高処から眺めよ(アウレーリウス・自省録より) 下から眺める(柳屋小三冶)

物事を見るときには、余裕がほしいのですが難しいものです。状況が悪い時は、もっと下から眺めれば、いいのかも。

たわごと1492

2010-09-11 09:27:08 | Weblog

 きのう、来てくれた会社は、音声認識もやっている会社で、ノイズが多くても、認識率が高いものを、作っているようです。話の中で、いろいろ実験をすると、人間の耳のすばらしいところを、再認識するそうです。ノイズも、実際のノイズの音は、大きく聞こえるはずなのですが、前処理として、ノイズのレベルを下げて、例えば人の声を強調して、聞こえているようにしているようです。ノイズが少ないところでも、通常、エコーがあって、車内など、認識装置では認識しにくい場所が多いようです。それも、耳は、エコーキャンセラーが働いて、認識時には、エコー分は聞こえないように、しているようです。(ここでのエコーは、山彦みたいな、遅れが長いものではなくて遅れが短いエコーです。)コウモリの耳は、超音波ですが発した音の反射で、障害物までの距離を測れるそうですが、エコーキャンセラーが無ければ出来るので、人間の耳のほうが、その意味では、高級なのかも知れません。コンサートホールなどでは、いろいろな所からの反射音がエコーとして、聞こえるのですが、一番大きな反射音だけが、聞こえているようです。もしかすると、耳のエコーキャンセラーもおかしなところがあって、音が変わってしまっているのかも知れませんが。
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