「大山千枚田」は、千葉県(房総半島)の南端鴨川市の山あいにある。いまプロフィール写真にも何年に一度しか見られないこの棚田の雪景色の写真を使用している。関東地方にはこの他には栃木県の「国見の棚田」と「石畑の棚田」の二つが百選に指定されている。広い関東一都六県には日本棚田百選指定の棚田はわずか三ヶ所だけになっている。
 大山千枚田では例年8月末か9月始めの土曜日・日曜日に稲刈りが行われる。他の多くの棚田がそうであるように棚田オーナー制度を導入しているので、広く県外からもたくさんのオーナーがこの時期には集まってくる。昔と変わらないすべて手作業の作業が行われ見ていてとても懐かしくなる。(*田植えはほとんどの田んぼで例年5月の連休中に行われる。)



 棚田全体を見回すと、すでにほとんど稲刈り作業と一定期間の日干しのための「はざかけ」作業は終わっていた。稲刈りの済んでいない田んぼはほんのすこししか残っていなかった。この週末には予定されていたと思うので、おそらく昨日・今日の台風襲来直前の休日に朝から急いで作業が行われたのではないかと思う。稲は十分乾かす必要があるので、台風15号の雨で濡れてしまったらその後の脱穀作業などはすこし遅れてしまうことになるだろう。


 棚田倶楽部事務所のある建物近くに古民家を改造して営業されているカフェ・レストランがある。その入り口付近にこの楽しい人形つきの案内標識が出されていた。これはこれまで見たことがなかったので、「案山子コンテスト」にあわせて作られたのではないかと思う。


 道脇に「案山子コンテスト」参加作品が並んでいた。この案山子には「棚田を守る令和おじさん」という題がつけられていた。


この案山子がいちばんかわいらしい。




広い棚田を見渡せる高い杉の木のてっぺんにシラサギが一羽とまっていた
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初秋の庭園散歩

2019年09月02日 | 写真

2019.9.1 撮影(DIC川村記念美術館庭園にて)

 初秋とはいえ残暑がきびしい毎日です。毎年楽しみにしている川村記念美術館庭園のパンパスグラスもきれいに白い花穂が伸びています。この花穂は例年9月~10月に楽しめます。手前のピンクのボケは池畔の酔芙蓉の花。昼頃に撮影したので花の色は白からピンクへと変色しています。じりじりと真夏日の日差しが照りつけていても、園内の植物は確実に秋の装いになってきているようです。 


 
スイレン池の畔のガマズミの実はだんだんと大きくなり赤味が増してきています。

深秋の真っ赤な実と見事な紅葉が待ち遠しくなります。




 
美術館前の噴水池では、春に誕生したコブハクチョウのひな鳥に親鳥がいつも寄り添って守っています。

手前のひな鳥も以前よりもずいぶん大きくなってきて、まもなく見分けがつかなくなりそうです。




庭園散策路脇の草地にヒガンバナの仲間のキツネノカミソリが咲いているのを見かけてびっくり。

この庭園内でキツネノカミソリを見るのはこれが初めてです。まもなくヒガンバナも咲き始めるでしょう。



スイレン池の畔にそびえているトチノキ(栃の木)を見上げると、大きな葉は秋色に色づき始めていました。

トチノ実も大きく育ち、まもなく中から栗の実に似た茶褐色の実が地面に落ちてくるでしょう。

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