たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*
旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

谷津干潟散策 11/17

2020年11月19日 | 千葉県



「セイタカシギ」の親子連れ

千葉県習志野市「谷津干潟」の歴史は1898(明治31)にさかのぼる。
東京湾最深部の広大な干潟の一部が入浜式製塩場に整備されたが
1911年には度重なる暴風雨被害のため廃業となった。
1925年には京成電鉄により「谷津遊園地」として開業し
1980年の閉園までの長い間憩いの場として人気を博した。

その後の整備で1988年には「国指定鳥獣保護区」に指定され
1993年(平成5年)「ラムサール条約登録湿地」に指定された。
翌1994年には「谷津干潟公園」として再スタートし
今では約40 hrの広大な干潟が野鳥の楽園となっている。




セイタカシギの特徴はすらりと伸びた長い脚
この時はまだ潮が引いていなくて脚の半分が隠れていた。
脚はきれいな赤かピンク色で美しい。
くちばしも細くて長くすっきりとした姿をしている。
「水辺の貴婦人」とも呼ばれる。
適度な風が吹き夕焼け色と杭の映り込みが揺れていた。




この日は渡り鳥・野鳥の姿がとても少なかったが
幸いにもセイタカシギの親子連れを見つけた。
真ん中が父親、奥が母鳥、手前が若鳥だろうか。
この春生まれたヒナがもうすっかり大きくなっている。




日没寸前の赤い夕日が鮮やかに水面を照らしていた。
親子が順に一列になって巣に向かい始めた。

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南房総の紅葉見ごろは11月下旬から

2020年11月12日 | 千葉県






養老渓谷「粟又の滝」11月10日撮影

温暖な南房総の紅葉の見ごろは例年11月下旬からで
関東で最も遅い紅葉の名所として知られている。
一昨日早朝から下見を兼ねて南へ車を走らせた。
各所で日当たりのよい所は色づきが進んではいるが
見頃は例年並みに今月下旬頃からになりそうだ。

市原市と大多喜町にまたがる養老渓谷あたりは
モミジの色づきが進んで秋の気配が感じられる。
だが谷間や日当たりの弱い場所はまだ緑色が多い。
毎年観光バスが集中する「粟又の滝」周辺も
間もなくにぎわい始めることだろう。
このところ雨の日が少なく、房総最大規模の滝も
岩盤が広く露出していた。





滝下の渓流の中に奇妙な白い物体が浮かんでいた。
なんだか大きさと形が「臼」そっくりに見えた。
最初は発泡スチロールの廃棄物かと思ったが

近づいてよく見ると、それは泡の固まりのようだった。
岩盤の形状が微妙で小さな泡がゆっくりと回っていた。
狭い凹みで小さな泡がくっつき一つにまとまったらしい。




渓流沿いの遊歩道をのんびり歩いていると
ふとかわいらしい一輪の竜胆の花を見つけた。

崖の上方から長い茎がしなやかに垂れて
花はしゃんと上を向いて咲いていた。
さらに木漏れ日が差してその花が輝いた。

とても美しい光景に見とれてしまい
何度も何度もシャッターを切り続けた。

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