たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*
旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

「吐竜の滝」(山梨県)

2019年05月31日 | 写真

2019.5.17 撮影

 「千ヶ滝」撮影後に「吐竜の滝」へ向かった。JR小海線清里駅からはこれら二つの滝はほぼ同距離で南北反対方向に位置している。車なら10分ほどで駐車場に着く。「吐竜の滝」は県外への撮影ツアーでは日光の滝とならんで最も訪問回数が多い。新緑・紅葉期、雪景色の写真は数多く残している。今回はこれまでとは違い八ヶ岳山麓の東沢に流れ落ちる滝の姿は撮影していない。やはり豪雨被害の傷跡が多く、滝手前100m の位置にかかる鉄製の橋にはたくさんの大きな流木がからまり、更なる被害防止のためかそれらはみなほぼ1m刻みに切断されていた。これから撤去されるのか、またはそのままにして下流へ流れやすいように刻んだのかはわからない。たしかに放置すれば次の豪雨で橋は壊れてしまうかもしれない。
 更に滝前の様子も以前とはずいぶん変わっていて驚いた。これまではいつも渓流の中の中島のような岩石群のいろいろな位置から変化に富んだ滝の姿を撮影できたのだが、かなりの岩石が流されて滝前の様子が一変し、中島へは渡れなくなっていた。




 やむなく今回は滝前の岸辺から「潜流瀑」の特徴がよくわかる部分だけを撮影することにした。「吐竜の滝」は全国から滝(写真)愛好家が集まる有名な滝で、八ヶ岳からの伏流水が東沢渓谷の崖のいたることろから湧き出して流れ落ちる変化に富んだ美しい姿の滝となっている。




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「千ヶ滝」(山梨県)

2019年05月30日 | 写真

2019.5.17 撮影

 山梨県北杜市高根町清里を流れる大門川にかかる滝。幅20m、高さ20mと縦横のバランスがよく、水量も豊かで迫力がある。この位置まで滝に近づいていくと水しぶきが激しくカメラもすぐに濡れてしまう。その際にはいつも防水対策をして高速シャッターを切る。特に新緑と紅葉の季節には眺めがすばらしい。


右端の複雑な形状の岩壁を流れ落ちる滝の表情が特に魅力で、この部分をアップで撮影したくなる。



水しぶきが届かない位置まで後退してスローシャッターで撮影した。
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「ヒカゲツツジ」の花

2019年05月29日 | 写真

2019.5.18 山梨県西沢渓谷にて撮影


「ヒカゲツツジ(日陰躑躅)」:ツツジ科の植物で関東以西、四国、九州に分布する。山地の崖や岩場などのその名のとおり日当たりのよくない場所に生育する。4~5月にはツツジの仲間ではめずらしい透き通ったクリーム色(黄白色)の花を咲かせる。
 西沢渓谷下山道脇の崖に咲いているのを見かけて足が止まりしばらく眺めていた。とてもさわやかな印象のきれいな花だと感じた。この花を投稿するのはこのブログで初めてになる。  *花言葉は「節制」
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忘れられない「まきば公園」風景

2019年05月28日 | 写真


 さわやかな景色の中に美しい姿の「ヤマナシの木」が一本。とても印象に残る風景。自由に出入りできる山梨県立八ヶ岳牧場の一部「まきば公園」でくつろいでいる親子を眺めていると・・・かわいらしい麦藁帽子の男の子が目にとまり、その動きを連続して撮影した。最初は山羊を怖がっていた男の子は・・・(⇒下の2枚の写真へ)



おそるおそる山羊に近づいて・・・


山羊にタッチ!!他の男の子も足早に接近・・・いつまでも眺めていたい景色でした。


 [参考]「ヤマナシの木」:バラ科ナシ属の落葉高木で樹高は10~15m。本州から九州にかけての山地に自生する。4~5月には白い小さな花をいっぱいに咲かせる。花径は約3cm。秋になるとナシ(梨)に似た直径2~3cmの小さな果実が熟すが、果肉は固くて渋くとてもまずくて食用にはならない。
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さわやかな八千穂高原ドライブ

2019年05月27日 | 写真
 

 2019.5.17: 長野県佐久群佐久穂町の八ヶ岳南麓にあたる高原地帯をドライブした。松原湖畔からどんどんと坂を上がり「東洋一の白樺林」といわれる見事な白樺に囲まれた道を走り、日本一高所の自然湖「白駒の池」へ向かう予定を立てていた。八千穂高原までは新緑や芽吹きの緑を楽しみながら走ったが、だんだんと高度があがるにつれて木々の芽吹きは見られなくなった。これでは昨年訪れた「白駒の池」まで上がってもきれいな景色は望めない。Uターンして昨年撮影した「八岳の滝」の撮影に向かった。道脇の駐車スペースに着いてみると、工事用車両が数台並んでいて不運なことに滝へ向かう山道は修復工事中で完全に進入禁止になっていた。




好天で青空なら残雪の八ヶ岳を背景にして撮影することもできる。来年もぜひまたでかけたい。




 旅に出るといつもラッキーなことばかりではない。むしろ不運なことのほうが多いかもしれない。いさぎよく小海線沿線の幹線道路まで戻ることにした。途中で雄大な展望が楽しめる山梨県立八ヶ岳牧場の一部で一般公開されている「まきば公園」の駐車場へ入り一休みして軽食をとることにした。展望がすばらしい店外のベンチに座り景色を楽しみながらひとときを過ごした。ふと下方に広がる「まきば公園」を見下ろすと、きれいな白い花を一杯に咲かせた大木が目に入った。のんびり牧草を食べる山羊や羊たちを入れて何枚か撮影した。この花木はなんの木かわからず店の人に聞いてみると「ヤマナシの木(山梨の木)」であることがわかった。初めて見る木でその姿の美しさが忘れられない。



よい場所をみつけてのんびりお昼寝中の野うさぎ?


[参考]小海町のホームページによると「八岳の滝」への入り口から上方は豪雨災害による工事中のため11月末までの予定で「立ち入り禁止」になっています。10月頃の紅葉期もたぶんまだ入山できないでしょう。
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「浅間大滝」(群馬県)

2019年05月26日 | 写真

2019.5.16 撮影

 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢山中の「浅間大滝」は、落差はそれほどないがいつも水量が豊かでとても迫力があり魅力を感じる。この方面へ出かけるときは欠かさず立ち寄っている。以前は左岸から滝に近づいて撮影できたこともあったが、近年では危険なため立ち入り禁止になっているため、正面の橋の上からと右岸を滝にぎりぎりまで接近して撮影している。





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奥日光の春

2019年05月23日 | 写真

2019.5.15 撮影

 新緑に包まれた日光の滝を撮影した後いろは坂を上がり奥日光中禅寺湖畔に着いた。5月中旬だというのに周辺はほとんど冬枯れの景色のままで驚いた。たしかにいろは坂の急登で標高が上がり季節感は一ヶ月くらいの差がある。ボートハウス周辺の水辺の樹木もほとんど芽吹き前だったが、ただ一本だけ咲き始めた山桜のピンク色が目立っていた。




 更に奥へと走り「竜頭ノ滝」駐車場に入った。観光客はまだ少なく広い駐車場には車は3台しか見えなかった。滝の周りの木々もまったく芽吹きがなく、ツツジも咲いていなくてあまりに寂しい。ここを訪れるといつも江戸時代から続く名店「竜頭之茶屋」前庭の隅にある小さな石仏に目がとまる。背丈はほんの30cmほどで周りの草花などが育ってくると隠れてしまうほど小さい。二年前の秋、まだ店も開いていない早朝に三脚をセットしてゆっくりこの石仏を撮影したことがあった。その一枚は今でも大事に保存している。その時にはすぐそばに「ミヤコワスレ」の花も咲いていた。この小さな石仏をすこし右方向からじっと見つめると、その顔にやさしい微笑みが浮かぶ。角度を変えるとそのようにはまったく見えない。今回は花はまだ咲いていなかったが、旅の思い出に雨に濡れた葉を前に入れて一枚撮影した。 [参考]:「ほほえむ石仏」2017.9.3 更新記事



「いろは坂」は新緑に包まれ「シロヤシオツツジ」やピンクの「アカヤシオツツジ」があちこちに咲いていた。(上下2枚)
 (*写真左上奥に見える滝は「いろは坂」下り線中途の狭い駐車場から望む「男体山」山腹にかかる「般若滝」)





雨上がりの「いろは坂」上り線ヘアピンカーブ(黒髪平駐車場・標高1173mから撮影)
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「裏見の滝」(日光市)

2019年05月21日 | 写真

2019.5.15 撮影

 「霧降の滝」と霧降高原のヤマツツジの撮影を楽しんだ後、いつものように同じ日光市内山あいの「裏見の滝」へ向かった。霧降の滝は駐車場からなだらかな山道を15分ほど、「裏見の滝」は上りの山道を20分ほど、周りの景色を楽しみながらゆっくり歩いて滝前に着く。まずはいちばん気にいっているアングルで、「荒沢相生滝」を手前に、奥に「裏見の滝」を配して慎重に撮影した。この場所は足元が不安定で、荒沢相生滝の水しぶきを浴びながら撮影する。


 主瀑の「裏見の滝」を正面から一枚。その昔「奥の細道」の旅路で、芭蕉と弟子の曽良の二人もこの位置から汗をぬぐいながら眺めたことだろう。その頃には「裏見の滝」落ち口はもっと高い位置にあり大迫力だったにちがいない。明治になって大規模な崖崩れが発生し、隣の「荒沢相生滝」とほぼ同じ高さになった。落ち口上部に見える大きな洞穴はその崖の崩落の様子を想像させてくれる。

 「裏見の滝」と同名の滝は全国各地にある。文字通り滝の流れの裏側に入り込んで夏でも涼気満点で外界を水しぶき越しに眺めながらひとときを過ごすことができる。芭蕉と曽良の二人も滝の裏側の道に上がって涼んだことだろう。この写真でも滝裏の断崖にくり貫かれた道のくぼみを見ることができる。もちろん崖崩れの後は危険なため立ち入りはできなくなっている。

 「奥の細道」には芭蕉がここで詠んだ一句が残されている。・・・ しばらくは 滝にこもるや 夏(げ)のはじめ



 すぐ隣の岩壁から裏見の滝に寄り添うように流れ落ちる「荒沢相生滝」。観瀑台からはすぐ目の前の涼しげな二筋の流れを楽しむ。手前の緑は「ヤマアジサイ」で、夏になるとガクアジサイに似たヤマアジサイの花を前景にして撮影する。この一枚は上半分で下の写真が滝の下半分の流れになる。


 「荒沢相生滝」を見る時には自分だけのひそかな楽しみが一つある。(*それは水量がこの日よりもわずかに少ない時にいちばんはっきりするのだが・・・)水の流れをじっと見つめていると、(自分の目には)僧侶が一人最下部の岩の上で手を合わせ、滝に打たれて修行しているように見える。これは何度もここを訪れているうちにたまたま水量がピッタリの時にふとそのように感じたことで、他の人が訪れてすぐにそう見えることはほとんどないだろうと思っている。
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「霧降の滝」(日光市)

2019年05月20日 | 写真

2019.5.15 撮影

  「日本の滝百選」「日光三名瀑」の一つとして知られる「霧降の滝」は、深い谷間の対岸上に設置された展望台から望む二段の滝になっている。木々の繁みが中ほどの流れを隠してはいるが、四季を通じてその美しい姿が目を楽しませてくれる。これまで何度この展望台に立ったことだろうか。大事に保存している過去10年間の写真データの中には、新緑や紅葉に包まれた滝風景はもちろん、その名の通りに霧に霞む滝風景、そして雪景色などが含まれている。今回は5月中旬のきれいな新緑に包まれた水量も豊かな滝の姿をゆっくりと眺め、撮影することができた。


望遠レンズで見ると、ほぼ垂直に流れ落ちる上段の二筋の流れは大岩壁に激しくぶつかり砕けて魅力的な姿になっている。


  下段の流れは急斜面ではあるが滑らかな岩盤上を滑るように流れ落ちていく。滝つぼは木々の繁みに隠れて見えない。 


   駐車場周辺の新緑の中にはヤマツツジが群生していてちょうど見頃となっていた。オレンジ色の輝きがまぶしい。

                  
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「白糸の滝」(軽井沢)

2019年05月20日 | 写真




 2019.5.16:「竜返しの滝」撮影後には上流の「白糸の滝」、さらに群馬県長野原町へと向かって「浅間大滝」と「魚止めの滝」を撮影するのがお決まりのコースになっている。新緑や紅葉の季節にこれまでに何度訪れたかわからないほどだが、時間も忘れて撮影を楽しむ。「白糸の滝」だけは下の駐車場には観光バスも並ぶ。この日も滝前では外国人観光客が多く見られた。


 駐車場から滝へ向かう道脇の渓流にも目がとまり、観光客のじゃまにならないようすばやく手持ちで撮影した(上下2枚)


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「竜返しの滝」(軽井沢)

2019年05月19日 | 写真

2019.5.16撮影

 旧軽井沢から白糸ハイランドウェイに入ってすぐ左手の駐車場に入り、木々の芽吹きが進む沢沿いを散策して「竜返しの滝」へ向かった。それほど落差もなくアプローチも楽な滝で、平坦な道を気軽に歩いて行ける。いつも水量が豊かで勢いよく流れ落ちているので竜も上ることができなかったことからこの名がつけられたという。久しぶりの撮影旅で足取りも軽い。道脇の枯葉の下から小さな花が顔をのぞかせているのを見つけると、先を急がずその場でゆっくり時間をかけて撮影を楽しんだ。




 枯葉の下からやっと茎を伸ばしたフデリンドウ(筆竜胆)が可憐な花を数輪咲かせていた。リンドウ科リンドウ属の春の山野草で、3~5月に短い(5~10cm)茎の上に数個の花を咲かせる。まだ花が咲く前の上に伸びた茎とつぼみが筆を立てたように見えることからこの名がつけられた。国内では北海道から九州まで分布している。


  
 「フデリンドウ」のすぐそばに「タチツボスミレ」の花が一輪だけ、朝日に向かって花びらをいっぱいに広げていた。





 滝の50メートル手前に橋がかかっている。橋の上からは竜返しの滝の姿も見える。手前の渓流も水量が豊かで岸辺の緑も美しく、
ここでも三脚をセットして撮影を楽しんだ。
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川村記念美術館庭園散歩 5/12

2019年05月12日 | 写真




「カルミヤ」の花(蕾がコンペイトウのよう)



スイレン池畔のアヤメの色彩がさわやか



小さな黄色い花は「アサザ」の花



風で裏返しになった大賀ハスの葉の上で小亀がのんびり甲羅干し





オダマキの花にとまって休むバッタの幼虫


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DIC川村記念美術館庭園 5/6

2019年05月07日 | 写真
   
 千葉県佐倉市川戸のDIC川村記念美術館は好天気の大型連休最終日とあって多くの人が訪れ、広々とした庭園も陽春のさわやかな景色を楽しむ人たちでにぎわっていた。連休中は毎日「キッチンカー」が庭園芝生広場脇に並び、軽食やドリンクなどを求めて行列もできていた。


 庭園ではいたるところで春の草花を見つけてスマホやカメラで撮影している人が見られる。切符売り場から美術館へと下りる坂道脇の草地には「エビネラン」がきれいに咲いていた。


黄色の花を咲かせる「キエビネ」も数株見られる。



 林間の散策道脇の草地には可憐な白い花が無数に見渡せるほどユリ科の山野草「ホウチャクソウ」がたくさん咲いている。


 スイレン池には数日前には咲いていなかった白やピンクのスイレンやヒツジグサが咲き始めている。池畔には「アヤメ」も咲きはじめ彩りを添えていた。そのすぐ近くに小さな水草「アサザ」の可憐な黄色い花が一輪咲いていた。
 



池畔の庭園には「オダマキ」がたくさん育っていて、色鮮やかな紫や青色の花が見頃になっている。



 スイレン池にはかなり前に一羽だけ白鳥池からこちらへ移って住み着いていた雄の「コブハクチョウ」がいるが、驚いたことに昨日は二羽が仲良く始終寄り添っていた。以前庭の手入れをしていた方から「白鳥池で雄同士が仲間割れして一羽が移ってきた」と聞いたことがある。ひょっとすると、白鳥池から雌のコブハクチョウが雄鳥を慕ってこちらへ渡ってきたのかもしれない。
 白鳥の近くにはスイレンの仲間の「コウホネ」の黄色い花が咲き始めていた。その花を前にして二羽が並んでじっと見つめているかのように思えた。
これは楽しい思い出写真になると思い何度もシャッターを切った。 
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青葉の森散歩(千葉市)

2019年05月06日 | 写真

2019.5.5 撮影

 千葉市中央区の県立青葉の森公園は総面積53.7ヘクタールの広大な公園で、レクリエーションゾーン、カルチャーゾーン、ネイチャーゾ-ン、スポーツゾーンからなっている。駐車場も南口、西口、北口にあり、年間を通じてさまざまなイベントも開催されている。カルチャーゾーン内の千葉県立中央博物館付属施設「生態園」はいわば街の中の深い森のような造りで野鳥の集まる池もあり、いつも野草や生き物など観察しながら楽しく散策している。
 「ヤブデマリ」の花:スイカズラ科ガマズミ属の落葉小高木で、葉と秋の赤い実はガマズミに似ている。長い枝を張り出し、春には「ガクアジサイ(額紫陽花)のような装飾花のある白い花をたくさん咲かせる。青葉の森生態園の森の中に一本だけあり、毎年この季節には忘れず花を撮りに出かけている。


[ギンラン(銀蘭)」:ラン科キンラン属の山野草。少し前に投稿した「キンラン(金蘭)」の仲間で、花の色だけは異なるが姿はよく似ていてともに花は半開きで全開しないのが特徴になっている。                  


 「ハルジオン(春紫苑)」(上下2枚の写真):大正時代初期の北米からの帰化植物であっという間に日本中に広まった。元は観賞用だったがあまりに繁殖力が強く「雑草」扱いされるまでになってきた。その名のとおり春に繁殖するが、夏には同種で見た目にはまったくよく似た姿の「ヒメジオン(姫紫苑)」が繁殖する。「ハルジオン」は写真のようにつぼみのうちはしおれたように垂れ下がり、花が開くと茎がピント伸びるおもしろい特徴があるので見分けがつく。白とピンク系の花をつける。

 花にとまっている昆虫は「ツチバチ」の仲間かと推測して蜂図鑑でずっと調べてもだめでした。(*あきらめずいま「ハナバチ」の仲間、「ミツバチ」「コハナバチ」「ヒメハナバチ」など調べています。ハチの種類はとても多くてなかなかたいへんです。)


 「ナミテントウ(並天道)」:テントウムシ(天道虫)の代表種で日本、アジアでごく普通に見られる。赤地に黒紋や黒地に赤紋、紋(星)の数も地(体色)もさまざまで種類が豊富なので図鑑で調べているととても楽しい。)「ナミテントウ」はアブラムシをエサにしているので、野菜を育てる農家にとってはありがたい「益虫」となっている。
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太平洋が見える棚田

2019年05月05日 | 写真

     
 房総半島の南端鴨川市の山あいに太平洋が見渡せる棚田がある。この棚田は「嶺岡二子棚田」という。道を探すのがなかなかむずかしく、とても狭い一車線の急な坂道もある。駐車場も広くないので朝早くでかけて景色と散策を楽しみ、田植えなどの作業のじゃまにならないように気をつけている。今回が三度目の訪問だが、いつか夜明け前に着いて太平洋の彼方に朝日が昇る瞬間の写真を撮ってみたいと思っている。


 急な斜面に別荘などが点在するのどかな里山を散策していると、とつぜん道脇の草むらにキジが現れた。特に警戒する様子もなくゆっくり歩いていた。雄鳥の鮮やかな体色をこんな目の前で見ることはめったにない。そっとカメラを構えて連写した。そのシャッター音にびっくりして飛び立ちはしなかったが急ぎ足で藪の中に消えていった。


 棚田の田植えはもういくつかの田んぼでは終わっていた。ここでも「オーナー制度」が導入されているので、この連休中ににぎやかに田植え作業が行われていることだろう。連休中の昼間は作業のじゃまになるので近寄れない。
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