たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*
旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

雨に濡れるマーガレット

2018年05月22日 | 写真

 

 

 

 「マーガレット」:キク科 モクシュンギク属の多年草。原産地はモロッコ沖のカナリア諸島で日本には明治時代に渡来した。草丈は50~150cm。花の色は白、濃淡ピンク、黄など。和名では「木春菊」という。「マーガレット」の名は、ギリシャ語の「マルガリーテ(真珠)」に由来する。主にフランスで改良されたことから、英名では "Paris daisy" という。

 真夏から秋にかけての時期を除き次々と花を咲かせ、丈夫で育てやすいので広く親しまれ身近な花になった。春菊と交配して作り出された園芸品種もあり、一重咲き、八重咲き、ポンポン咲きなど種類はとても多い。また下の花言葉の意味から結婚式のブーケにもよく用いられる。「恋占い」の花言葉は、フランスで若い女性たちがその花びらを一枚一枚ちぎりながら恋を占ったことからといわれる。

         *花言葉:「真実の愛」「真実の友情」「信頼」「誠実」「恋占い」

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「雄飛の滝」(栃木県)

2018年05月20日 | 写真

「雄飛の滝」2018.5.16 撮影

 

 栃木県矢板市と塩原温泉郷を結ぶ県道56号線「矢板ー塩原線」の深い山間の「スッカン沢」は関東で手つかずの自然が残る秘境と言われ、ハイカーや滝・渓流写真撮影をめざす人に人気のコースとなっている。沢沿いの道を歩いていくと次々と現れる滝の姿や「スッカンブルー」と呼ばれる美しい青い流れに目を奪われしばしば足が止まる。スッカン沢を歩くのは五度目で、いつものように多くの撮影ポイントでゆっくり時間をかけて新緑と渓流・滝撮影を楽しむことができた。なかでもこれまでは撮影が難しかった「雄飛の滝」では十分時間をかけた。撮影中に新緑の合い間からまばゆいほどの木漏れ日が差し込み、忘れられない感動的な一瞬の記録を残すことができた。

 *[アクセス]:塩原温泉郷からは「簡保の宿塩原」すぐ先の交差点を道路標識に従い左折して矢板方面へ通じる県道を進む。しばらくは道幅が狭く急カーブが連続する山道で運転には十分な注意を要する。ゆっくり走って約30分ほどで「雄飛の橋」たもとの駐車場に着く。一方矢板市から向かう場合は矢板ICから「山の家たかはら」(℡:0287-43-1515)にナビセットして向かうとよい。約50分で到着する。そこからは10分ほどで同じ駐車場に着く。駐車場には大きなわかりやすいスッカン沢「雄飛の滝線歩道」の案内版が設置されている。「雄飛の橋」のたもとから階段を下りて沢沿いの道に入る。目的地の「スッカン橋」までの距離は往復約4kmで、滝や渓流を楽しみながら歩き休憩時間も入れると約4時間はみておいたほうがよい。写真撮影が主な目的の場合はさらに時間がかかる。

 *[注意する点]:①「熊出没注意」の看板があり対策が必要。②沢沿いハイキングに適した服装・履物 ③飲料水・非常食必携 ④深い谷間で携帯電話は駐車場から全コース「圏外」で使用できない。いざという時のためなるべく単独行動は避ける。⑤トイレは駐車場にもどこにもない。(「山の家たかはら」には各種設備あり。)

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「トウゴクミツバツツジ」

2018年05月19日 | 写真

2018.5.15 奥日光「竜頭の滝」側道の最下部(不動堂裏手)で撮影

「トウゴクミツバツツジ(東国三つ葉躑躅)」:ツツジ科 ツツジ属の落葉低木で標高の高い山地に自生する。同属の「ミツバツツジ」よりも花期がやや遅く、5月中旬から6月上旬にかけて赤紫色の花を咲かせる。関東に多く見られることからこの名がつけられた。

 例年5月下旬頃になると、奥日光「竜頭の滝」の210mにも及ぶ流域の側道沿いや対岸に見事に咲き揃い、多くの観光客が訪れる。中禅寺湖畔から奥日光最深部の湯ノ湖畔へと標高差順に咲き続け、新緑の美しい季節に鮮やかな彩りを添える。


  この日中禅寺湖畔ではほぼ満開で、竜頭の滝では下部のほんの一部だけが咲き始めていた。二枚目の写真は滝つぼ下流の渓流にかかる石橋の上から撮影したもので、中禅寺湖畔とはちがい芽吹いたばかりで花もまだ半開きの状態になっていた。来週頃からは開花が進んでくることだろう。

 

 中禅寺湖畔の「トウゴクミツバツツジ」と新緑


「中禅寺金谷ホテル」敷地内の「トウゴクミツバツツジ」も満開

 この後初夏に入る頃からは、千手ヶ浜の九輪草をはじめ戦場ヶ原辺りのズミ、レンゲツツジ、ワタスゲ、その他色とりどりの花が次々と咲き続ける。今年は気温の上昇が例年よりも早く、すこし早めに咲き始める花が多いかもしれない。奥日光の一年で最も美しい花風景が楽しめる季節になってきている。

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新緑の「スッカン沢」

2018年05月18日 | 写真

 

 

 

 

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「龍門の滝」5/14

2018年05月18日 | 写真

「龍門の滝」(栃木県那須烏山市):もう10年近く滝撮影を続けているが、なかでもこの滝は特に訪問回数が多い。この春だけでも三度(4月3日、19日、5月14日)撮影に出かけたことになる。滝の幅は65mもあるがその全面に水が流れていることはめったにない。

 前日の5月13日に関東地方は大雨が降り続き、滝の水量が多いことを期待して真夜中に千葉を発ち那須烏山へと車を走らせた。早朝に駐車場に着くと期待通りに激しい水音が聞こえてきた。今回は水しぶきが激しく、対岸へ渡る滝前の丈夫なブロックを並べた通路も水をかぶっていた。長靴と雨合羽を着用し、カメラも完全防水の準備を整え滝下へ向かった。

 

 先ずは対岸の岸辺から撮影を済ませ、滝中央部の正面から撮影することにした。

 

 雨具が役立って滝下まで近づきいろいろな角度で撮影を楽しむことができた。

 

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「ヤマボウシ」(山法師)

2018年05月12日 | 写真

 

 「ヤマボウシ(山法師)」:ミズキ科 ミズキ属の落葉高木。5月上旬頃から6月中・下旬頃まで「ハナミズキ」によく似た白い花を枝葉の上いっぱいに咲かせる。その涼しげな眺めは初夏の頃の蒸し暑さも忘れさせてくれる。このめずらしい名は、中央の丸い花穂を僧侶の坊主頭に、そして白い四枚の花弁(苞葉)を白い頭布に見立て、比叡山延暦寺の「山法師」を思わせることからつけられたという。秋には丸い実が真っ赤に熟す。

 「ハナミズキ(花水木)」と似てはいるが、開花時期は「ヤマボウシ」が約半月ほど遅い。そして花弁のような「苞葉」は先端が細くとがっているが、「ハナミズキ」は丸くなっているところが違っている。

 写真はまだ花弁(苞葉)が開き始めて間もない頃で、この先白い花弁が更に真っ白になって上向きに開き、一ヶ月くらいは爽やかな純白の「ヤマボウシ」を山あいや公園などあちこちで楽しむことができる。

          *花言葉: 「友情」  *6月15日の誕生花

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「ホオ(朴)の花」

2018年05月08日 | 写真

 

(2018.5.7 千葉市都市緑化植物園にて)

「朴の木」:モクレン科 モクレン属の落葉高木。北海道から九州にかけて分布する。樹高は30mにもなる日本の広葉樹の中で最大の樹木。その葉も写真で見えるようにとても大きく、最長50cmもの長さがある。花は上向きに咲き、花弁は8~9枚で、花の真ん中には雄しべと雌しべが一つに固まった赤みを帯びたものが見える。花期は5~6月で、俳句では「朴の花」は夏の季語になっている。

 大きな葉は信州の郷土料理「朴葉焼き」に使われ、朴の葉に包んで焼かれた肉などがおいしい。信州の人気が高い土産物に「朴葉味噌」があることもよく知られている。また大きな葉は昔から食べ物を盛る器としても用いられてきた。さらに朴の木の材質は良質で、寄木細工、彫刻、下駄の歯、家具などに多く使われている。

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「踊子草」と「口紅紫蘭」

2018年05月06日 | 写真

 

「オドリコソウ(踊子草)」:シソ科 オドリコソウ属の多年草。葉はシソの葉とそっくりで草丈も変わらず、花が咲いていなければシソと見分けるのは難しい。花の色は白とピンクがある。その名は笠をかぶった踊り子が輪になってしゃんしゃんと手を合わせているかのように見えることからつけられた。自然界の造形の豊かさにはただただ驚くばかりである。この花が咲いている場所を覚えると、毎年同じ時期にその場所へ花を見に行くのが楽しみになる。

 千葉市中央区の都市緑化植物園内の草地で毎年撮影を続けてきたが、今年はどういうわけか姿を見ることができなかった。幸いにも先日(4/30)佐倉市の佐倉城址公園内散策路脇で群生しているのを偶然に見つけて今年もまた写真を残すことができた。来年もその二ヶ所のどちらかでこの花を楽しめると期待している。

 

 

「クチベニシラン(口紅紫蘭)」:ラン科 シラン属の多年草。本州、四国、九州に分布する。花期は4~5月。同じ仲間でよく見かける紫色の「シラン(紫蘭)」とは違い、花の色が白く、その名のように先端がほんのり桃色で口紅のように見える。他の同じ仲間では花の色が真っ白な「シロバナシラン(白花紫蘭)」がある。

                           (2018.4.30 佐倉市「くらしの植物苑」内にて撮影)

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「シロツメクサ」の花

2018年05月06日 | 写真

                         (*背景の青い色は池畔の「カキツバタ」の花*)

  「シロツメクサ」(白詰草):マメ科 シャジクソウ属の多年草。開花期は4~8月。別名「クローバー」。

花の色が白の種が「シロツメクサ」で紫色の種は「ムラサキツメクサ」。ヨーロッパ原産で江戸時代に日本に渡来した。アイルランドの国花。牧草として広く使われている。「ツメクサ」の名の由来は、江戸時代にオランダからガラス製品や医療器具を輸入する際に緩衝材として箱の中に詰め込まれたことからといわれる。

 普通は葉が三枚だがまれに四枚のものが見つかることがある。「四つ葉のクローバー」は珍しく、子どもの頃には公園の草地などで夢中で探し出して書物に栞のように挟み込んだりなどした思い出がよみがえる。

             *花言葉: 「私を思って」「約束」「幸運」など。

  

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めずらしい「ロウバイ」(蝋梅)

2018年05月01日 | 写真

2018.4.30 千葉県佐倉市「くらしの植物苑」にて

「クロバナロウバイ(黒花蝋梅)」:ロウバイ科 クロバナロウバイ属の落葉低木で北アメリカ原産。樹高は1~2mで花期は5~6月。

チョコレート色の花が特色で強い芳香があり、蒸留された精油は香水の原料として使用されている。病害虫の発生がほとんどなく育てやすい花木といわれる。 *花言葉:「深い慈愛」「同情」

 年末年始の真冬に黄色い透き通った花を咲かせる一般的な「ロウバイ」は、ロウバイ科 ロウバイ属の落葉低木で中国原産。これも育てやすい花木で庭木などに多用されている。

 

 

 「ナツロウバイ(夏蠟梅)」:ロウバイ科 ナツロウバイ属の落葉低木。樹高は1~3mで中国原産。

真冬に咲く「ロウバイ」に対して5~6月に咲くことから「夏蠟梅」と名づけられた。

花の色は白っぽくて淡いピンク色を帯びている。

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