たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*
旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

赤川渓谷の流れ

2018年06月30日 | 写真

赤川渓谷「上滝」 2018.6.27 撮影

 

 「赤川渓谷」:栃木県那須塩原市奥塩原「元湯」温泉から渓流沿いを歩く赤川渓谷線歩道は、夏場の森林浴、深秋の紅葉風景を楽しむハイキングコースとして知られている。小さな東屋風の滝見台から眺める緑に包まれた「上滝(かみたき)」は、複雑な形状の岩壁を流れ落ちる水が涼しげでひと休みしたくなる。

 

岩場の合い間を流れる水に木漏れ日が差し込んできらきらと輝いていた。

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幻の滝

2018年06月29日 | 写真

2018.6.27 撮影

 「おしらじの滝」:栃木県矢板市から那須塩原市塩原温泉郷へ通じる県道56号「矢板塩原線」沿いの深い山あいには多くの滝がある。ほとんどは美しい「スッカンブルー」の流れで知られるスッカン沢と桜沢沿いに集中しているが、この「幻の滝」と呼ばれる「おしらじの滝」は、「山の駅たかはら」から塩原方面へしばらく走った位置にある。スッカン沢入り口駐車場よりすこし手前になる。最近きれいに整備された駐車場から急な山道を10分ほど下ると、突然きれいなエメラルドブルーの水をたたえた滝つぼが目に入る。時間的には滝までの下りは短いが、雨の後などは足元が滑りやすく注意を要する。青い滝つぼは巨大な岩石や森林に囲まれ神秘的な雰囲気が漂う。

 この日は一枚目の写真正面の崖上から流れ落ちているはずの滝水は残念なことにまったく見られなかった。ウェブサイトで調べてみると、実は「幻の滝」といわれる理由の一つは、雨の後でないと水が流れていないことが多い滝であること、そして二つ目は、以前から滝マニアやひそかにこの滝を愛する写真家などからするとあまり知られたくないと思う滝であったことからだという。実際に入り口の駐車場や滝入り口のわかりやすい案内標識が整備されたのはごく最近で以前はよくわからず、初めて訪れる人にとってはわかりにくかったといえる。

 

  昔はこの神秘的な青い滝つぼの中で雨乞いの儀式が行われていたことから「雨乞いの滝」の別名もある。「おしらじの滝」の名は、「おしらじ」が「丸い」を意味することばであったことからだという。

 

 最近では近くの「スッカン沢」を訪れる人は必ずといっていいほどこの滝にも立ち寄るといわれるほどよく知られるようになってきた。実はスッカン沢はこれまで何度も歩いている自分自身も、この滝つぼを見たのは今回が初めてだった。これからはこの辺りを走る時には必ず立ち寄って、きれいな白い水が流れ落ちる「おしらじの滝」をぜひ撮影したいと思う。

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鵜原理想郷

2018年06月24日 | 写真

 

 

2018.6.22 撮影

 「鵜原理想郷」:千葉県勝浦市鵜原理想郷ハイキングコースを歩いた。太平洋の荒波に侵食されたリアス式海岸の断崖絶壁が連なる千葉県随一といわれる絶景に圧倒された。掲載した三枚の写真を撮影した位置をはじめ、延長約2kmのコース内の足元はフェンスもなく自然のままで、いたるところでめまいがするほどの高度感に足がすくむ。

 この季節には断崖のいたるところにヤマユリが咲いているという情報を得てそれを楽しみにして出かけたのだが、結局ほんのわずかしか咲いていなかった。もうすこし早く出かけたほうがよかったのかもしれないが、断崖風景の中にヤマユリを入れて撮影できる場所はどこにもなかった。

 だがその代わり一枚目の位置では、なんと断崖の頂上の足元に紫陽花が咲いていた。この場所ではゆっくり時間をかけて撮影を楽しむことができた。その折にたまたま断崖上の草刈り作業中の人たちと立ち話をすることができた。

 聞くところによると、ヤマユリは盗掘被害などによって激減し、2013年からは「ヤマユリの会」をはじめ地元の人たちによる保護活動が続けられているという。以前はかなり離れた船の上からも断崖に咲くヤマユリが白く見えるほど群生していたということだ。コース内は自然のままでトイレと休憩舎のベンチのほかは出店も何もない。夜間は人目がまったくなくこのようなことになっているということはほんとうに情けないことだと思う。また一つ困ったことに、近年房総でも繁殖を続けているシカ科の外来動物「キョン」による野菜や植物などへの被害も多くなり、各地でその対策が検討されているという。

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雨宿り

2018年06月24日 | 写真

 

 降りしきる雨の中で紫陽花の撮影をしている最中に、これまで一度も見たことがない小さな昆虫が装飾花の花弁の下に止まっているのが目に入った。なかなか翔の色あいと模様がおしゃれで、そっと近づいて一枚撮影しておいた。

 帰宅後ずっと昆虫図鑑で探しているがまだみつからない。たぶん蛾の仲間ではないかと思いそのページを開くと、とても種類が多い。翔の模様もびっくりするほど多種多様でおもしろい。

 だがどうしても同じ色合いと模様の蛾はみつからない。わからないことがあると眠れないので、今夜もまた探してみたいと思う。

 [追記]:コアジサイさんからのコメントでこの蛾が「サラサリンガ」だとわかりました。ネット検索で確認してみるとまさにぴったりですっきりしました。コアジサイさん、どうもありがとうございました。


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霧の大沼園地

2018年06月21日 | 写真

 

 

 

 

「大沼園地」:国内には「大沼」と名のつく沼や湿地帯は数多くあるが、栃木県那須塩原市奥塩原山間の「大沼園地」一帯は昭和33年に国内第一号で指定された「自然研究路」で、四季を通じて手つかずの自然景観が楽しめる森林コースとして人気がある。中でも大沼は天然記念物の「モリアオガエル」の生息地としてよく知られている。また4月下旬頃からは水芭蕉も咲く。周辺の森林は秋になると塩原でいちばん遅く紅葉が見頃となり多くの人が訪れる。

 大沼からは標高1184mの「新湯富士」がすぐ近くに見える。トロイデ型の山がヨシの生い茂る沼の彼方にそびえている。大沼の森は「日本森林浴百選」にも選定されている日光国立公園の観光スポットである。

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ひとやすみ

2018年06月18日 | 写真

 

大阪の地震災害お見舞い申し上げます。

 

 なにかと疲れがたまる季節です。すこしゆっくりペースで過ごします。

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「ネムノキ」の花

2018年06月16日 | 写真

 

2018.6.15 撮影(雨)

 

 「ネムノキ」(合歓の木):マメ科 ネムノキ属の落葉樹で高さは6~15m。花期は6~7月。東北地方以南に生育する。花はとてもめずらしい形で、長く伸びた多数の糸状の雄しべが花の形を作っている。ネムノキは「就眠運動」により夜になるとゆっくり葉を閉じる。同じマメ科の「オジギソウ」は葉に触れるなどの刺激により葉を閉じて垂れ下がる。

 地方によっていろいろな呼び名があり、京都では「眠りの木(ねふりのき)」、大分・宮崎では「眠り子」、宮城・山形では「眠た木(ねむたぎ・ねぶたぎ)」などと呼ばれている。

        ***花言葉:「歓喜」「胸のときめき」

        ***7月15日、7月21日、8月17日 の誕生花

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「コアジサイ」の咲く頃

2018年06月15日 | 写真

2018.6.11(雨) 栃木県那須塩原市塩原温泉郷「小太郎ヶ淵」にて

 

2018.6.1(晴) 栃木県塩谷郡塩谷町「尚仁沢湧水群」登山道にて

 

 「コアジサイ」(小紫陽花):ユキノシタ科 アジサイ属の落葉低木で樹高は1~1.5m。別名「シバアジサイ」。日本固有種で本州の関東以西、四国、九州に分布する。山間部の明るい林の中や縁に群生しているのをよくみかける。

 花期は6~7月で、径5cmほどの花序を枝先につける。樹高も花房も控えめで、他のアジサイのような装飾花もない。花の色は写真のような淡い青紫色が多いが白花もある。思い切り目を近づけて見ると小さな小さな五弁花がたくさん集まって咲いている。またこの花だけはアジサイ属のなかでただ一種よい香りがする。

 山あいの滝道の脇にこのさわやかな花色のコアジサイを見かけると、思わず立ち止まり心地よいひと休みの時間を過ごすことができる。

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「白滝」(栃木県)

2018年06月14日 | 写真

2018.6.12 撮影 

 

 「白滝」:栃木県鬼怒川温泉郷と塩原温泉郷を結ぶ延長28.5kmの「日塩有料道路」通称「日塩もみじライン」は、その名のとおり北関東で紅葉の美しい山岳道路としてよく知られている。沿線にはスキー場やゴルフ場もあり、四季を通じてにぎわう。日光いろは坂の48の急カーブよりすこし少ないだけの45ヵ所のコーナーを走り抜けながら絶景を楽しむことができる。

 ちょうど中間点に「峠の茶屋」があり、美味しい蕎麦をいただきながら窓の外に見える滝を眺めることもできる。この日は店は閉まっていたが、台風5号が関東の沖合いを通過している最中で、時折激しい雨が降る悪天候が続いていた。何度も撮影したことがある滝だが、周りの林の緑もきれいで奥から霧も下りてきてこれまでになく美しく目に映った。

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九輪草

2018年06月07日 | 写真

2018.5 29 撮影(栃木県奥日光中禅寺湖菖蒲ヶ浜にて)

 

 「九輪草」:サクラソウ科 サクラソウ属の多年草。日本原産で北海道、本州、四国に分布する。山地の湿地帯に自生する。草丈は30~90cm。4月から6月にかけてピンク、白、赤、赤紫の花が茎の下から上へ次々に咲き続ける。その幾段にもなった姿が、お寺の塔などの頂上の飾り「九輪」を思わせることからこの名がつけられた。

 関東では特に奥日光中禅寺湖菖蒲ヶ浜の草地や水辺の大群生地がよく知られていて、この季節には多くの観光客や写真愛好家が押し寄せ、赤沼車庫から小田代ヶ原、菖蒲ヶ浜行きの無公害バス乗り場には長い列ができる。例年5月下旬頃から6月中旬にかけて見頃を迎える。この日は一部を除いてはまだ2分咲き程度で、それから一週間過ぎた今頃は盛りに近づいていることだろう。

            *花言葉:「幸福を重ねる」「物思い」など。

            *3月10日、4月10日、6月13日の誕生花

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ズミの花咲く頃

2018年06月05日 | 写真

2018.5.28 撮影(奥日光戦場ヶ原にて)

 「ズミ(酢実)」:バラ科 リンゴ属の落葉小高木。別名「コリンゴ(小林檎)」「コナシ(小梨)」。樹高は2~10m。花期は4~6月。 北海道から九州にかけて分布する。日当たりのよい山地の林縁に群生する。奥日光では5月下旬頃から6月上旬にかけて戦場ヶ原一帯や小田代ヶ原、光徳牧場周辺などがズミの白い花で埋まる。秋の紅葉、赤い実も美しい。

 写真のように可憐なつぼみは赤く、花が開き始めると徐々にピンク色になりやがて満開になると純白の花びらになる。  遠くから見るとまだほとんどつぼみで花が開いていない木は赤茶色に見える。

 

 

戦場ヶ原の長い木道をかなり奥の青木橋辺りまで歩いていくとほぼ満開のズミが木道を覆っていた。

 

青木橋は最近架け替えられたばかりで真新しくなっていた。

 

戦場ヶ原を流れる湯川沿いにもズミの木が途切れなく並んでいる。

朽木の横たわる流れを包み込むようなズミの白い花と新緑が美しい。 

 

左端のズミの木はまだつぼみが多くて赤茶色に見える。他はほぼ満開に近づいている。

 

小田代ヶ原には背丈の低いズミの木が群生している。

「貴婦人」と呼ばれ親しまれている一本の白樺もズミの花に囲まれていた。 

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新緑の奥日光

2018年06月03日 | 写真

2018.5.30 撮影

 5月も下旬になると奥日光「竜頭の滝」周辺は新緑が美しい。200mを超える滝の流域両岸に咲き乱れる「トウゴクミツバツツジ」はすでに盛りを過ぎて、その色彩はすっかり目立たなくなっていた。代わりに竜頭之茶屋の周辺や滝の側道脇の「ヤマツツジ」のオレンジ色が鮮やかに目に映った。

 

 

 

 「竜頭之茶屋」前の小さな石仏。訪れるたびにこの優しい微笑みに魅せられている。

高さはほんの20cmほどで気付かない人も多い。

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